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坂門

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登場人物 & 動物達

アウロ・バッグスの動物図鑑

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動物モンスター名 (【ハルヲンテイム】所属の主な仔達)

 モンスターは二種類。大きく分けて動物系と怪物系に分かれる。調教テイムが可能なのは動物系と言われている。(弱い怪物系も可能と言われているが、汎用性の低さや術が解けた時の危険性などから非現実的と言われている) 

⊡サーベルタイガー (クエイサー、スピラ、グラバー)
 白い毛に黒のタイガーパターン。体長は2Mi前後。3Mi近い大型な物の目撃もある。生息地は不明。目撃しただけでもかなりのレア。その白い体躯から聖獣と呼ばれている。下顎から突き出るように伸びる鋭い牙がトレードマーク。かなりの強さを誇るが、害の無い人間を襲う事は無い。【ハルヲンテイム】の店長であるハルヲンスイーバ・カラログースが、唯一の調教テイム成功者と言われている。生態事態に不明な点も多く、多くの謎に包まれている。

⊡白蛇 (キノ)
 アルビノ種の特徴である赤い瞳では無く、金色の瞳の個体をキルロ・ヴィトーロインが調教テイムした。詳細は全く持って不明。

犬豚ポルコドッグ (マイキー)
 鼻が豚のような形をしている事からその名がついた。体長は30~50Mc程の小型犬。通常の犬より匂いに敏感で、臆病な所がある。香りの強いキノコの採取冒険クエストや、その臆病な特徴を生かし、危険察知にと冒険クエストで重宝する存在。恐怖を感じると頭を隠す習性があり、犬には珍しく顎に触れられるのをイヤがる傾向がある。

⊡チワニッシュ 
 大きな耳とくりくりとした黒目が特徴。その愛らしく30Mc程しかない小さな体から、愛玩ペット犬として、とても人気が高い。長い毛並みはアレンジしやすく、いろいろなスタイルにカット出来るのも魅力のひとつ。【ハルヲンテイム】で、預かっていたのはビビとビオの兄弟。ビオはその後、世界初の義足犬としてみんなが知る事となる。

⊡セントニッシュ
 細く、長毛種の大型犬。全身の毛はサラサラと長く、走る時にたなびくその姿はとても優雅。富裕層に人気の高い種。

⊡オルンドール
 通称モップ犬。体長1Mi程の中型種。全身モップを被ったような愛くるしい姿を魅せる。オルンで優秀な牧羊犬として飼われており、愛玩犬としては飼い辛い性格も相まってミドラスでお目に掛かる事はほとんど無い、ある意味レアな種。暑さに弱く、独特の形状をした毛に溜めておいた水分を蒸発させ、その気化熱で皮膚の温度を調整する。皮膚が常に湿気を帯びている為、においはきつめ。傾斜を上り下りする事でストレスを発散するという希有な習性を持つ。それは傾斜を苦にしないと言う事で、山間部での畜産が盛んなオルンに多いのは必然と思われる。

猟犬バウンドドッグ
 猟に向いている犬の総称。大型、小型まで多種多様に存在する。

大型兎ミドラスロップ (アントン、プロトン)
 垂れた耳が特徴の大型兎。体長は1Miを越し、強靭な足腰で冒険クエストの荷物持ちとして重宝されている。バックパックを背負い冒険者の後ろを付いて行く姿は良く見る光景。馬と違い、地形の変化に強いのも冒険クエスト向きと言われている。蹴る力が強く、血気盛んな個体はその強力な蹴りで戦闘に参加する事もあるとか。

岩熊ラウスベア (ブロウ、ローイン)
 熊としては小柄なタイプ。体長は1、5Mi~2Miに届かない程度。体が小さめの為小回りが利き、身のこなしが俊敏。もっとも冒険クエストに向いていると言われ、荷物持ちから戦闘までオールマイティーにこなす。性格も人に対して従順で、信頼関係を築き易い。【ハルヲンテイム】でもレンタルで一番人気が高い。

⊡灰熊《オウルベア》
 綺麗な灰毛が特徴で、大人しい性格から愛玩用ペットとして飼われる事が多い。体長は2Mi前後で、岩熊ラウスベアより少し大きい。個体差にもよるが、大人しい為戦闘には不向きとされ、冒険クエストで活躍する事は少ない。ただ、力はやはり強い為、山道を大量の荷物を運ばなくてはならない冒険クエストなどの時は帯同する事は多い。使い方としては限定的な為【ハルヲンテイム】ではレンタルは行っていない。

⊡イスタルキャット (タッカ、トッタ)
 短毛種。耳が長く、その大きな耳を使って放熱する事で体温の調節を行っている。猫には珍しく高い場所で群れて生活をする。優雅な動きであまり動じない。高地を生息地とするため、暑さにはめっぽう弱い。その優雅な所作と多頭飼い推奨な為、富裕層に人気。

⊡オルンカール
 耳の小さな長毛種。比較的寒さに強く、飼いやすい。愛玩ペットとして人気が高い。

⊡リンマフィン
 猫らしい猫。頬っぺたからちょっとはみ出している毛が特徴。オルンカールと並び飼いやすさからこちらも人気が高い。

⊡ミドラスノースキャット
 虎模様の美しい稀少種。美しい模様とその値段から富裕層しか手が出せない。性格は比較的穏やかで、入手が困難というだけで愛玩ペットとしては飼いやすい。

⊡ヴィトリアントイガー
 ミドラスノースキャットの派生亜種。耳の先とつま先の色がミドラスノースキャットと違い、ミドラスノースキャット以上にレア度が高い。目撃される事も少なく入手はかなり困難。玄人でも知らない人は多く、ミドラスノースキャットとして流通している事もあるとか。
性格は比較的穏やかだが、運動不足になるとストレスを極端に溜めてしまうので注意が必要。

⊡オルンモンキー (ルンタ)
 二本の尾を持つ、鮮やかな毛色が人気の小さな猿。臆病で警戒心は高いが、警戒が解けるととても人懐っこい。逃げる時に尾を一本切り離し、分身にして逃げる。切れた尾はまた再び伸びて来る。とても賢く、知恵者。

⊡アックスピーク (ヘッグ、フッカ)
 オルンの渓谷でハルが調教テイムに成功した、レア度マックスの動物モンスター。目撃情報すら稀であり、遠目で見られただけでも仲間内に自慢出来る程。大きなダチョウに似た姿。白く輝く純白の羽毛から聖鳥と呼ばれ、短い羽は飛ぶのには不向き。体長は2Mi程で、いつまでも走り続ける事が可能なスタミナと馬の三倍とも言われる速さで走る事が出来る。人を乗せて走る事も苦にせず、未だ解明されていない部分も多い。現在、調教テイムが確認されているのは【ハルヲンテイム】にいる二羽のみ。
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