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性奴隷は、誘惑する。
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あんな事......、公園という公共施設で無理矢理犯された出来事があってから五日が経過した。その間僕はどうしていたかというと、まず一日目と二日目は風邪で寝込んでいた。とんでもない高熱が出ていたかと言われればそんな事も無く、近くのドラッグストアへとマスクを付けて行き、半ば朦朧とした意識の中で風邪薬とレトルトのお粥やポカリスエットを買い、自分の家で安静にしていたら次の日には大分と体調は良くなっていた。学園長にメールで風邪をひいた事を言うと、一週間後の終業式には学校に来なくてもいいと言ってもらえた。それと同時に一人で大丈夫かと心配そうに色々と聞かれ、風邪で弱った心に少しだけ沁みた。
そしてずっと安静にしていた事が功を奏したのか、三日目には完全復活を遂げていた。正直時間があっても何もする事がなく、入学式以来生徒達の性処理でずっと多忙だったせいもあり、初めてのまとまった休みに困惑していた。
昔の自分は何をしていたかと思い出してみると、そう言えばゲームをしていた事を思い出した。小学生の頃は中古で六千円で買った3DSで、ずっとゲームをしていた。買った時から本体に傷が多く付いていて、中学生になる頃には遂に壊れてしまった。その頃は修理に出すなんて発想も無かったものだから、これからゲームの代わりに何をすればいいんだと嘆いていた事を思い出した。
「よし....!」
久しぶりにゲームをしようと思った。ただ、今時は3DSなんて古すぎるから別の物をしようと思う。やっぱりPS4とか?いやいや、もうPS5も発売されてるし.....。ならCMでよく見るスイッチとかかな。そうと決まれば、お金を持って電気屋さんへと電車で向かった。
自宅から徒歩七分程の所に駅がある。そこまで歩いて移動した。ちなみに、自転車は持っていない。学校も歩いて行ける距離にあるので、必要性を感じなかったからだ。特に時刻表も調べずに駅のホームへと着いたが、丁度目的の駅へと向かう電車が来ていた。乗り過ごしたところで五分以内には次の電車がやってくるが、早く着いてもデメリットは無いので駆け足で電車へと乗り込んだ。
電車の中は、そこそこ混んでいた。朝の九時と言うこともあり通勤ラッシュには被らなかったが、繁華街の集まっている場所へと向かう方面の電車と言うこともあり、こんな時間でも結構人が集まっていた。当たり前のように座席には座る事が出来なくて、車両の扉付近に立つことにした。リュックを背中側から内側へと背負い直す。ぎゅうぎゅうになるくらいに人が多い訳では無いけれど、やっぱり普通にリュックを背負っていたら邪魔だと思ったからだ。
ガタタンッ
「ゎっ‼︎」
電車が大きく揺れた。どうやら、この路線は揺れやすいらしかった。吊り革を掴むには少し位置が悪かったので、壁を手で押さえて転けないように努めた。
『○○駅~~、○○駅です』
アナウンスが鳴り、電車が駅へと止まった。僕の目的地はこの駅ではなく、あと三つ先の駅だった。扉付近に立っていたので降りる人の邪魔になるだろうと思い、電車の端に寄って行った。僕は身体が小さいので、人の波を潜って移動することは簡単だった。
電車に乗っていた人がホームへと流れ、次に電車へと乗り込んでくる人によって僕は更に電車の隅へと押し込まれた。しかも予想以上に乗り込んでくる人が多くて、これは降りる時が大変かもしれないと離れてしまった扉を見ながら思った。
スリッ.......
「!!???」
ガタタンッ......ガタタン........‼︎
電車内は、相変わらず大きく揺れていた。その揺れに合わせて電車内で立っている人たちも前後左右に大きく揺れていて、僕のお尻への小さな刺激も鞄か何かがたまたまぶつかってしまっただけかと思った。
スリスリ.........
「っ‼︎!?!?」
間髪入れずに、今度は更にしっかしとした刺激をお尻に感じた。僕の今日の格好はTシャツの上に薄手のパーカー、下は膝上程の短パンと、特に特筆することの無い普通の格好だった。どちらかと言えばセンスのないくらいの服装で、痴漢される覚えなんてさらさらなかった。だから、お尻なんて触られるはずも無い......と思えたら良かったのだが、いかんせんそう信じ込むには余りにも痴漢に合うことが多かった。毎回痴漢をされると言うほどでは無いが、(と言うか毎回されてたら電車になんて絶対に乗らない)女子高生と同じくらい、もしかするとそれ以上の確率で痴漢される事があった。それが何故かなんて僕には分からない。
確かに、中学生の頃は白の薄手のTシャツ一枚を着ていて、痴漢してきた人に『ピンクのエッチな乳首が透けてるよ?わざと見せて、痴漢されたがってたんだろ?』なんて言われたけれど、それからは白色のTシャツなんて選ばないように気を付けているし、もし着たとしても中にタンクトップをキチンと着ていた。実際、今日のTシャツはグレーだし、きちんと中にタンクトップも着ていた。だから乳首の色が透けているなんて事もない筈なのに.......
学園長によく言われる言葉を思い出した。
『隼人は自覚していないと思うけど、普通にしているだけで淫乱な雰囲気がだだ漏れになってるんだよ。だから、男はみんな隼人の事を犯したくなってしまうんだ』
そんな馬鹿なと始めは思っていたが、明らかに僕が学園に来た頃から痴漢やレイプに会う回数が多くなった。こんなに前髪も伸ばしていて目立たない服装をしているにも関わらず、何故か男に目をつけられるのだ。信じたくはないが、僕からは何か、オーラ的なものが出ているのかもしれない。まるで、昆虫の出すフェロモンのような......
そしてずっと安静にしていた事が功を奏したのか、三日目には完全復活を遂げていた。正直時間があっても何もする事がなく、入学式以来生徒達の性処理でずっと多忙だったせいもあり、初めてのまとまった休みに困惑していた。
昔の自分は何をしていたかと思い出してみると、そう言えばゲームをしていた事を思い出した。小学生の頃は中古で六千円で買った3DSで、ずっとゲームをしていた。買った時から本体に傷が多く付いていて、中学生になる頃には遂に壊れてしまった。その頃は修理に出すなんて発想も無かったものだから、これからゲームの代わりに何をすればいいんだと嘆いていた事を思い出した。
「よし....!」
久しぶりにゲームをしようと思った。ただ、今時は3DSなんて古すぎるから別の物をしようと思う。やっぱりPS4とか?いやいや、もうPS5も発売されてるし.....。ならCMでよく見るスイッチとかかな。そうと決まれば、お金を持って電気屋さんへと電車で向かった。
自宅から徒歩七分程の所に駅がある。そこまで歩いて移動した。ちなみに、自転車は持っていない。学校も歩いて行ける距離にあるので、必要性を感じなかったからだ。特に時刻表も調べずに駅のホームへと着いたが、丁度目的の駅へと向かう電車が来ていた。乗り過ごしたところで五分以内には次の電車がやってくるが、早く着いてもデメリットは無いので駆け足で電車へと乗り込んだ。
電車の中は、そこそこ混んでいた。朝の九時と言うこともあり通勤ラッシュには被らなかったが、繁華街の集まっている場所へと向かう方面の電車と言うこともあり、こんな時間でも結構人が集まっていた。当たり前のように座席には座る事が出来なくて、車両の扉付近に立つことにした。リュックを背中側から内側へと背負い直す。ぎゅうぎゅうになるくらいに人が多い訳では無いけれど、やっぱり普通にリュックを背負っていたら邪魔だと思ったからだ。
ガタタンッ
「ゎっ‼︎」
電車が大きく揺れた。どうやら、この路線は揺れやすいらしかった。吊り革を掴むには少し位置が悪かったので、壁を手で押さえて転けないように努めた。
『○○駅~~、○○駅です』
アナウンスが鳴り、電車が駅へと止まった。僕の目的地はこの駅ではなく、あと三つ先の駅だった。扉付近に立っていたので降りる人の邪魔になるだろうと思い、電車の端に寄って行った。僕は身体が小さいので、人の波を潜って移動することは簡単だった。
電車に乗っていた人がホームへと流れ、次に電車へと乗り込んでくる人によって僕は更に電車の隅へと押し込まれた。しかも予想以上に乗り込んでくる人が多くて、これは降りる時が大変かもしれないと離れてしまった扉を見ながら思った。
スリッ.......
「!!???」
ガタタンッ......ガタタン........‼︎
電車内は、相変わらず大きく揺れていた。その揺れに合わせて電車内で立っている人たちも前後左右に大きく揺れていて、僕のお尻への小さな刺激も鞄か何かがたまたまぶつかってしまっただけかと思った。
スリスリ.........
「っ‼︎!?!?」
間髪入れずに、今度は更にしっかしとした刺激をお尻に感じた。僕の今日の格好はTシャツの上に薄手のパーカー、下は膝上程の短パンと、特に特筆することの無い普通の格好だった。どちらかと言えばセンスのないくらいの服装で、痴漢される覚えなんてさらさらなかった。だから、お尻なんて触られるはずも無い......と思えたら良かったのだが、いかんせんそう信じ込むには余りにも痴漢に合うことが多かった。毎回痴漢をされると言うほどでは無いが、(と言うか毎回されてたら電車になんて絶対に乗らない)女子高生と同じくらい、もしかするとそれ以上の確率で痴漢される事があった。それが何故かなんて僕には分からない。
確かに、中学生の頃は白の薄手のTシャツ一枚を着ていて、痴漢してきた人に『ピンクのエッチな乳首が透けてるよ?わざと見せて、痴漢されたがってたんだろ?』なんて言われたけれど、それからは白色のTシャツなんて選ばないように気を付けているし、もし着たとしても中にタンクトップをキチンと着ていた。実際、今日のTシャツはグレーだし、きちんと中にタンクトップも着ていた。だから乳首の色が透けているなんて事もない筈なのに.......
学園長によく言われる言葉を思い出した。
『隼人は自覚していないと思うけど、普通にしているだけで淫乱な雰囲気がだだ漏れになってるんだよ。だから、男はみんな隼人の事を犯したくなってしまうんだ』
そんな馬鹿なと始めは思っていたが、明らかに僕が学園に来た頃から痴漢やレイプに会う回数が多くなった。こんなに前髪も伸ばしていて目立たない服装をしているにも関わらず、何故か男に目をつけられるのだ。信じたくはないが、僕からは何か、オーラ的なものが出ているのかもしれない。まるで、昆虫の出すフェロモンのような......
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