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潜行
day5 起床
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うん?
柔らかい。
暖かいぞ。
あれ? 目が開かないな。
指を使って瞼をペリペリと剥がしていく。
布団だ。そうか助かったのか。
キルロは大きく嘆息した。
良かった。ハルヲが助けを呼んでくれたのか?
頭を起こそうと首を持ち上げるが、力が思うように入らない。
頭の血が足元へと逆流したかのように、頭から血の気が引いていく。
しばらく動かさずにじっとしていると、徐々に頭がクリアーになっていった。
足元にはキノが小さくうずくまって寝息をたてている。
いつもの光景に安堵感が全身を包んだ。
この様子ならハルヲも大丈夫だったんだ。
目をこすり、体をひと伸びさせるとキノが目を覚ました。
「お…⋯⋯・・・は、よ…⋯⋯・・・う」
声がでねえ。
苦笑いを浮かべ、キノを見つめた。
「ハハハ、変な声。おはようキルロ」
うんっ! と大きく咳払いをひとつつき、ベッドサイドに置いてあった水を口に含み喉を潤す。
「また、キノが助けてくれたのか?」
「そうだよ、みんなで探しに行ったのよ。キルロとハルヲが寝ているのを、クエイサーと一緒にキノが見つけたんだ」
「そっか、ありがとな」
キノの頭をわしゃわしゃと撫でまわした。
キノは得意満面に胸を張る。その姿に思わず吹き出す。
ゆっくりと体を起こしベッドを抜け出た。
この天井エーシャの所か。
エーシャが治療してくれたのかな?
廊下を抜けエーシャを探していると、病室巡回中のエーシャの姿が見えた。
不自由な義足で、荷物を抱え忙しなく働いている。
「おーい、エーシャ」
声を掛けると手に一杯の荷物を抱えながら、笑みを返してくれた。
「すぐ行きますから、ベッドで待っていて下さい」
ベッドの縁に座り、エーシャを待った。
しかし、良く助かったな。ずっと気を失っているだけだったものな。
あれからどうなったんだろう?
エーシャの様子を見る限り落ち着いている。皆もきっと大丈夫だったに違いない。
窓の外から射し込む明るく柔らかな陽の光を眺めると、薄暗かった底から帰還出来た事を実感する。
もう【吹き溜まり】で落ちるのはコリゴリだ。
村の様子はどうかな? 日常が早く戻ってくれればいいんだけど。
エーシャが忙しそうにしているって事は、入院している人はまだ結構いるのか。
そんなに日にち経ってない……?
あれ?
飛ばされてから、いったい何日経っているんだ?
現場がどうなったのかも知りたい。
結局ケルベロスはどうなったんだ?
一人だけ置いてきぼりを食らっている感じに頭を掻いた。
「おはようございます。やっと起きられましたね。お加減はいかがですか?」
「おかげさんで悪くないよ。体の重さはあるけど痛みもないし、いろいろありがとう」
「いえいえ、治療したのは私ではありませんので」
エーシャはにっこりと否定する、そんなかしこまらなくても。
「こちらをどうぞ、良かったですね。元気になられて」
「リンもいろいろとありがとう」
リンがお粥を持って来てくれた。
久々の食事だ、胃がびっくりしないようにゆっくり食そう。
「エーシャ、分かる範囲でいいんだが、今どうなっているか教えてくれないか?」
キルロはお粥を手にしながらエーシャに問いかける。エーシャはにっこりと笑い言葉を紡ぎ始めた。
「分かりました。分かる範囲でよろしければお話しいたしますね。今、【スミテバアルバレギオ】は【ノクスニンファレギオ】シルさんのパーティーとともに、【吹き溜まり】の調査にあたっています。リーダー格のエルフ、ヤルバノエン・マグニフィールはケルベロスの対処後捕縛に成功したのですが、どうも自ら何かしらの実を齧って精神を崩壊させてしまい、必要な情報を引き出せない状況で手をこまねいているそうです。ちなみにシルさん達が追っていた男こそ、このヤルバノエン・マグニフィール、元ノクスニンファレギオ所属。急に姿をくらまし足取りが一切掴めずずっと追っていたそうです」
「なるほど。つか、どっからシルが出てきた?」
「【スミテバアルバレギオ】が得た情報を入手したシルさんが、スミテバアルバを追って【吹き溜まり】へ潜行したのですよ。元々この村を怪しいと目をつけていましたし、【スミテバアルバレギオ】の情報はかなり決め手となったみたいです。案の定、【吹き溜まり】に拠点だった痕跡を見つけ、【スミテバアルバレギオ】と【ノクスニンファレギオ】で捜索してるという訳です」
「そっか、シルにまた助けられたなぁ」
「そうですね。ハルさんとキルロさんの捜索時にシルさんが、治療師と共に同行してくれたおかげで、現場でキルロさんの治療が出来たみたいですよ。治療師の同行がなかったら結構あぶなかったみたいです」
「げ! そんなにやばかったのか。ずっと寝ているだけだったからな」
キルロはエーシャの言葉に、バツ悪く頭を掻いた。
寝ているだけでしんどい思いもしなかったのは幸運だったのかも知れない。
エーシャの言葉に改めてそう感じた。
「ハルさんの初期処置も良かったのです。この短期間で歩けるのはハルさんの処置のおかげですから」
「はぁ、またハルヲに頭上がらないな」
苦虫を食べたみたいに渋い顔をキルロが見せると、エーシャはクスクスと笑う。
「キルロさんのおかげ皆無事に帰還出来たのですから、落ち込む事なんてないですよ」
とはいえだ。
エーシャは一礼すると業務へと戻って行った。
ま、皆元気ならいいか。
「ちょっと! ちょっと! 大丈夫~」
「シ、シル苦しい……」
捜索から戻ってきた一同がキルロの快方の報を聞き、病室へと集まった。真っ先に飛び込んで来たシルが豊かな胸を押しつけ、キルロをキツく抱きしめる。
「ちょ、ちょっと……」
「はしたないですよ、シル様……」
シルを諌めようとハルヲとカイナが止めに入るが、シルはハルヲとカイナへ上目で睨みを利かす。
ハルとカイナが怯むと、まわりは苦笑することしか出来ない。
「アハハハ、シルが乙女じゃん。【スミテバアルバ】面白えー」
「元気になって良かったですねぇ。ヒールが落ちてかない時はどうしようかと思いましたよ」
童顔のユトと治療師のマーラも一緒に来ていた。せまい病室がぎゅうぎゅうだ。
「いやぁー、みんなありがとう。また助けられちまったよ、シルのパーティーの皆もありがとう」
シルの豊満な胸に顔を押しつぶされ、何とも締まらない姿で感謝を告げる。
押しつけられた頭がうまく下げられない。
キルロの元気な姿に一同が笑顔を見せる。
カイナを除いて。
「シル、カイナは分かるけど、こちらはもしかしてヒーラーさん?」
「そうよ、ウチの治療師のマーラよ。男の方はユト、【スミテマアルバレギオ】の王子様⋯⋯ううん。私の王子様を見たいって、ついてきたの」
「うん? 王子? まあそんな事より、マーラ、ありがとう。アンタのおかげで命拾いしたよ。なんかあったらいつでも声掛けてくれ、いつかお返ししないとな。ユトも助っ人ありがとう、カイナも、相変わらずこえーけど」
笑顔を絶やさないユトとずっと睨みを利かすカイナ。
そんなに睨まなくてもいいじゃん。
「ウチのみんなも、ありがとう。今回は危なかったみたいだな」
「造作ない。シル達、助っ人のおかげだ。おまえさんがいないウチは、どうもしまらんからな」
「それはあるな」
マッシュの言葉にユラが頷いた。フェインもネインも笑顔を見せ、安堵の表情を見せる。
ハルヲは相変わらず青い顔して立ちすくんでいた。
「シル、ウチの団長解放してくれ。もう充分だろ、副団長がもたん」
「ダメよ、どっかの誰かは三日もくっついていたのだから、今度は私の番よ」
マッシュが諭すもシルは食い気味に即答し、さらにきつく抱きしめた。
キルロの顔が押しつぶされ、顔面はさらに胸へと埋まっていく。
「オレ何日くらい寝ていた?」
「ここにきてからは昨日今日の二日よ。あなたが落ちてから救助までは、三日かかっているわ」
シルの言葉に頭の中で概算をだす。落ちてからの記憶がほぼほぼないからな、5日間寝っ放しか。
そらぁ体も重いはずだ。
「落ちた後の話を教えて貰ってもいいか?」
「そうだな、ケルベロスに手をこまねいている所にシル達が現れて形勢逆転。ゴリ押しでアイツらを一気に片づけた。すぐにおまえさん達の救出に向かう事が出来た。ちょっと時間かかちまったけど、なんとか見つけたって感じかな」
「そうか、すまなかったな」
マッシュの説明になぜかフェインとユラがクスクスと笑いあい、シルは膨れっ面しているし、ハルヲはなぜか俯いている。
なんだ??
「結構デカい【吹き溜まり】だったよ、今回反勇者って面で見ると収穫があった」
マッシュの言葉に一同の目つきが変わる、今まで見せなかった尻尾がチラつき始めた。
柔らかい。
暖かいぞ。
あれ? 目が開かないな。
指を使って瞼をペリペリと剥がしていく。
布団だ。そうか助かったのか。
キルロは大きく嘆息した。
良かった。ハルヲが助けを呼んでくれたのか?
頭を起こそうと首を持ち上げるが、力が思うように入らない。
頭の血が足元へと逆流したかのように、頭から血の気が引いていく。
しばらく動かさずにじっとしていると、徐々に頭がクリアーになっていった。
足元にはキノが小さくうずくまって寝息をたてている。
いつもの光景に安堵感が全身を包んだ。
この様子ならハルヲも大丈夫だったんだ。
目をこすり、体をひと伸びさせるとキノが目を覚ました。
「お…⋯⋯・・・は、よ…⋯⋯・・・う」
声がでねえ。
苦笑いを浮かべ、キノを見つめた。
「ハハハ、変な声。おはようキルロ」
うんっ! と大きく咳払いをひとつつき、ベッドサイドに置いてあった水を口に含み喉を潤す。
「また、キノが助けてくれたのか?」
「そうだよ、みんなで探しに行ったのよ。キルロとハルヲが寝ているのを、クエイサーと一緒にキノが見つけたんだ」
「そっか、ありがとな」
キノの頭をわしゃわしゃと撫でまわした。
キノは得意満面に胸を張る。その姿に思わず吹き出す。
ゆっくりと体を起こしベッドを抜け出た。
この天井エーシャの所か。
エーシャが治療してくれたのかな?
廊下を抜けエーシャを探していると、病室巡回中のエーシャの姿が見えた。
不自由な義足で、荷物を抱え忙しなく働いている。
「おーい、エーシャ」
声を掛けると手に一杯の荷物を抱えながら、笑みを返してくれた。
「すぐ行きますから、ベッドで待っていて下さい」
ベッドの縁に座り、エーシャを待った。
しかし、良く助かったな。ずっと気を失っているだけだったものな。
あれからどうなったんだろう?
エーシャの様子を見る限り落ち着いている。皆もきっと大丈夫だったに違いない。
窓の外から射し込む明るく柔らかな陽の光を眺めると、薄暗かった底から帰還出来た事を実感する。
もう【吹き溜まり】で落ちるのはコリゴリだ。
村の様子はどうかな? 日常が早く戻ってくれればいいんだけど。
エーシャが忙しそうにしているって事は、入院している人はまだ結構いるのか。
そんなに日にち経ってない……?
あれ?
飛ばされてから、いったい何日経っているんだ?
現場がどうなったのかも知りたい。
結局ケルベロスはどうなったんだ?
一人だけ置いてきぼりを食らっている感じに頭を掻いた。
「おはようございます。やっと起きられましたね。お加減はいかがですか?」
「おかげさんで悪くないよ。体の重さはあるけど痛みもないし、いろいろありがとう」
「いえいえ、治療したのは私ではありませんので」
エーシャはにっこりと否定する、そんなかしこまらなくても。
「こちらをどうぞ、良かったですね。元気になられて」
「リンもいろいろとありがとう」
リンがお粥を持って来てくれた。
久々の食事だ、胃がびっくりしないようにゆっくり食そう。
「エーシャ、分かる範囲でいいんだが、今どうなっているか教えてくれないか?」
キルロはお粥を手にしながらエーシャに問いかける。エーシャはにっこりと笑い言葉を紡ぎ始めた。
「分かりました。分かる範囲でよろしければお話しいたしますね。今、【スミテバアルバレギオ】は【ノクスニンファレギオ】シルさんのパーティーとともに、【吹き溜まり】の調査にあたっています。リーダー格のエルフ、ヤルバノエン・マグニフィールはケルベロスの対処後捕縛に成功したのですが、どうも自ら何かしらの実を齧って精神を崩壊させてしまい、必要な情報を引き出せない状況で手をこまねいているそうです。ちなみにシルさん達が追っていた男こそ、このヤルバノエン・マグニフィール、元ノクスニンファレギオ所属。急に姿をくらまし足取りが一切掴めずずっと追っていたそうです」
「なるほど。つか、どっからシルが出てきた?」
「【スミテバアルバレギオ】が得た情報を入手したシルさんが、スミテバアルバを追って【吹き溜まり】へ潜行したのですよ。元々この村を怪しいと目をつけていましたし、【スミテバアルバレギオ】の情報はかなり決め手となったみたいです。案の定、【吹き溜まり】に拠点だった痕跡を見つけ、【スミテバアルバレギオ】と【ノクスニンファレギオ】で捜索してるという訳です」
「そっか、シルにまた助けられたなぁ」
「そうですね。ハルさんとキルロさんの捜索時にシルさんが、治療師と共に同行してくれたおかげで、現場でキルロさんの治療が出来たみたいですよ。治療師の同行がなかったら結構あぶなかったみたいです」
「げ! そんなにやばかったのか。ずっと寝ているだけだったからな」
キルロはエーシャの言葉に、バツ悪く頭を掻いた。
寝ているだけでしんどい思いもしなかったのは幸運だったのかも知れない。
エーシャの言葉に改めてそう感じた。
「ハルさんの初期処置も良かったのです。この短期間で歩けるのはハルさんの処置のおかげですから」
「はぁ、またハルヲに頭上がらないな」
苦虫を食べたみたいに渋い顔をキルロが見せると、エーシャはクスクスと笑う。
「キルロさんのおかげ皆無事に帰還出来たのですから、落ち込む事なんてないですよ」
とはいえだ。
エーシャは一礼すると業務へと戻って行った。
ま、皆元気ならいいか。
「ちょっと! ちょっと! 大丈夫~」
「シ、シル苦しい……」
捜索から戻ってきた一同がキルロの快方の報を聞き、病室へと集まった。真っ先に飛び込んで来たシルが豊かな胸を押しつけ、キルロをキツく抱きしめる。
「ちょ、ちょっと……」
「はしたないですよ、シル様……」
シルを諌めようとハルヲとカイナが止めに入るが、シルはハルヲとカイナへ上目で睨みを利かす。
ハルとカイナが怯むと、まわりは苦笑することしか出来ない。
「アハハハ、シルが乙女じゃん。【スミテバアルバ】面白えー」
「元気になって良かったですねぇ。ヒールが落ちてかない時はどうしようかと思いましたよ」
童顔のユトと治療師のマーラも一緒に来ていた。せまい病室がぎゅうぎゅうだ。
「いやぁー、みんなありがとう。また助けられちまったよ、シルのパーティーの皆もありがとう」
シルの豊満な胸に顔を押しつぶされ、何とも締まらない姿で感謝を告げる。
押しつけられた頭がうまく下げられない。
キルロの元気な姿に一同が笑顔を見せる。
カイナを除いて。
「シル、カイナは分かるけど、こちらはもしかしてヒーラーさん?」
「そうよ、ウチの治療師のマーラよ。男の方はユト、【スミテマアルバレギオ】の王子様⋯⋯ううん。私の王子様を見たいって、ついてきたの」
「うん? 王子? まあそんな事より、マーラ、ありがとう。アンタのおかげで命拾いしたよ。なんかあったらいつでも声掛けてくれ、いつかお返ししないとな。ユトも助っ人ありがとう、カイナも、相変わらずこえーけど」
笑顔を絶やさないユトとずっと睨みを利かすカイナ。
そんなに睨まなくてもいいじゃん。
「ウチのみんなも、ありがとう。今回は危なかったみたいだな」
「造作ない。シル達、助っ人のおかげだ。おまえさんがいないウチは、どうもしまらんからな」
「それはあるな」
マッシュの言葉にユラが頷いた。フェインもネインも笑顔を見せ、安堵の表情を見せる。
ハルヲは相変わらず青い顔して立ちすくんでいた。
「シル、ウチの団長解放してくれ。もう充分だろ、副団長がもたん」
「ダメよ、どっかの誰かは三日もくっついていたのだから、今度は私の番よ」
マッシュが諭すもシルは食い気味に即答し、さらにきつく抱きしめた。
キルロの顔が押しつぶされ、顔面はさらに胸へと埋まっていく。
「オレ何日くらい寝ていた?」
「ここにきてからは昨日今日の二日よ。あなたが落ちてから救助までは、三日かかっているわ」
シルの言葉に頭の中で概算をだす。落ちてからの記憶がほぼほぼないからな、5日間寝っ放しか。
そらぁ体も重いはずだ。
「落ちた後の話を教えて貰ってもいいか?」
「そうだな、ケルベロスに手をこまねいている所にシル達が現れて形勢逆転。ゴリ押しでアイツらを一気に片づけた。すぐにおまえさん達の救出に向かう事が出来た。ちょっと時間かかちまったけど、なんとか見つけたって感じかな」
「そうか、すまなかったな」
マッシュの説明になぜかフェインとユラがクスクスと笑いあい、シルは膨れっ面しているし、ハルヲはなぜか俯いている。
なんだ??
「結構デカい【吹き溜まり】だったよ、今回反勇者って面で見ると収穫があった」
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