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ドゥアルーカ
ドゥアルーカ
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「よお! 足の具合はどうだ?」
店先から聞き覚えのある声が聞こえた。
まだ少し違和感の残る足で、居間から声のする店先へと向かう。
「お! 帰ってきたか、入れよ。足はボチボチかな、もうちょっとの所まではきているよ」
「そうか、そらぁ何よりだ。ちょっと邪魔するぞ」
イスタバールから戻ったマッシュがいつものように柔和な笑みを湛えていた。
お茶を出して互いに人心地つける。
「そういやぁ、ネインが入ったぞ、近いうちに改めてだな」
「そうかそうか、いいヤツが入ったな。まあ、あの帰り際は入りそうだったよな」
「だな。ハルヲが言っていたけど、イスタバールはタントと一緒にあの件を洗っていたのか?」
「ハハハ、ハルは騙せなかったかぁ。残念ながら皆に発表出来るほどのネタは見つからなかったよ」
溜め息まじりにマッシュが告げる。
「この間シルが来てさ、勇者に抗する者の存在ってのを教えてくれたんだよ。あの襲撃の件を知ってソイツらの仕業と踏んだけど、オレ達の話を聞いてシルが追っている勇者の抗する者とは違うぽいって言っていた」
「それは興味深い話だ」
「マッシュとタントが追っているって話したらそっちは任すって言っていたぞ、そのうち接触あるんじゃないのか?」
「そうだな。こっちもシルの話を直接聞きたいな。なんにせよネインとの顔合わせもあるし皆で集まらないか? 進展はさほどなかったが話して起きたい事もある」
「わかった、近いうちに召集かけるよ」
「頼んだぞ、団長」
最後は笑みを湛えいつものマッシュで去って行った。
タントとマッシュでも進展なしか。
キルロの心の片隅に霞がかかる。
そんなイヤな感じが拭えなかった。
「あちぃーなもう」
ひとりボヤきながら鍛冶仕事に精を出す日々。
足が動かせないうちはこれしか出来ない。
黙々と槌を振るう当たり前の日々を過ごす、汗を滴らせ火花を飛ばす。
ネインの装備も見直さないと。
今度集合する時に持ってきて貰うか。
久々のスミテマアルバ全員集合。
知った顔同士だがマッシュとネインは加入してから初顔合わせだ。
簡単な自己紹介のあと、握手を交わす。
ネインにはシルから聞いた話をすると心底驚き、根がマジメなのだ、憤りを隠さなかった。
「それで、マッシュ、イスタバールでのお土産は?」
ハルヲがマッシュに成果を尋ねると、首を横に振りながらお手上げと両肩をすくめて見せた。
「結構厄介そうなヤツ等だって事が、わかっただけだ。決め手になる証拠とかは全く残してなかった。狙いも良くわからん」
溜め息まじりにマッシュは答える。
「騎馬と言うと兵士とか軍のイメージですと思います」
「確かにそうよね」
「だよな」
フェインの言葉にハルヲとマッシュは逡巡する。
兵士が市民を襲う?
ちょっと考えにくい。
しかしどうなのだろ、ありえるのか。
思考が空回りする。
「ま、そっちは引き続き調べてみるよ。シルとタントなんかと連係して、任してもらっていいかな?」
「もちろん! こちらからお願いするよ。頼むよ、マッシュ」
「そうね。宜しく頼むわ、なんせウチは団長がこれだからねぇ」
皆の言葉にマッシュは大きく頷く。
「それとタントからの伝言も兼ねて、今後の動きにも関する事を話すよ」
マッシュの真剣な声色に皆の表情に緊張の色が現れた。
マッシュは朗々と続ける。
「アルフェンのパーティーメンバーが襲われた。治療師の若い娘だ。犯人は捕まっていないうえに、治療師の娘は離脱を余儀なくされた。それが開店休業状態の理由だ」
キルロは洞窟の時の若い治療師を思い出す、あの娘か。
「その娘は大丈夫なの?」
ハルヲの問いにマッシュは首を傾げると左目を縦になぞる。
「実際見たわけではないが、左目と両脚の膝から下をやられたらしい」
『?!』
「嘘……」
皆が絶句する。
身近とも言える所で起きたおぞましい事件にハルヲは寒気がした。これがもし自分のパーティーで起こったらと考えると震えが止まらない。
「命に別状は無いが、そういう問題じゃないよな。犯人の事をアルフェン達は反勇者と呼んでいる、今もアルフェンのパーティーメンバーが躍起になって反勇者を追っている」
「それじゃウチらも手伝うか?」
キルロの意見にマッシュは首を横に振る。
「気持ちは分かるがアルフェン直属のパーティーってウチだけなんだ。今までは他の兄弟の余裕があるとこからパーティーを借りてこなしていたんだと」
「それじゃあなおのことウチが手伝ったほうがいいんじゃないの?」
ハルヲもキルロと同じ意見だ。
マッシュはまたしても首を横に振った。
「ウチらはアルフェンパーティーの肩代わりをしないとならない。精浄なのか運び屋をするのか近いうちに要請が来るはずだ。ウチらはそれをしっかりとこなす、それが一番だ」
皆がマッシュの言葉に納得した。やれることをやるシンプルな思考の方が動きやすい。
「わかった。アルフェンのパーティーのフォローに当たろう。それと皆、警戒を怠らないように」
皆が真剣な目で頷き合う。
顎に手を当て、マッシュが思い出したかのように口を開いた。
「アルンカペレは基本使わない。ダミーとバレてるぽいからな。ユクランカペレというダミー商会に変更するそうだ。ただギルドを通さず動いた方がいいのかアチラさんも頭を悩めている。どういう形で依頼が来るのか微妙な状態だ。コチラもその辺を頭に入れておいた方がいいだろう」
「わかった」
マッシュの言葉に頷く、皆思う事があるのだろう口を開く者はおらず思考の渦に身を預けていた。
解散時にネインから装備一式を預かる。
ネインの事だ、反対した所で前線に上がっちまう。
ならば防御力のアップは必須、それと同時に軽量でなければならない。
相反する課題をクリアーしていいものを作ろう。
前衛というには心許ない装備、盾と軽量なレザーアーマー。
物自体は悪くない。
重くならないようにミスリル辺りを叩いて薄くして貼るか、皮も叩いて薄くすれば余分な分カット出来て同じ重量で防御力を上げられる。
よし!
槌を握り鉄を叩き始めた。
店先から聞き覚えのある声が聞こえた。
まだ少し違和感の残る足で、居間から声のする店先へと向かう。
「お! 帰ってきたか、入れよ。足はボチボチかな、もうちょっとの所まではきているよ」
「そうか、そらぁ何よりだ。ちょっと邪魔するぞ」
イスタバールから戻ったマッシュがいつものように柔和な笑みを湛えていた。
お茶を出して互いに人心地つける。
「そういやぁ、ネインが入ったぞ、近いうちに改めてだな」
「そうかそうか、いいヤツが入ったな。まあ、あの帰り際は入りそうだったよな」
「だな。ハルヲが言っていたけど、イスタバールはタントと一緒にあの件を洗っていたのか?」
「ハハハ、ハルは騙せなかったかぁ。残念ながら皆に発表出来るほどのネタは見つからなかったよ」
溜め息まじりにマッシュが告げる。
「この間シルが来てさ、勇者に抗する者の存在ってのを教えてくれたんだよ。あの襲撃の件を知ってソイツらの仕業と踏んだけど、オレ達の話を聞いてシルが追っている勇者の抗する者とは違うぽいって言っていた」
「それは興味深い話だ」
「マッシュとタントが追っているって話したらそっちは任すって言っていたぞ、そのうち接触あるんじゃないのか?」
「そうだな。こっちもシルの話を直接聞きたいな。なんにせよネインとの顔合わせもあるし皆で集まらないか? 進展はさほどなかったが話して起きたい事もある」
「わかった、近いうちに召集かけるよ」
「頼んだぞ、団長」
最後は笑みを湛えいつものマッシュで去って行った。
タントとマッシュでも進展なしか。
キルロの心の片隅に霞がかかる。
そんなイヤな感じが拭えなかった。
「あちぃーなもう」
ひとりボヤきながら鍛冶仕事に精を出す日々。
足が動かせないうちはこれしか出来ない。
黙々と槌を振るう当たり前の日々を過ごす、汗を滴らせ火花を飛ばす。
ネインの装備も見直さないと。
今度集合する時に持ってきて貰うか。
久々のスミテマアルバ全員集合。
知った顔同士だがマッシュとネインは加入してから初顔合わせだ。
簡単な自己紹介のあと、握手を交わす。
ネインにはシルから聞いた話をすると心底驚き、根がマジメなのだ、憤りを隠さなかった。
「それで、マッシュ、イスタバールでのお土産は?」
ハルヲがマッシュに成果を尋ねると、首を横に振りながらお手上げと両肩をすくめて見せた。
「結構厄介そうなヤツ等だって事が、わかっただけだ。決め手になる証拠とかは全く残してなかった。狙いも良くわからん」
溜め息まじりにマッシュは答える。
「騎馬と言うと兵士とか軍のイメージですと思います」
「確かにそうよね」
「だよな」
フェインの言葉にハルヲとマッシュは逡巡する。
兵士が市民を襲う?
ちょっと考えにくい。
しかしどうなのだろ、ありえるのか。
思考が空回りする。
「ま、そっちは引き続き調べてみるよ。シルとタントなんかと連係して、任してもらっていいかな?」
「もちろん! こちらからお願いするよ。頼むよ、マッシュ」
「そうね。宜しく頼むわ、なんせウチは団長がこれだからねぇ」
皆の言葉にマッシュは大きく頷く。
「それとタントからの伝言も兼ねて、今後の動きにも関する事を話すよ」
マッシュの真剣な声色に皆の表情に緊張の色が現れた。
マッシュは朗々と続ける。
「アルフェンのパーティーメンバーが襲われた。治療師の若い娘だ。犯人は捕まっていないうえに、治療師の娘は離脱を余儀なくされた。それが開店休業状態の理由だ」
キルロは洞窟の時の若い治療師を思い出す、あの娘か。
「その娘は大丈夫なの?」
ハルヲの問いにマッシュは首を傾げると左目を縦になぞる。
「実際見たわけではないが、左目と両脚の膝から下をやられたらしい」
『?!』
「嘘……」
皆が絶句する。
身近とも言える所で起きたおぞましい事件にハルヲは寒気がした。これがもし自分のパーティーで起こったらと考えると震えが止まらない。
「命に別状は無いが、そういう問題じゃないよな。犯人の事をアルフェン達は反勇者と呼んでいる、今もアルフェンのパーティーメンバーが躍起になって反勇者を追っている」
「それじゃウチらも手伝うか?」
キルロの意見にマッシュは首を横に振る。
「気持ちは分かるがアルフェン直属のパーティーってウチだけなんだ。今までは他の兄弟の余裕があるとこからパーティーを借りてこなしていたんだと」
「それじゃあなおのことウチが手伝ったほうがいいんじゃないの?」
ハルヲもキルロと同じ意見だ。
マッシュはまたしても首を横に振った。
「ウチらはアルフェンパーティーの肩代わりをしないとならない。精浄なのか運び屋をするのか近いうちに要請が来るはずだ。ウチらはそれをしっかりとこなす、それが一番だ」
皆がマッシュの言葉に納得した。やれることをやるシンプルな思考の方が動きやすい。
「わかった。アルフェンのパーティーのフォローに当たろう。それと皆、警戒を怠らないように」
皆が真剣な目で頷き合う。
顎に手を当て、マッシュが思い出したかのように口を開いた。
「アルンカペレは基本使わない。ダミーとバレてるぽいからな。ユクランカペレというダミー商会に変更するそうだ。ただギルドを通さず動いた方がいいのかアチラさんも頭を悩めている。どういう形で依頼が来るのか微妙な状態だ。コチラもその辺を頭に入れておいた方がいいだろう」
「わかった」
マッシュの言葉に頷く、皆思う事があるのだろう口を開く者はおらず思考の渦に身を預けていた。
解散時にネインから装備一式を預かる。
ネインの事だ、反対した所で前線に上がっちまう。
ならば防御力のアップは必須、それと同時に軽量でなければならない。
相反する課題をクリアーしていいものを作ろう。
前衛というには心許ない装備、盾と軽量なレザーアーマー。
物自体は悪くない。
重くならないようにミスリル辺りを叩いて薄くして貼るか、皮も叩いて薄くすれば余分な分カット出来て同じ重量で防御力を上げられる。
よし!
槌を握り鉄を叩き始めた。
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