学園奴隷《隼人》

かっさく

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性奴隷は、青姦させられる。

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「ぅ・・・・ぁ・・・、??」

背中が、痛かった。どうしてだろうと目を開けて考えてみると、そう言えば自分は雨宿りをしている最中に男性に襲われ、その後気絶していたのだった。気絶と言っても殴られたとか首を絞められたとかではなく、メスイキを繰り返しているうちに限界が来て、その数が十を過ぎたくらいに絶頂と共に気絶したのだった。

「(久しぶりのセックス、気持ち良かったな・・・♡)」

待ち望んでいたセックスの余韻に、まだ中に男性の精液が残るアナルが喜ぶ様にキュンッと締まった。

「・・・・・いや、そんな事ないっ!」

セックスが気持ち良かったなんて、そんな筈がない。例えどれだけメスイキをして『気持ちいい』と甘い声で喘いでいたとしても、男性同士のセックスが気持ちいいなんてまだ認めたくはなかった。それに、今回は望まないセックス、レイプをされたのだ。それに喜ぶなんて、まるで淫乱みたいじゃないか。
心の中で葛藤し、一人で自分に対してツッコミを入れる隼人は周りから見ればただの変人だった。

「・・・・あ・・・雨・・・・」

いつの間にか、雨が止んでいた。学園から出てきた時間はお昼前だったのに、あれからどれだけの時間が経ったのかは分からないが、すっかり夕方になってしまったみたいだった。綺麗な赤色に近いようなオレンジ色が、閑散とした隠れ場的な公園を染め上げている。青々とした柔らかな芝生も夕焼け色に染まり、人の気配もなく遊具すら無いだだっ広いだけの公園は、溜息が出るくらいに綺麗だった。ここが都会の一角であることも忘れて、大雨に濡れてまだ乾いてもいない芝生をただただ見つめていた。
見つめていた所で、ふと視界にツルツルとしたものが映った。見慣れた、透明なスマホケースの下から透けている白色のスマホを見た瞬間に、自分の携帯の事を思い出した。慌てて駆け寄り、自分のスマホを拾い上げる。このスマホは中学生になってまでスマホを持っておらず、もう高校生になると言うのに小学一年生の時に親から与えられたガラケーを続けて使おうとする僕を見兼ねて学園長が買ってくれたものだ。いつも僕の嫌がる事ばかりをしようとする学園長だが、高級なスマートフォンを買ってくれた事に関してだけは感謝しないといけないと思う。あと、衣食住もだ。マンションの一室も学園長が与えてくれて、毎月、十分な生活費と共にお小遣いを貰っている。こう見ると学園長が優しい人みたいに思えるだろうが、僕をお金で買ったんだからある程度の面倒を見る事は当たり前の事だろう。と思ってはいるが、流石にお小遣いの量が度を越していた。今まで特に金銭面での不自由なく育ってきたけれど、そんな僕でも目が飛び出るくらいのお小遣いを貰っていた。金額は伏せるが、月に十万円以上は貰っていた。勿論、その九割以上は貯金しているけれど。
何時間も雨風の下に放置されていたスマートフォンを手に取ってみると、僕の指紋なのか明るさのセンサーに反応したのか、それとも動かしたからなのかは分からないが、パッと画面から光を発しながらロック画面が表示された。普段は気にも止めていない、初期から変更していないままの砂浜のロック画面が、今では奇跡のように思えた。

「こ、壊れてないっ!?」

パスワードを最速で打ち込み、LINEを開けるかも確認する。スマートフォンの画面が濡れていて、指の静電気がスマホに若干伝わりづらい以外は特に問題はなかった。本当に、壊れていなかったのは奇跡だと思う。

実はこのスマホは完全防水で、雨水にかかったくらいでは壊れる危険性は無いに等しかったが隼人にしてみれば奇跡以外の何者でもなかった。



「よかった・・・・」

地面へと擦られたのは画面側ではなくカバー側だったので、分厚い高級なカバーにはよく見ないと気が付かないほどの擦り傷しか付いていなかった。

「(あれ、そう言えば)」

はだけていた筈の衣服が、元通りになっていた。流石に申し訳なくなった男性が服を着せてくれたのかとも一瞬思ったが、十中八九下半身が丸出しの僕が発見されて大事になってはまずいから服を着せてくれただけだろう。いや、善意で戻してくれたと考えた方が後味がいいから、そう思っておこうと思う。
帰るために、スマホを鞄の中に入れた。幾ら夏とは言っても、雨上がりの、しかもあんな大雨が降った後では湿度が高くてあまり服が乾いていなかった。スラックスは太腿に張り付くし、ワイシャツも上半身に密着しているしで気持ち悪かった。この公園から家までは、遠くもないがそう近い距離でもなかった。時間で言うと二分程度だが、大きい道路を通らないと帰れないため絶対に人と会う事は避けられなかった。



流石の隼人も学習していて、こんな状態で一目に着く所に行けば、またレイプされてしまうかもしれないという危機感を持った。自分の容姿が優れていると言う自覚が無い隼人には、それが何故かと言う説明は出来ないが経験上そうなってしまう事だけは察していた。そして悩んだ末に、渋々ながら学園長に助けを求める事にした。
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