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初冒険と橙色の躊躇
白光と7番。ギルドのお姉さん達はプロでした
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(ぎゃあああああ! ハ、ハルさんが⋯⋯し、死んでいます⋯⋯)
耳の奥へと届く、聞き覚えのある声がハルの意識を少しばかり刺激した。
心も体も疲弊しきった所に届くその声が、ハルの瞼をわずかに震わす。
(ヌシは、何バカな事を言っているんだ! そんなわけ⋯⋯ぎゃあああああ! 死んでいるヤツが動いた!!)
誰?
ハルの意識はゆっくりと立ち上がる。だが、傍らに寄り添うキルロの意識は未だ落ちたまま、覚醒する気配は皆無だった。キルロの微かな温もりを感じつつ、ハルはゆっくりと瞼を開く。
(そんなわけないでしょう。ちょっとどきなさい⋯⋯チッ! つまらない物を見せられたわ⋯⋯)
遠くで鳴っているような、ぼんやりと響く声。
意識の焦点が合って来る。覚醒するハルの意識にその声がはっきりと届いた。
「おまえら、紛らわしんだよ! まったく⋯⋯」
覚醒した意識にはっきりと届く、嘆息するマッシュの声。
目に映るのは号泣しているフェインに、なぜ怒られたのか分からない小首を傾げるユラ。シルはハルの目が届かぬ所で、最大な膨れっ面を見せていた。
「副団長殿」
ネインが柔らかな声色を響かせ、手を差し伸べた。ハルはその手をしっかりと握り、洞口から外へと立ち上がる。
助かった。
だが、その安堵は瞬間。傍らで意識の戻らぬキルロへと感情が爆ぜる。
「早く! 早くコイツをエーシャの所へ!」
ハルの必死の懇願に一同の空気も緊迫したものへと一変した。
足は折れ曲がった痕を見せ、顔面は蒼白。意識を失ったままのキルロの姿に猶予が無い事を全員が悟った。
「マーラ!!」
「シ、シル?!! え? なんで⋯⋯」
呼び声を上げるシル。その声はハルの思いに呼応し、切迫していた。
そして、いるはずの無い妖艶のエルフの姿にハルは目を剥き、驚愕する。
「はい、はい。これはマズイわね。治療を始めるので外へ出して下さる」
小柄なエルフの治療という言葉に、ハルもハッと顔を上げた。
「クエイサー」
ハルの呼び声に白虎はすぐに寄り添った。大きなサドルバッグから、点滴や薬を取り出し、ハルも治療の準備を手早く進める。
「【癒白光】」
点滴の繋がるキルロへ、マーラが手をかざす。かざした手から白く輝く光玉が、キルロへと向かって行く。だが、その光玉はキルロの体に吸い込まれる事は無く、泡のように弾け飛んでしまった。
「マーラ。もう一度」
ハルの必死の懇願に大きく頷き、治療師は再び詠う。
◇◇◇◇
「え?! レッドキャップと遭遇したのかい?」
「あの赤い帽子ってそう呼ぶのですか?」
アウロさんに疑似冒険完了の報告をすると、私の報告に首を傾げていました。確かに聞いていた話より怖かったです。だけど、右も左も分からない私はこんなものなのかと勝手に納得していました。
アウロさんの反応を見る限り、あのエンカウントは予想外だったのだと分かります。言われた通りの事しかしていないはずですが⋯⋯。
「ミドラスより北が生息範囲のはずなんだけどね。エレナは間違って北には行ってないよね」
「はい。言われた通り西にしか行っていません。帰りもミドラスの西に辿り着いているので、北に行ったとは思わないのですけど⋯⋯」
「西⋯⋯行った所でヴィトリアとの境⋯⋯。西方でも出現するようになってしまったって事⋯⋯なのかな⋯⋯」
「はぁ⋯⋯。どうなのでしょう?」
「エレナ、ギルドにこの事を報告して来て。注意喚起もして貰わないとだし、場合に寄っては駆除クエストの発注をして貰う事になるかもしれないので」
「分かりました。何番に行けばいいのでしょうか?」
「3番⋯⋯いや、とりあえず7番に行って、どうすればいいか確認するのがいいんじゃないかな」
7番。
ここは初めてですね。ギルドの入口然とした大きな扉の横には、【総合相談】と書かれた看板を掲げています。活気を見せる他の入口と違い、そこまでの人出も無く、落ち着いた雰囲気です。
受付をして、待合のベンチにチョコンと座り呼ばれるのを待ちます。
どこに行けばいいのか迷っている人が多く、職員の方々が忙しそうに次の入口を指し示していました。
『エレナ・イルヴァン様。3番までお越し下さい』
伝声管からの呼び出しに、弾かれた様に席を立ちます。
ニッコリと口端を上げている綺麗なお姉さんの前に座りました。良く見ると瞳の奥は笑っていません。これが世に言う商業微笑ってやつでしょうか。
「こんにちは。ギルドへようこそ。本日はいかがなさいましたか?」
ハキハキと良く通る声に、何故か無言の圧を感じてしまい、わちゃわちゃとしどろもどろになってしまいます。
「⋯⋯あ、はい、あの⋯⋯ですね⋯⋯この間⋯⋯西で⋯⋯」
「はい?」
笑顔で小首を傾げるお姉さん。
こ、この笑顔は早く話せという事ですね。圧力が更に倍増ですよ。
「いや、その⋯⋯西で⋯⋯レッドキャップというのを見まして⋯⋯西には、いないはずだから⋯⋯報告を⋯⋯」
「西でレッドキャップですか? どちらで?」
「ミドラスの西側の街道を逸れた森で⋯⋯」
「それは本当ですか? いつですか?」
受付のお姉さんの雰囲気が変わります。口元に真剣さを帯び、表情は厳しさを増しました。
「⋯⋯昼頃です」
「退治されましたか?」
「⋯⋯いえ⋯⋯あ、でも何かがやっつけてしまいました。逃げるのに必死で⋯⋯確認は出来ていませんが」
「何か? その何かにも襲われたのですか?」
「いえ、追っては来ませんでした」
「そうですか」
横目で私をチラ見しながら、お姉さんは逡巡する姿を見せます。アウロさんの言う通りイレギュラーな遭遇だったのだと、その気配から私でも感じ取れました。
「少々、お待ちを」
私はポツンと窓口にひとり、奥に引っ込んでしまったお姉さんの戻りを待ちます。
隣のおじさんは何か口泡を飛ばし、熱弁を奮っていました。相手をされているお姉さんは冷ややかに受け流していますね。これがプロの技なのでしょうか。
「お待たせいたしました」
一枚のコンパクトな地図を手に、お姉さんはすぐに戻って来ました。狭い窓口の机にその地図を広げます。ミドラスとその近辺が描かれた地図を丁寧な手つきで伸ばして行き、顔を上げました。
「レッドキャップとエンカウントしたのはどの辺りでしょうか?」
「す、すいません。詳しい場所は分からないのですが」
「大体、おおよそで結構です。どのようなルートを進んだのか分かる範囲で構いませんので、お教え下さい」
私は頷いて、ミドラスの西側の街道から逸れた方向を指でなぞりました。だいぶ自信は無いのですが、その指先をお姉さんは真剣な目つきで見つめます。
「すいません。自信は無いのですが、こんな感じで進んで行きました。明確に指す事は出来ませんが、大きくこの辺りではなかったかと思います」
地図上で円を描いて見せると、お姉さんは軽く頷き納得した姿を見せてくれます。
「今、指示して頂いた近辺でのレッドキャップの報告は初めてです。ご報告ありがとうございます。何者かが殲滅したという事ですが、怪物か冒険者か分かりますか?」
「ごめんなさい。分かりません。ゴブリンの群れを一蹴して、私達を追って来なかったとしか言えません」
「分かりました。あとはこちらで引き受けます。ご報告ありがとうございました」
「あ、あの大丈夫でしょうか⋯⋯」
「御心配なさらずとも大丈夫です。こちらで調査いたしますので、ご安心下さい」
「宜しくお願いします」
私は深々と頭を下げて席を立ちました。
「お嬢さん」
「ひゃ、ひゃい!」
いきなりの声掛けにびっくりしてしまい、変な返事をしてしまいました。声の方へ振り返ると、少し変わった形の耳を持つエルフさんが、少年のような屈託の無い笑みを見せています。柔和な笑顔を浮かべる瞳の奥には、マッシュさんと同じギラギラした鈍い輝きを感じました。イヤな感じとかは無いのですが、一筋縄ではいかない雰囲気を感じます。
「アハ、ごめんね。いきなりでびっくりしちゃったよね。レッドキャップが出たって聞こえたんだけど、ここに来たって事はありえない所で遭遇したのかい?」
「は、はい⋯⋯。ミドラスの西で⋯⋯」
「ミドラスの西⋯⋯。ありがとう。失礼しちゃったね、ごめん、ごめん」
一瞬、鋭い表情を見せましたが、すぐに柔和な笑顔へと戻りました。後ろ手に頭を掻きながら、去って行くエルフさんに私は反射的に声を掛けてしまいます。
「あのう、大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫だよ。君は何も心配しなくていい」
ニッコリと柔らかい笑みと共に去って行ってしまいました。何だか逆に気になりますが、私に何か出来るとは思いません。ここは素直に帰るとします。
何だか長い一日がモヤっとした感じで終わりを告げました。
部屋に入るとドッと疲れが襲って来て、ベッドに倒れ込んでしまいます。
体力はもちろん気疲れもあって、気が付けばご飯も食べずに一日が終わっていきました。
耳の奥へと届く、聞き覚えのある声がハルの意識を少しばかり刺激した。
心も体も疲弊しきった所に届くその声が、ハルの瞼をわずかに震わす。
(ヌシは、何バカな事を言っているんだ! そんなわけ⋯⋯ぎゃあああああ! 死んでいるヤツが動いた!!)
誰?
ハルの意識はゆっくりと立ち上がる。だが、傍らに寄り添うキルロの意識は未だ落ちたまま、覚醒する気配は皆無だった。キルロの微かな温もりを感じつつ、ハルはゆっくりと瞼を開く。
(そんなわけないでしょう。ちょっとどきなさい⋯⋯チッ! つまらない物を見せられたわ⋯⋯)
遠くで鳴っているような、ぼんやりと響く声。
意識の焦点が合って来る。覚醒するハルの意識にその声がはっきりと届いた。
「おまえら、紛らわしんだよ! まったく⋯⋯」
覚醒した意識にはっきりと届く、嘆息するマッシュの声。
目に映るのは号泣しているフェインに、なぜ怒られたのか分からない小首を傾げるユラ。シルはハルの目が届かぬ所で、最大な膨れっ面を見せていた。
「副団長殿」
ネインが柔らかな声色を響かせ、手を差し伸べた。ハルはその手をしっかりと握り、洞口から外へと立ち上がる。
助かった。
だが、その安堵は瞬間。傍らで意識の戻らぬキルロへと感情が爆ぜる。
「早く! 早くコイツをエーシャの所へ!」
ハルの必死の懇願に一同の空気も緊迫したものへと一変した。
足は折れ曲がった痕を見せ、顔面は蒼白。意識を失ったままのキルロの姿に猶予が無い事を全員が悟った。
「マーラ!!」
「シ、シル?!! え? なんで⋯⋯」
呼び声を上げるシル。その声はハルの思いに呼応し、切迫していた。
そして、いるはずの無い妖艶のエルフの姿にハルは目を剥き、驚愕する。
「はい、はい。これはマズイわね。治療を始めるので外へ出して下さる」
小柄なエルフの治療という言葉に、ハルもハッと顔を上げた。
「クエイサー」
ハルの呼び声に白虎はすぐに寄り添った。大きなサドルバッグから、点滴や薬を取り出し、ハルも治療の準備を手早く進める。
「【癒白光】」
点滴の繋がるキルロへ、マーラが手をかざす。かざした手から白く輝く光玉が、キルロへと向かって行く。だが、その光玉はキルロの体に吸い込まれる事は無く、泡のように弾け飛んでしまった。
「マーラ。もう一度」
ハルの必死の懇願に大きく頷き、治療師は再び詠う。
◇◇◇◇
「え?! レッドキャップと遭遇したのかい?」
「あの赤い帽子ってそう呼ぶのですか?」
アウロさんに疑似冒険完了の報告をすると、私の報告に首を傾げていました。確かに聞いていた話より怖かったです。だけど、右も左も分からない私はこんなものなのかと勝手に納得していました。
アウロさんの反応を見る限り、あのエンカウントは予想外だったのだと分かります。言われた通りの事しかしていないはずですが⋯⋯。
「ミドラスより北が生息範囲のはずなんだけどね。エレナは間違って北には行ってないよね」
「はい。言われた通り西にしか行っていません。帰りもミドラスの西に辿り着いているので、北に行ったとは思わないのですけど⋯⋯」
「西⋯⋯行った所でヴィトリアとの境⋯⋯。西方でも出現するようになってしまったって事⋯⋯なのかな⋯⋯」
「はぁ⋯⋯。どうなのでしょう?」
「エレナ、ギルドにこの事を報告して来て。注意喚起もして貰わないとだし、場合に寄っては駆除クエストの発注をして貰う事になるかもしれないので」
「分かりました。何番に行けばいいのでしょうか?」
「3番⋯⋯いや、とりあえず7番に行って、どうすればいいか確認するのがいいんじゃないかな」
7番。
ここは初めてですね。ギルドの入口然とした大きな扉の横には、【総合相談】と書かれた看板を掲げています。活気を見せる他の入口と違い、そこまでの人出も無く、落ち着いた雰囲気です。
受付をして、待合のベンチにチョコンと座り呼ばれるのを待ちます。
どこに行けばいいのか迷っている人が多く、職員の方々が忙しそうに次の入口を指し示していました。
『エレナ・イルヴァン様。3番までお越し下さい』
伝声管からの呼び出しに、弾かれた様に席を立ちます。
ニッコリと口端を上げている綺麗なお姉さんの前に座りました。良く見ると瞳の奥は笑っていません。これが世に言う商業微笑ってやつでしょうか。
「こんにちは。ギルドへようこそ。本日はいかがなさいましたか?」
ハキハキと良く通る声に、何故か無言の圧を感じてしまい、わちゃわちゃとしどろもどろになってしまいます。
「⋯⋯あ、はい、あの⋯⋯ですね⋯⋯この間⋯⋯西で⋯⋯」
「はい?」
笑顔で小首を傾げるお姉さん。
こ、この笑顔は早く話せという事ですね。圧力が更に倍増ですよ。
「いや、その⋯⋯西で⋯⋯レッドキャップというのを見まして⋯⋯西には、いないはずだから⋯⋯報告を⋯⋯」
「西でレッドキャップですか? どちらで?」
「ミドラスの西側の街道を逸れた森で⋯⋯」
「それは本当ですか? いつですか?」
受付のお姉さんの雰囲気が変わります。口元に真剣さを帯び、表情は厳しさを増しました。
「⋯⋯昼頃です」
「退治されましたか?」
「⋯⋯いえ⋯⋯あ、でも何かがやっつけてしまいました。逃げるのに必死で⋯⋯確認は出来ていませんが」
「何か? その何かにも襲われたのですか?」
「いえ、追っては来ませんでした」
「そうですか」
横目で私をチラ見しながら、お姉さんは逡巡する姿を見せます。アウロさんの言う通りイレギュラーな遭遇だったのだと、その気配から私でも感じ取れました。
「少々、お待ちを」
私はポツンと窓口にひとり、奥に引っ込んでしまったお姉さんの戻りを待ちます。
隣のおじさんは何か口泡を飛ばし、熱弁を奮っていました。相手をされているお姉さんは冷ややかに受け流していますね。これがプロの技なのでしょうか。
「お待たせいたしました」
一枚のコンパクトな地図を手に、お姉さんはすぐに戻って来ました。狭い窓口の机にその地図を広げます。ミドラスとその近辺が描かれた地図を丁寧な手つきで伸ばして行き、顔を上げました。
「レッドキャップとエンカウントしたのはどの辺りでしょうか?」
「す、すいません。詳しい場所は分からないのですが」
「大体、おおよそで結構です。どのようなルートを進んだのか分かる範囲で構いませんので、お教え下さい」
私は頷いて、ミドラスの西側の街道から逸れた方向を指でなぞりました。だいぶ自信は無いのですが、その指先をお姉さんは真剣な目つきで見つめます。
「すいません。自信は無いのですが、こんな感じで進んで行きました。明確に指す事は出来ませんが、大きくこの辺りではなかったかと思います」
地図上で円を描いて見せると、お姉さんは軽く頷き納得した姿を見せてくれます。
「今、指示して頂いた近辺でのレッドキャップの報告は初めてです。ご報告ありがとうございます。何者かが殲滅したという事ですが、怪物か冒険者か分かりますか?」
「ごめんなさい。分かりません。ゴブリンの群れを一蹴して、私達を追って来なかったとしか言えません」
「分かりました。あとはこちらで引き受けます。ご報告ありがとうございました」
「あ、あの大丈夫でしょうか⋯⋯」
「御心配なさらずとも大丈夫です。こちらで調査いたしますので、ご安心下さい」
「宜しくお願いします」
私は深々と頭を下げて席を立ちました。
「お嬢さん」
「ひゃ、ひゃい!」
いきなりの声掛けにびっくりしてしまい、変な返事をしてしまいました。声の方へ振り返ると、少し変わった形の耳を持つエルフさんが、少年のような屈託の無い笑みを見せています。柔和な笑顔を浮かべる瞳の奥には、マッシュさんと同じギラギラした鈍い輝きを感じました。イヤな感じとかは無いのですが、一筋縄ではいかない雰囲気を感じます。
「アハ、ごめんね。いきなりでびっくりしちゃったよね。レッドキャップが出たって聞こえたんだけど、ここに来たって事はありえない所で遭遇したのかい?」
「は、はい⋯⋯。ミドラスの西で⋯⋯」
「ミドラスの西⋯⋯。ありがとう。失礼しちゃったね、ごめん、ごめん」
一瞬、鋭い表情を見せましたが、すぐに柔和な笑顔へと戻りました。後ろ手に頭を掻きながら、去って行くエルフさんに私は反射的に声を掛けてしまいます。
「あのう、大丈夫なのでしょうか?」
「大丈夫だよ。君は何も心配しなくていい」
ニッコリと柔らかい笑みと共に去って行ってしまいました。何だか逆に気になりますが、私に何か出来るとは思いません。ここは素直に帰るとします。
何だか長い一日がモヤっとした感じで終わりを告げました。
部屋に入るとドッと疲れが襲って来て、ベッドに倒れ込んでしまいます。
体力はもちろん気疲れもあって、気が付けばご飯も食べずに一日が終わっていきました。
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