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終焉と始まり
遁走
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黒ずくめの猫人と配下の部隊がにじり寄る。
燃える馬車を背にして黒猫を筆頭とする部隊が前面を埋め尽くしていた。
黒猫がニヤニヤと笑い勝利を確信しているのか、手にしたナイフを弄んでいる。
「いやぁ、しかし参ったね。馬車を焼かれちまうとは。結構な額したんだよ、これ」
燃える馬車を横目にマッシュは軽い口調で嘆いてみせた。
その口元には笑みを浮かべ、マッシュはおもむろに眼鏡を外すと黒猫を蔑んだ。
「強がるな、強がるな。参りましたって尻尾巻いて逃げればいい。もう詰んでいるけどな。大体、馬車がなかったらどうも出来まい」
黒猫がほくそ笑む。
炎の揺らめきに合わせて黒猫の影も揺れる。
後ろのほうではバチバチと炎の爆ぜる音が鳴り止まない。
「⋯⋯ユラ」
マッシュは俯きその名を囁いた。
ユラは視線を落とすと口元を静かに動かしていく。
黒猫とその配下がふたりににじり寄る。
剣やナイフを握りしめ、じわりと距離を詰めて来た。
黒猫が左手を軽くあげると配下たちが一斉に飛び込む。
笑みを浮かべていたマッシュが、口元をきつく結んだ。
ユラは素早く後ろに跳ね、マッシュは粉がぎっしりと詰まった頭陀袋にナイフを突き立てていく。
ヒューマン、獣人たちがマッシュに向けて容赦のない刃を向ける。
右に左に振り下ろされる刃を手にした頭陀袋を振り回し、盾とした。
次々に裂け目が作られる頭陀袋から白い粉が噴き出される。
「ぶはっ! なんだこれ」
得体の知れない白い粉が辺りに立ち込め、黒猫たちが顔をしかめていく。
マッシュは、破れたいくつもの袋を乱暴に振り回すと辺り一面に白い粉が舞い上がり、黒猫たちと二人の間に真っ白な壁が出来上がった。
「おいおい。目くらましのつもりかよ」
黒猫の声など聞く耳など持たない。
二人は馬車の炎を突っ切り後ろへと駆けていく。
耐火仕様とは団長もいい仕事をする、マッシュは胸に手をあて軽装備を撫でた。
「【炎】」
ユラが詠うと手の平から炎が噴き出す。
馬車の炎を突き抜け真っ直ぐに真っ赤な炎の線を描く。
「見え見えだ」
黒猫が横に跳ねる。
ユラの炎は目的を失い消失していった。
黒猫は口角を上げる。
?? 一瞬、黒猫は違和感を持った。
チリっと空気が震える。
その瞬間、黒猫の目が見開いた。
爆音を伴い辺りが吹き飛んでいく。
四肢が千切れる者、焼きただれる者、一瞬で壊滅状態に追い込んだ。
黒猫の足はあらぬ方向へと曲がり痛みと悔しさで顔を歪めた。
「クソったれ!!」
猫の遠吠えが燃え盛る炎の音に混じり微かに届いた。
「いててて⋯⋯すげえな」
「いやぁ、さすがにここまでとは思わなかったよ」
想像以上の爆発に二人の体も宙に舞った。
体をさすりながら後ろを振り返る。
追ってくる様子はないか。
「火薬混ぜすぎたな」
「そうだぞ、パンの粉ももったいねぇ」
「余裕なかったんだ、許せ」
マッシュはユラに笑顔を見せた。
さて、『本当』の合流地点目指すか。
ふたつの影が暗い森に吸い込まれていった。
小人族たちの荒い息づかいが響く。
小さな手足で必死に歩みを急いでいた。
タントが手を差し伸べ、カズナは背中を押す。
追手は大丈夫だ、焦ることはない。
カズナは後ろを振り返り暗闇に目を凝らす。
月明かりだけを頼りに進むのは、夜目の利かない小人族たちにとって神経をすり減らす行為に違いない。
「もう少しだよ。頑張って」
タントが声を掛けていく。
ずるずると重い足を引きずり続け、街道へと抜けた。
森を真っ直ぐ抜けオーカから離れると、アルバへ続く街道をひたすらに進む。
タントとカズナが左右を見渡し注意を怠らない。
夜の深い時間に大きな集団がひとつの生き物のように蠢く。
道の先に手招きする姿を獣人の視界が捕らえた。
三つ編みの大柄なヒューマンと小さなハーフが大きく手を振っていた。
「さぁ、着いたよ」
疲れ果てた小人族たちに手を差し伸べ、次々に馬車へと乗り込んでいく。
初めて見る小人族たちにフェインとハルヲは驚きを隠さなかった。
「みんな、お疲れ様。もう大丈夫よ」
ハルヲが声を掛け、水を手渡していった。
一口含んだ水と安堵も一緒に飲み込んでいく。
弛緩した空気が流れ、いち早く眠りに落ちる者もいた。
「待たせたか?」
「待ってないわよ。いいタイミングね」
マッシュとユラも合流を果たす。
小人族たちの安堵した表情にマッシュも人心地着いた。
「しかし、びっくりしたわよ。急いで馬車準備しろって、フェインが飛び込んできた時は焦りまくったわ」
「フェインが外で待機してくれて助かったよ」
「フフンですね」
フェインは両手を腰にあて胸を張る。
結局、着いていくと粘りに粘ったフェインを外での待機役として帯同させていた。
「ヘッグ(アックスピーク)のおかげでもあるわね」
今度はハルヲがフェインと一緒に待機していた、ヘッグのスピードがあってこそだと胸を張って見せる。
得意げな笑みを浮かべフェインに視線を送ると、ムムっとフェインは少し膨れてみせた。
その姿にマッシュは笑顔を見せる。
周りを見渡すと見当たらない顔があるのに気がついた。
「ヨークたちは?」
「猫人の人だっけ? まだ見てないわね」
大丈夫か?
一抹の不安が心を過る。
みんなが押し黙り、沈黙が訪れる。
闇夜に紛れていた不安が、また訪れてくる。
「何か聞こえル」
カズナが森に広がる闇を見つめる、全員が静かに抜刀し構えてみせた。
確かに草葉の擦れる音が沈黙を少しずつ崩していく。
「馬?」
カズナの長い耳が微かな蹄の音を拾い、緊張の度合いを一気に高めた。
カズナに引っ張られその場の空気が締まっていく。
「いや、ちょっと待て」
マッシュが暗闇に目を凝らすと後ろ手に手を差し出した。
前に小さな人間を乗せている、子供?
さらに近づくとマッシュはナイフを鞘へ戻した。
「ローハスとヨークだ」
マッシュが手を振ると一気にスピードを上げ近づいた。
「すまん、待たせた」
ヨークの前にはうなだれ、力のないローハスの姿があった。
小人族たちも幌から顔を出してその様子を眺めている。
「ローハス!」
コルカスが声を掛けると辛うじて顔を上げた。
激しい落ち込みを見せるその姿にマッシュたちは顔を見合わせる。
「なんだって落ち込んでいる? そういえばブックスは?」
あるべき顔が見当たらない、マッシュの言葉にヨークは黙って首を横に振った。
そうか、だからか。
下手に声は掛けられない、今はそっとしておこう。
「さぁ! 出発だ」
マッシュの掛け声にハルヲとフェインが手綱を引くと、希望を乗せる馬車の車輪がゆっくりと回り始めた。
「忙しい所悪⋯⋯い⋯⋯ぶはっ! 近い! 近い! 離れろ!」
「そうですよ、シル様! はしたない」
キルロメディシナの待合いでシルと合流した。
中央経由で声を掛けると、すぐに駆け付けてくれた。そこまでは良かったが、待合いに飛び込むなりエルフらしい妖艶な肢体をキルロへと押し付けた。
シルはキルロを抱きかかえながら辺りを見回す。
「ハルはいないわね。良し」
「良し、じゃねえ!」
「アハハハ、相変わらず面白いねぇ」
「カイナ! ユト! これなんとかしてくれ!」
「これとはなんだ! 無礼者!」
「ああ⋯⋯ダメだ⋯⋯⋯」
毎度のパターンにがっくり肩を落とす、優秀なパーティーなのになんだろこれ。
シルは相変わらずキルロを抱きかかえ辺りを警戒していた。
「マッシュもいないわね。良し」
「全員、出払っているよ! 少し落ち着け」
「あら、これから愛の告白を受けようというのに落ち着いていられる? そんなわけないじゃない。ちょっと待ってね、今落ち着けるから。ふぅ~、はいどうぞ!」
シルが早口でまくしたてた。
憂いを帯びた瞳でジッとキルロは見つめられ頬を紅く染める。
「はいどうぞって、なんだよ! 違う、違うぞ、断じて違う」
シルの羽交い締めから逃れようと試みるも、さすがノクスニンファレギオ副団長そうやすやすと逃してはくれない。
連れの一人は相変わらずツンツンしているし、もう一人は腹抱えてずっと笑っているしなんとかしてくれ。
「呼び出しておいて愛の告白以外なにがあるっていうの? もしかして照れ屋さん?」
「ちがーう! 反勇者に繋がるかもしれない証言者が現れた」
シルたち三人の目つきが一気に変わる。今までと打って変わって剣呑な雰囲気を漂わせた。
キルロから離れようとはしないが真剣な眼差しをキルロへと送る。
「愛の告白じゃないのは残念だけど、その次くらいには興味ある告白が聞けそうね」
そう言ってシルは目を細めた。
燃える馬車を背にして黒猫を筆頭とする部隊が前面を埋め尽くしていた。
黒猫がニヤニヤと笑い勝利を確信しているのか、手にしたナイフを弄んでいる。
「いやぁ、しかし参ったね。馬車を焼かれちまうとは。結構な額したんだよ、これ」
燃える馬車を横目にマッシュは軽い口調で嘆いてみせた。
その口元には笑みを浮かべ、マッシュはおもむろに眼鏡を外すと黒猫を蔑んだ。
「強がるな、強がるな。参りましたって尻尾巻いて逃げればいい。もう詰んでいるけどな。大体、馬車がなかったらどうも出来まい」
黒猫がほくそ笑む。
炎の揺らめきに合わせて黒猫の影も揺れる。
後ろのほうではバチバチと炎の爆ぜる音が鳴り止まない。
「⋯⋯ユラ」
マッシュは俯きその名を囁いた。
ユラは視線を落とすと口元を静かに動かしていく。
黒猫とその配下がふたりににじり寄る。
剣やナイフを握りしめ、じわりと距離を詰めて来た。
黒猫が左手を軽くあげると配下たちが一斉に飛び込む。
笑みを浮かべていたマッシュが、口元をきつく結んだ。
ユラは素早く後ろに跳ね、マッシュは粉がぎっしりと詰まった頭陀袋にナイフを突き立てていく。
ヒューマン、獣人たちがマッシュに向けて容赦のない刃を向ける。
右に左に振り下ろされる刃を手にした頭陀袋を振り回し、盾とした。
次々に裂け目が作られる頭陀袋から白い粉が噴き出される。
「ぶはっ! なんだこれ」
得体の知れない白い粉が辺りに立ち込め、黒猫たちが顔をしかめていく。
マッシュは、破れたいくつもの袋を乱暴に振り回すと辺り一面に白い粉が舞い上がり、黒猫たちと二人の間に真っ白な壁が出来上がった。
「おいおい。目くらましのつもりかよ」
黒猫の声など聞く耳など持たない。
二人は馬車の炎を突っ切り後ろへと駆けていく。
耐火仕様とは団長もいい仕事をする、マッシュは胸に手をあて軽装備を撫でた。
「【炎】」
ユラが詠うと手の平から炎が噴き出す。
馬車の炎を突き抜け真っ直ぐに真っ赤な炎の線を描く。
「見え見えだ」
黒猫が横に跳ねる。
ユラの炎は目的を失い消失していった。
黒猫は口角を上げる。
?? 一瞬、黒猫は違和感を持った。
チリっと空気が震える。
その瞬間、黒猫の目が見開いた。
爆音を伴い辺りが吹き飛んでいく。
四肢が千切れる者、焼きただれる者、一瞬で壊滅状態に追い込んだ。
黒猫の足はあらぬ方向へと曲がり痛みと悔しさで顔を歪めた。
「クソったれ!!」
猫の遠吠えが燃え盛る炎の音に混じり微かに届いた。
「いててて⋯⋯すげえな」
「いやぁ、さすがにここまでとは思わなかったよ」
想像以上の爆発に二人の体も宙に舞った。
体をさすりながら後ろを振り返る。
追ってくる様子はないか。
「火薬混ぜすぎたな」
「そうだぞ、パンの粉ももったいねぇ」
「余裕なかったんだ、許せ」
マッシュはユラに笑顔を見せた。
さて、『本当』の合流地点目指すか。
ふたつの影が暗い森に吸い込まれていった。
小人族たちの荒い息づかいが響く。
小さな手足で必死に歩みを急いでいた。
タントが手を差し伸べ、カズナは背中を押す。
追手は大丈夫だ、焦ることはない。
カズナは後ろを振り返り暗闇に目を凝らす。
月明かりだけを頼りに進むのは、夜目の利かない小人族たちにとって神経をすり減らす行為に違いない。
「もう少しだよ。頑張って」
タントが声を掛けていく。
ずるずると重い足を引きずり続け、街道へと抜けた。
森を真っ直ぐ抜けオーカから離れると、アルバへ続く街道をひたすらに進む。
タントとカズナが左右を見渡し注意を怠らない。
夜の深い時間に大きな集団がひとつの生き物のように蠢く。
道の先に手招きする姿を獣人の視界が捕らえた。
三つ編みの大柄なヒューマンと小さなハーフが大きく手を振っていた。
「さぁ、着いたよ」
疲れ果てた小人族たちに手を差し伸べ、次々に馬車へと乗り込んでいく。
初めて見る小人族たちにフェインとハルヲは驚きを隠さなかった。
「みんな、お疲れ様。もう大丈夫よ」
ハルヲが声を掛け、水を手渡していった。
一口含んだ水と安堵も一緒に飲み込んでいく。
弛緩した空気が流れ、いち早く眠りに落ちる者もいた。
「待たせたか?」
「待ってないわよ。いいタイミングね」
マッシュとユラも合流を果たす。
小人族たちの安堵した表情にマッシュも人心地着いた。
「しかし、びっくりしたわよ。急いで馬車準備しろって、フェインが飛び込んできた時は焦りまくったわ」
「フェインが外で待機してくれて助かったよ」
「フフンですね」
フェインは両手を腰にあて胸を張る。
結局、着いていくと粘りに粘ったフェインを外での待機役として帯同させていた。
「ヘッグ(アックスピーク)のおかげでもあるわね」
今度はハルヲがフェインと一緒に待機していた、ヘッグのスピードがあってこそだと胸を張って見せる。
得意げな笑みを浮かべフェインに視線を送ると、ムムっとフェインは少し膨れてみせた。
その姿にマッシュは笑顔を見せる。
周りを見渡すと見当たらない顔があるのに気がついた。
「ヨークたちは?」
「猫人の人だっけ? まだ見てないわね」
大丈夫か?
一抹の不安が心を過る。
みんなが押し黙り、沈黙が訪れる。
闇夜に紛れていた不安が、また訪れてくる。
「何か聞こえル」
カズナが森に広がる闇を見つめる、全員が静かに抜刀し構えてみせた。
確かに草葉の擦れる音が沈黙を少しずつ崩していく。
「馬?」
カズナの長い耳が微かな蹄の音を拾い、緊張の度合いを一気に高めた。
カズナに引っ張られその場の空気が締まっていく。
「いや、ちょっと待て」
マッシュが暗闇に目を凝らすと後ろ手に手を差し出した。
前に小さな人間を乗せている、子供?
さらに近づくとマッシュはナイフを鞘へ戻した。
「ローハスとヨークだ」
マッシュが手を振ると一気にスピードを上げ近づいた。
「すまん、待たせた」
ヨークの前にはうなだれ、力のないローハスの姿があった。
小人族たちも幌から顔を出してその様子を眺めている。
「ローハス!」
コルカスが声を掛けると辛うじて顔を上げた。
激しい落ち込みを見せるその姿にマッシュたちは顔を見合わせる。
「なんだって落ち込んでいる? そういえばブックスは?」
あるべき顔が見当たらない、マッシュの言葉にヨークは黙って首を横に振った。
そうか、だからか。
下手に声は掛けられない、今はそっとしておこう。
「さぁ! 出発だ」
マッシュの掛け声にハルヲとフェインが手綱を引くと、希望を乗せる馬車の車輪がゆっくりと回り始めた。
「忙しい所悪⋯⋯い⋯⋯ぶはっ! 近い! 近い! 離れろ!」
「そうですよ、シル様! はしたない」
キルロメディシナの待合いでシルと合流した。
中央経由で声を掛けると、すぐに駆け付けてくれた。そこまでは良かったが、待合いに飛び込むなりエルフらしい妖艶な肢体をキルロへと押し付けた。
シルはキルロを抱きかかえながら辺りを見回す。
「ハルはいないわね。良し」
「良し、じゃねえ!」
「アハハハ、相変わらず面白いねぇ」
「カイナ! ユト! これなんとかしてくれ!」
「これとはなんだ! 無礼者!」
「ああ⋯⋯ダメだ⋯⋯⋯」
毎度のパターンにがっくり肩を落とす、優秀なパーティーなのになんだろこれ。
シルは相変わらずキルロを抱きかかえ辺りを警戒していた。
「マッシュもいないわね。良し」
「全員、出払っているよ! 少し落ち着け」
「あら、これから愛の告白を受けようというのに落ち着いていられる? そんなわけないじゃない。ちょっと待ってね、今落ち着けるから。ふぅ~、はいどうぞ!」
シルが早口でまくしたてた。
憂いを帯びた瞳でジッとキルロは見つめられ頬を紅く染める。
「はいどうぞって、なんだよ! 違う、違うぞ、断じて違う」
シルの羽交い締めから逃れようと試みるも、さすがノクスニンファレギオ副団長そうやすやすと逃してはくれない。
連れの一人は相変わらずツンツンしているし、もう一人は腹抱えてずっと笑っているしなんとかしてくれ。
「呼び出しておいて愛の告白以外なにがあるっていうの? もしかして照れ屋さん?」
「ちがーう! 反勇者に繋がるかもしれない証言者が現れた」
シルたち三人の目つきが一気に変わる。今までと打って変わって剣呑な雰囲気を漂わせた。
キルロから離れようとはしないが真剣な眼差しをキルロへと送る。
「愛の告白じゃないのは残念だけど、その次くらいには興味ある告白が聞けそうね」
そう言ってシルは目を細めた。
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