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希求と幻惑
揺らめきと逡巡ときどき閃き
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静寂が待合いを包む。キルロの口からふと零れた言葉をどう捕らえるべきか、一同が逡巡する。
マッシュとタントは冷静に受け止め、シルは深く思考していた。
小首を傾げる者、怪訝な表情を浮かべる者、様々な反応を見せていく。
『学者』というキーワードは出ていた。
勇者に近い存在、頭脳明晰というプロファイルもしていた。
その名が出ることに不自然さはない。
ただ、その言葉が自然に口をついたことに、少しばかり自分自身が困惑していた。
「もちろん、真っ先に疑ったが、おかしい所はなかったぞ」
「同じくだ」
タントとマッシュがその可能性について言及した。やはり真っ先に疑いの対象となるのは至極当然という事。
キルロが熟考する、珍しく黙って深く逡巡する。
ランプの灯りが照らすその横顔は真剣そのものだった。
「なんでだろ? 自分でも分からないんだよ。状況を積み上げてって訳じゃなくて反射的に口をついた。何か引っ掛かりがあるのかな⋯⋯⋯⋯?」
「どういうことだ??」
的を射ないキルロに言葉にタントが疑問を呈する。
静まり返る待合いの視線を一手に集めていることに気がつくと、キルロは気まずそうに眦を掻いた。
「団長のアッシモと話しはした。いろいろ教えてくれて、怪しい所は見えなかった⋯⋯」
「見えなかったが感じたってことか」
マッシュの言葉に再び逡巡する。
感じた⋯⋯。
「そういえば、アッシモと話しをしている時、反勇者の話をしなかったんだ。そうだ、なんとなくしなかったんだ。なんか感じたのかなぁ⋯⋯?」
「まぁ、そうだろうな。おまえさんが感じたってことは【アウルカウケウスレギオ(金の靴)】を洗い直す価値はあるってことだ」
「え? そんだけでか? 一度は調べたんだろう?」
「ハハハ、もっと自分の感に自信持っていいぞ。調べるにしても今回はオーカ側から繋がりがないかアプローチを変えて探ってみよう。タントが言うように今回の動きで、さらに焦ってくれているならボロが出るかもしれん」
その様子に背もたれから体を起こしヨークが手を挙げた。
「オレは顔が割れちまっているんで潜れないが、オーカの拠点はまだバレていないはずだ。別の人間が行けないかネスタさんに報告がてら相談してみるよ」
「助かる、ヨークも引き続き手伝って貰えるか?」
「もちろん。乗り掛かった舟だ、見届けさせろよ」
「怪しいが決めてかかるのは危険だ。選択肢がひとつ増えたと考えて進めようか」
マッシュとヨークが頷き合う。
今後の展開をマッシュが手際よく進めて行く様に自分の“感”だけでトントンと進めていいものなのか不安が過る。その様子に気が付いたマッシュが嘆息した。
「煮え切らない顔しているぞ」
「いやぁ、なんか、感と言うかポロっと口走った言葉で、こんなに進めていいのかちょっと不安で」
「なんだ、そんな事気にしていたのか。なぁ、ここには勇者とは無関係のヤクロウや小人族、マナルなんかもいるのにまるで気にせず重要事項を話している。おまえさんの感ってやつが無意識にここにいる皆を信用しているってことだ。逆にアッシモはあんだけ話したのに最後の最後で線を引いた。無意識のうちに自分にブレーキをかけたんだ。もっと自分の感ってやつを信用してやれよ」
「う~ん、まぁ、マッシュがそこまで言うならマッシュの言葉を信用するよ」
マッシュに苦笑いを浮かべて、ふとシルに目を向ける。
ランプの揺らめきが照らす美しい横顔が、何かを思い詰めているように映し出す。
逡巡する姿に思わず問いかけた。
「シル、どうした?」
「うん? いや、【アウルカウケウス】なのかな? って思って⋯⋯」
その煮え切れない姿が珍しい。
何か引っかかる物言いだ。
【アウルカウケウス】はあくまでも可能性のひとつでしかない。シルたちが追っているヤツらとは繋がらないってことなのか。
「シルたちが追っているヤツらに【アウルカウケウス】は該当しないって感じ?」
「話を聞いていると限りなく【アウルカウケウス】はクロなのだけど、私たちが追ってヤツらはもっとこう思想的な印象を受けるのよね」
「【アウルカウケウス】はシルが追っているヤツらより俗っぽい?」
「そうそう、そうなのよ。でも、話を聞くとやっぱり【アウルカウケウス】はクロっぽいし⋯⋯」
宙を仰いでいたハルヲが何かに閃いた。
シルの方を向き真剣な表情を見せる。
「オーカと繋がっているヤツとシルが追っているヤツは別ってことはないの? 反勇者と呼ばれるヤツらが【アウルカウケウス】ひとつだと決まったわけではないでしょう? 【アウルカウケウス】だって違う可能性もあるわけだし」
「だな、そうなるといろいろ厄介だが、ひとつだと決まったわけではない。シルは引き続き今までの流れで探って貰っていいか?」
ハルヲとマッシュにシルはひとつうなずく。
オーカの流れとシルの流れ、交わる所はあるのか別のルートなのか。
「でも、【アウルカウケウス】が反勇者だったらイヤね。同じ調教師としてあそこで流した涙、全てが嘘っぽくなるわ」
ポツリとハルヲが呟き窓の外に視線を向けた。
あの熊には助けて貰ったものな。
あの時のことが頭を過った。
「しかし、三本の指に入るでかいソシエタスが関わっていたら、いろいろとひっくり返るよな」
キルロの一言にタントが小首を傾げる。
「でかいはでかいが、三本の指には入らないぞ」
「え? そんなことないだろう? 【イリスアーラレギオ(虹の翼)】、【ノクスニンファレギオ(夜の妖精)】、それで【アウルカウケウスレギオ】だろう?」
タントが首を横に振る。
「違うぞ。今度の更新発表で一番デカいのはここ【スミテマアルバレギオ】だ」
「「「「ええええええええええっーーーーーーーーー!!!」」」」
キルロを筆頭に【スミテマアルバ】のメンバー全員がひっくり返らんばかりにのけぞった。
「そんなバカな話あるか! 6人しかいない弱小ソシエタスだぞ、有り得ないぞ」
「あ!!」
「なんだ、ハルヲ?!」
「資産が大きいからよ! ヴィトーロインメディシナを傘下に持ち、自治領アルバの領主。それだけで莫大な資産を抱えるソシエタスになったのよ」
ハルヲの言葉に全員が納得のため息をつき、キルロは頭を抱えた。
目立ちたくなかったのに。
「あらぁ、凄いじゃない。最大のソシエタス団長なんて!」
シルがまた抱き着こうとするのをカイナとフェインがブロックした。
口を尖らし、シルがふたりを睨む。
「多分、昨日か今日あたりギルドでの更新発表だからざわついているかもね」
タントが他人事とばかり肩をすくめた。
静かになるまでしばらくの間はギルドに行かないでおこう。
「そういえば、募集ってまだ貼ったままか?」
「そうだけど」
キルロの答えにマッシュが渋い顔を見せた。
なんかまずい?
ハルヲも顔を押さえて嘆いている。
「なに? なんかまずい??」
「えらいことになるかも」
「なにが!???」
「入団希望者よ」
「そうなの?!」
ハルヲはさらに苦悩の表情を見せる。キルロがこの調子だと負担は全部こっちにきそうだ。
ただ、今から新しい団員を増やすというのがピンとこない。
少数精鋭で今まできて、いきなり大きくした所で破綻するのは目に見えている。
身の丈にあった運営でいけば大丈夫と気楽に考えている顔をキルロが見せ、ハルヲとマッシュが不安な顔をのぞかせていた。
「おい、更新発表見たか? 【スミテマアルバ】ってどこから出てきた?」
「なんでも団員募集しているらしいぞ」
「どうせヤバイことでもやってんだろう?」
ソシエタスの更新発表の掲示板の前では一位となった【スミテマアルバレギオ】の話題で持ち切りだ。
ここ何年もの間トップ5は不動だった為、この掲示板に人だかりが出来るのなんて数年ぶりのこと。
口々にあることないこと好き勝手に話し、人のざわつきが終わりを見せなかった。
馬に乗った女性がおぼつかない足取りで杖をつきながらざわつく人の波へと入っていく。
頭から法衣のフードを被り顔は見えない。
掲示板を確認してざわつきへと耳を傾ける。
「そっか、募集しているのね」
誰に言うまでもなく呟きその場を後にした。
マッシュとタントは冷静に受け止め、シルは深く思考していた。
小首を傾げる者、怪訝な表情を浮かべる者、様々な反応を見せていく。
『学者』というキーワードは出ていた。
勇者に近い存在、頭脳明晰というプロファイルもしていた。
その名が出ることに不自然さはない。
ただ、その言葉が自然に口をついたことに、少しばかり自分自身が困惑していた。
「もちろん、真っ先に疑ったが、おかしい所はなかったぞ」
「同じくだ」
タントとマッシュがその可能性について言及した。やはり真っ先に疑いの対象となるのは至極当然という事。
キルロが熟考する、珍しく黙って深く逡巡する。
ランプの灯りが照らすその横顔は真剣そのものだった。
「なんでだろ? 自分でも分からないんだよ。状況を積み上げてって訳じゃなくて反射的に口をついた。何か引っ掛かりがあるのかな⋯⋯⋯⋯?」
「どういうことだ??」
的を射ないキルロに言葉にタントが疑問を呈する。
静まり返る待合いの視線を一手に集めていることに気がつくと、キルロは気まずそうに眦を掻いた。
「団長のアッシモと話しはした。いろいろ教えてくれて、怪しい所は見えなかった⋯⋯」
「見えなかったが感じたってことか」
マッシュの言葉に再び逡巡する。
感じた⋯⋯。
「そういえば、アッシモと話しをしている時、反勇者の話をしなかったんだ。そうだ、なんとなくしなかったんだ。なんか感じたのかなぁ⋯⋯?」
「まぁ、そうだろうな。おまえさんが感じたってことは【アウルカウケウスレギオ(金の靴)】を洗い直す価値はあるってことだ」
「え? そんだけでか? 一度は調べたんだろう?」
「ハハハ、もっと自分の感に自信持っていいぞ。調べるにしても今回はオーカ側から繋がりがないかアプローチを変えて探ってみよう。タントが言うように今回の動きで、さらに焦ってくれているならボロが出るかもしれん」
その様子に背もたれから体を起こしヨークが手を挙げた。
「オレは顔が割れちまっているんで潜れないが、オーカの拠点はまだバレていないはずだ。別の人間が行けないかネスタさんに報告がてら相談してみるよ」
「助かる、ヨークも引き続き手伝って貰えるか?」
「もちろん。乗り掛かった舟だ、見届けさせろよ」
「怪しいが決めてかかるのは危険だ。選択肢がひとつ増えたと考えて進めようか」
マッシュとヨークが頷き合う。
今後の展開をマッシュが手際よく進めて行く様に自分の“感”だけでトントンと進めていいものなのか不安が過る。その様子に気が付いたマッシュが嘆息した。
「煮え切らない顔しているぞ」
「いやぁ、なんか、感と言うかポロっと口走った言葉で、こんなに進めていいのかちょっと不安で」
「なんだ、そんな事気にしていたのか。なぁ、ここには勇者とは無関係のヤクロウや小人族、マナルなんかもいるのにまるで気にせず重要事項を話している。おまえさんの感ってやつが無意識にここにいる皆を信用しているってことだ。逆にアッシモはあんだけ話したのに最後の最後で線を引いた。無意識のうちに自分にブレーキをかけたんだ。もっと自分の感ってやつを信用してやれよ」
「う~ん、まぁ、マッシュがそこまで言うならマッシュの言葉を信用するよ」
マッシュに苦笑いを浮かべて、ふとシルに目を向ける。
ランプの揺らめきが照らす美しい横顔が、何かを思い詰めているように映し出す。
逡巡する姿に思わず問いかけた。
「シル、どうした?」
「うん? いや、【アウルカウケウス】なのかな? って思って⋯⋯」
その煮え切れない姿が珍しい。
何か引っかかる物言いだ。
【アウルカウケウス】はあくまでも可能性のひとつでしかない。シルたちが追っているヤツらとは繋がらないってことなのか。
「シルたちが追っているヤツらに【アウルカウケウス】は該当しないって感じ?」
「話を聞いていると限りなく【アウルカウケウス】はクロなのだけど、私たちが追ってヤツらはもっとこう思想的な印象を受けるのよね」
「【アウルカウケウス】はシルが追っているヤツらより俗っぽい?」
「そうそう、そうなのよ。でも、話を聞くとやっぱり【アウルカウケウス】はクロっぽいし⋯⋯」
宙を仰いでいたハルヲが何かに閃いた。
シルの方を向き真剣な表情を見せる。
「オーカと繋がっているヤツとシルが追っているヤツは別ってことはないの? 反勇者と呼ばれるヤツらが【アウルカウケウス】ひとつだと決まったわけではないでしょう? 【アウルカウケウス】だって違う可能性もあるわけだし」
「だな、そうなるといろいろ厄介だが、ひとつだと決まったわけではない。シルは引き続き今までの流れで探って貰っていいか?」
ハルヲとマッシュにシルはひとつうなずく。
オーカの流れとシルの流れ、交わる所はあるのか別のルートなのか。
「でも、【アウルカウケウス】が反勇者だったらイヤね。同じ調教師としてあそこで流した涙、全てが嘘っぽくなるわ」
ポツリとハルヲが呟き窓の外に視線を向けた。
あの熊には助けて貰ったものな。
あの時のことが頭を過った。
「しかし、三本の指に入るでかいソシエタスが関わっていたら、いろいろとひっくり返るよな」
キルロの一言にタントが小首を傾げる。
「でかいはでかいが、三本の指には入らないぞ」
「え? そんなことないだろう? 【イリスアーラレギオ(虹の翼)】、【ノクスニンファレギオ(夜の妖精)】、それで【アウルカウケウスレギオ】だろう?」
タントが首を横に振る。
「違うぞ。今度の更新発表で一番デカいのはここ【スミテマアルバレギオ】だ」
「「「「ええええええええええっーーーーーーーーー!!!」」」」
キルロを筆頭に【スミテマアルバ】のメンバー全員がひっくり返らんばかりにのけぞった。
「そんなバカな話あるか! 6人しかいない弱小ソシエタスだぞ、有り得ないぞ」
「あ!!」
「なんだ、ハルヲ?!」
「資産が大きいからよ! ヴィトーロインメディシナを傘下に持ち、自治領アルバの領主。それだけで莫大な資産を抱えるソシエタスになったのよ」
ハルヲの言葉に全員が納得のため息をつき、キルロは頭を抱えた。
目立ちたくなかったのに。
「あらぁ、凄いじゃない。最大のソシエタス団長なんて!」
シルがまた抱き着こうとするのをカイナとフェインがブロックした。
口を尖らし、シルがふたりを睨む。
「多分、昨日か今日あたりギルドでの更新発表だからざわついているかもね」
タントが他人事とばかり肩をすくめた。
静かになるまでしばらくの間はギルドに行かないでおこう。
「そういえば、募集ってまだ貼ったままか?」
「そうだけど」
キルロの答えにマッシュが渋い顔を見せた。
なんかまずい?
ハルヲも顔を押さえて嘆いている。
「なに? なんかまずい??」
「えらいことになるかも」
「なにが!???」
「入団希望者よ」
「そうなの?!」
ハルヲはさらに苦悩の表情を見せる。キルロがこの調子だと負担は全部こっちにきそうだ。
ただ、今から新しい団員を増やすというのがピンとこない。
少数精鋭で今まできて、いきなり大きくした所で破綻するのは目に見えている。
身の丈にあった運営でいけば大丈夫と気楽に考えている顔をキルロが見せ、ハルヲとマッシュが不安な顔をのぞかせていた。
「おい、更新発表見たか? 【スミテマアルバ】ってどこから出てきた?」
「なんでも団員募集しているらしいぞ」
「どうせヤバイことでもやってんだろう?」
ソシエタスの更新発表の掲示板の前では一位となった【スミテマアルバレギオ】の話題で持ち切りだ。
ここ何年もの間トップ5は不動だった為、この掲示板に人だかりが出来るのなんて数年ぶりのこと。
口々にあることないこと好き勝手に話し、人のざわつきが終わりを見せなかった。
馬に乗った女性がおぼつかない足取りで杖をつきながらざわつく人の波へと入っていく。
頭から法衣のフードを被り顔は見えない。
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