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鍛冶師と調教師と白蛇
ハルヲンテイム
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「ハルヲー、ハルヲさーん、ハルヲ様ー!」
いつものように裏口から呼び掛ける。
時間またず、もの凄くイヤな顔をしたハルヲが現れた。
「うっーさいんだよ! お前はいつもいつも! そしてハルヲって呼ぶな!」
“まあまあ”となだめるキルロ。
「じゃーん!」
硬貨の入った袋を差し出す。
“おっ?!”とちょっとびっくりしながらハルヲはそれを受け取った。
「随分と早かったな」
「やるときはやる男だからな」
「じゃ、いつもやる気出しなよ」
ハルヲが薄ら笑いを浮かべ言い放つ。
“うっ”とキルロは怯む、それを言われると立つ瀬ない。
「数えなくていいのか?」
「お金を誤魔化す度胸、あんたにはないでしょ」
“うっうっ”と再度怯む。
その通りでございます。
あれっと? ハルヲがキルロの後方を伺う。
「あの猫の子……まさかあんたの……」
「んな訳あるか! 年が合わんだろうが!」
「ま、そうか。そんな甲斐性もないしね」
“そらぁそうか”とひとりハルヲは納得する。
キルロはエレナの背を押しハルヲと対面させ“ほら”と急かす。
「エ、エレナ・イルヴァンと言います!」
と頭を下げた。
「ハルよ、宜しくエレナ」
エレナに返して横目でチラッとキルロを見て“説明しろ”と訴える。
「エレナ、キノと一緒にあそこのサーベルタイガーと遊んできな」
キルロはクエイサーの方を指差した。
“おおきいー!”と足早にクエイサーの元に向かって言った。
「で……」
エレナ達が立ち去るとハルヲが腕を組み説明を求めた。
ハーフなこと、学校に行ってないこと、友達がいないこと、親のこと……
黙って目を瞑って俯きながらハルヲは耳を傾ける。
「……ハルヲンテイムでエレナをパートタイムで使ってくれないか? もちろん働かせてみてダメだったらいい。そこはシビアに判断してくれてかまわない。まだ体力がないから、無理強いは出来ないかもだけど見込みがあるなら使ってやって欲しい。エレナは生き物が大好きなんだ」
ハルヲは黙って俯き、逡巡する。
顔上げると視線をエレナに向けた。
「エレナ、ちょっと来て」
遊んでいたエレナを呼んだ。
「エレナ、ここはいろいろな仔達がいるの。冒険に連れて行く仔、ペットとして可愛いがられている仔。病気になっちゃった仔。ケガをして動けなくなっちゃった仔。他にもいろいろな仔がここにはいるの。可愛いだけじゃなくて怖いや辛いや悲しいって事が否が応でもつきまとうわ。それにアナタは耐えれるかしら?」
口調は穏やかだが確固たる気持ちの確認。
その答えが重要であることはエレナにも十二分に伝わった。
視線を泳がしながらハルヲの意図を理解すべく必死に思考した。
「はい」
力強くハルヲの目を真っ直ぐ見つめ答える。
その姿にハルヲは笑みを浮かべた。
「じゃあ、それでアナタはここで何をしたいの?」
ハルヲは穏やかな口調で続ける。
一瞬予想外の質問だったのか戸惑う様を見せたがすぐに答えた。
「元気な仔も、そうじゃない仔も、みんな、みんなと友達になりたい!」
力強く言い放つ。
エレナはチラッとキノを横目に見ながら、緊張の面持ちでハルヲの答えを待った。
「いいわ、いらっしゃい。ようこそハルヲンテイムへ」
満面の笑みを湛えてエレナの肩に手を添えた。
“アウローっ”と奥にいるアウロを呼ぶ。
「新しい仲間のエレナよ。こちらはアウロ」
「宜しく! エレナちゃん」
「宜しくお願いします、アウロさん」
アウロが手を差し出しエレナとしっかりと握手をした。
「とりあえず、ウチも客商売だからね。エレナ湯浴みしてらっしゃい、服は私のいらないのあげるから。湯浴みが終わったらアウロ、お店を案内してやって」
「わかりました、エレナちゃん先に湯浴み場に行こう」
アウロが手招きするとエレナが少し躊躇し立ち止まる。
「あ、あの、私……その………字が読めなくてその………」
消え入りそうな声で自分の中に抱える一番の不安を口に出した。
「あ、そうなの。そんなものは後から覚えればいいわ」
肩をすくめながらそんな些細な事は気にするなとばかりにハルヲはあっさりと言い放った。
その瞬間。
エレナの中でいろいろなものが思いが心の中で弾け飛び感情の波が一気に押し寄せた。
それは今まで感じた事のなかった感情。
悲しいとかではないのに涙がボロボロボロボロと次から次へと溢れてくる。
「今まで…字…読めないから、いらない…とか…汚いから…帰れとか…しか言われた事なくて……」
嗚咽まじりに必死に伝える。
ハルヲがエレナをギュッと抱きしめる。
「もう大丈夫だから、大丈夫だから」
頭を撫でながら優しく慈愛に満ちた言葉を伝えた。
その言葉に安心し、エレナは生まれて初めて号泣した。
人目もはばからず。
その姿を見て、アウロも貰い泣きしていた。
人目もはばからず。
そのアウロを見て、キルロがニヤニヤ笑ってた。
アウロを指差しながら。
ひとしきり涙を流し、憑き物が取れたのであろうスッキリした表情をエレナは見せた。
“さぁ、行きましょう”とハルヲがエレナの背を押した。
「ハルヲのそういうとこ好きだぞ」
ニコリと悪びれるわけでもなく、キルロはサラリと告げる。
ハルヲは俯いたまま耳を真っ赤にし、足早にキルロの目の前に向かった。
“ぐはっ”
脇腹に意外と本気のグーパンを決める。
そしてぐるりと背を向け、エレナの方へと足早に去っていた。
「本気か?! このクソ力が」
脇腹をさすりながら理不尽に殴らたと抗議した。
その姿を見たアウロは、肩口で口元を覆い必死に笑いをこらえていた。
「ハルヲ頼むぞー、エレナ頑張れよー」
立ち去って行く二人に声掛ける。
ハルヲは振り向きもせずに片手をヒョイと上げ、エレナはこちらを振り向き何度も頭を下げた。
エレナの耳がぴょこぴょこと嬉しそうに動いていた。
「さて、キノさん」
夕食を終えた二人はテーブルを挟んでまったりとした時間過ごしていた。
「格好つけて全額払うんじゃなかったかなぁ~、でも払わない訳いかないもんなぁ~あの場面じゃさぁ~」
しまらない事をグチグチとキノに言い続けている。
結局また借りを作ってしまったな。
「という事で手っ取り早くなんかクエストをします、明日ギルドだな」
キノは首を左右に揺らしながら話しを聞いていた。
さて、寝るか。
いつものように裏口から呼び掛ける。
時間またず、もの凄くイヤな顔をしたハルヲが現れた。
「うっーさいんだよ! お前はいつもいつも! そしてハルヲって呼ぶな!」
“まあまあ”となだめるキルロ。
「じゃーん!」
硬貨の入った袋を差し出す。
“おっ?!”とちょっとびっくりしながらハルヲはそれを受け取った。
「随分と早かったな」
「やるときはやる男だからな」
「じゃ、いつもやる気出しなよ」
ハルヲが薄ら笑いを浮かべ言い放つ。
“うっ”とキルロは怯む、それを言われると立つ瀬ない。
「数えなくていいのか?」
「お金を誤魔化す度胸、あんたにはないでしょ」
“うっうっ”と再度怯む。
その通りでございます。
あれっと? ハルヲがキルロの後方を伺う。
「あの猫の子……まさかあんたの……」
「んな訳あるか! 年が合わんだろうが!」
「ま、そうか。そんな甲斐性もないしね」
“そらぁそうか”とひとりハルヲは納得する。
キルロはエレナの背を押しハルヲと対面させ“ほら”と急かす。
「エ、エレナ・イルヴァンと言います!」
と頭を下げた。
「ハルよ、宜しくエレナ」
エレナに返して横目でチラッとキルロを見て“説明しろ”と訴える。
「エレナ、キノと一緒にあそこのサーベルタイガーと遊んできな」
キルロはクエイサーの方を指差した。
“おおきいー!”と足早にクエイサーの元に向かって言った。
「で……」
エレナ達が立ち去るとハルヲが腕を組み説明を求めた。
ハーフなこと、学校に行ってないこと、友達がいないこと、親のこと……
黙って目を瞑って俯きながらハルヲは耳を傾ける。
「……ハルヲンテイムでエレナをパートタイムで使ってくれないか? もちろん働かせてみてダメだったらいい。そこはシビアに判断してくれてかまわない。まだ体力がないから、無理強いは出来ないかもだけど見込みがあるなら使ってやって欲しい。エレナは生き物が大好きなんだ」
ハルヲは黙って俯き、逡巡する。
顔上げると視線をエレナに向けた。
「エレナ、ちょっと来て」
遊んでいたエレナを呼んだ。
「エレナ、ここはいろいろな仔達がいるの。冒険に連れて行く仔、ペットとして可愛いがられている仔。病気になっちゃった仔。ケガをして動けなくなっちゃった仔。他にもいろいろな仔がここにはいるの。可愛いだけじゃなくて怖いや辛いや悲しいって事が否が応でもつきまとうわ。それにアナタは耐えれるかしら?」
口調は穏やかだが確固たる気持ちの確認。
その答えが重要であることはエレナにも十二分に伝わった。
視線を泳がしながらハルヲの意図を理解すべく必死に思考した。
「はい」
力強くハルヲの目を真っ直ぐ見つめ答える。
その姿にハルヲは笑みを浮かべた。
「じゃあ、それでアナタはここで何をしたいの?」
ハルヲは穏やかな口調で続ける。
一瞬予想外の質問だったのか戸惑う様を見せたがすぐに答えた。
「元気な仔も、そうじゃない仔も、みんな、みんなと友達になりたい!」
力強く言い放つ。
エレナはチラッとキノを横目に見ながら、緊張の面持ちでハルヲの答えを待った。
「いいわ、いらっしゃい。ようこそハルヲンテイムへ」
満面の笑みを湛えてエレナの肩に手を添えた。
“アウローっ”と奥にいるアウロを呼ぶ。
「新しい仲間のエレナよ。こちらはアウロ」
「宜しく! エレナちゃん」
「宜しくお願いします、アウロさん」
アウロが手を差し出しエレナとしっかりと握手をした。
「とりあえず、ウチも客商売だからね。エレナ湯浴みしてらっしゃい、服は私のいらないのあげるから。湯浴みが終わったらアウロ、お店を案内してやって」
「わかりました、エレナちゃん先に湯浴み場に行こう」
アウロが手招きするとエレナが少し躊躇し立ち止まる。
「あ、あの、私……その………字が読めなくてその………」
消え入りそうな声で自分の中に抱える一番の不安を口に出した。
「あ、そうなの。そんなものは後から覚えればいいわ」
肩をすくめながらそんな些細な事は気にするなとばかりにハルヲはあっさりと言い放った。
その瞬間。
エレナの中でいろいろなものが思いが心の中で弾け飛び感情の波が一気に押し寄せた。
それは今まで感じた事のなかった感情。
悲しいとかではないのに涙がボロボロボロボロと次から次へと溢れてくる。
「今まで…字…読めないから、いらない…とか…汚いから…帰れとか…しか言われた事なくて……」
嗚咽まじりに必死に伝える。
ハルヲがエレナをギュッと抱きしめる。
「もう大丈夫だから、大丈夫だから」
頭を撫でながら優しく慈愛に満ちた言葉を伝えた。
その言葉に安心し、エレナは生まれて初めて号泣した。
人目もはばからず。
その姿を見て、アウロも貰い泣きしていた。
人目もはばからず。
そのアウロを見て、キルロがニヤニヤ笑ってた。
アウロを指差しながら。
ひとしきり涙を流し、憑き物が取れたのであろうスッキリした表情をエレナは見せた。
“さぁ、行きましょう”とハルヲがエレナの背を押した。
「ハルヲのそういうとこ好きだぞ」
ニコリと悪びれるわけでもなく、キルロはサラリと告げる。
ハルヲは俯いたまま耳を真っ赤にし、足早にキルロの目の前に向かった。
“ぐはっ”
脇腹に意外と本気のグーパンを決める。
そしてぐるりと背を向け、エレナの方へと足早に去っていた。
「本気か?! このクソ力が」
脇腹をさすりながら理不尽に殴らたと抗議した。
その姿を見たアウロは、肩口で口元を覆い必死に笑いをこらえていた。
「ハルヲ頼むぞー、エレナ頑張れよー」
立ち去って行く二人に声掛ける。
ハルヲは振り向きもせずに片手をヒョイと上げ、エレナはこちらを振り向き何度も頭を下げた。
エレナの耳がぴょこぴょこと嬉しそうに動いていた。
「さて、キノさん」
夕食を終えた二人はテーブルを挟んでまったりとした時間過ごしていた。
「格好つけて全額払うんじゃなかったかなぁ~、でも払わない訳いかないもんなぁ~あの場面じゃさぁ~」
しまらない事をグチグチとキノに言い続けている。
結局また借りを作ってしまったな。
「という事で手っ取り早くなんかクエストをします、明日ギルドだな」
キノは首を左右に揺らしながら話しを聞いていた。
さて、寝るか。
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