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54 小麦と天ぷら
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僕は目覚めると夕食を取り風呂に入ったあと再び『WMMI』にログインする。ベッドで起き上がるとヒミコたちが何かを持って近づいて来た。
「お兄ちゃん、これ見て!」
ヒミコたちが持って来たのを鑑定してみると
---------------------
キャベツ
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:たくさんの葉が詰まった緑の野菜
加工技術:
----------------------
小麦
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:たくさんの黄色い粒が実った植物。細かく砕くことにより変化する
加工技術:【脱穀】【粉砕】
----------------------
キャベツゲット!それに小麦粉も手に入れた。けどなんだこの加工スキル【脱穀】?【粉砕】?大体想像できるけどスキルとしてあるんだな。系統としては【料理】のスキルだよな。今僕の【料理】のスキルレベルは3だけど【脱穀】なんてスキルはないいんだよな。あとは複合スキルかな。まずは【株分】で種にしよう。
とりあえず手で小麦の実をとっていると
「兄さん、何してるんですか?」
3人を代表してシズクが何をしているか聞いて来た。僕はこれからすることを説明していると手伝ってくれるらしい。3人で小麦の実を取っていると
「兄さん、魔法を使ってもいいですか?」
とシズクが聞いて来た。え?魔法?シズクには水と氷魔法しかなかったよな。不思議に思いつつ許可を出すとシズクは空中に水の球を生み出し、その中に小麦を投げ入れる。そして水球内で水流を生み出し、殻の剥けた実とそれ以外に分けてみせた。
「すごいじゃん。シズク!」
「えへへ」
「むー、私もできるもん」
僕がシズクの頭を撫でているとヒミコが対抗意識を燃やして小麦を火の魔法で燃やし始めた。結果小麦は燃え尽きた。
「ごめんなさい。お兄ちゃん」
「うん、いいよ。でも次からはちゃんと考えようね」
「うん」
「あとヒミコには火の威力を調節してシズクが剥いてくれた麦の実を乾かしてもらいたいんだ」
「わかった」
ヒミコは火の威力を調整し、シズクが処理した濡れた小麦を乾かした。僕もMPの量を減らした風魔法の【ウインド】で小麦の脱穀をしてみると大体半分ぐらいは脱穀できた。うーん。シズクの方がうまいな。でもこれって覚えたんじゃない?ログを確認してみると
『【株分Lv2】が【株分Lv3】に強化されました』
『新しく【魔力制御Lv1】を習得しました』
『条件を達成しました。新しく【脱穀】を獲得できます』
『従魔:シズクが【魔力制御Lv1】を習得しました』
『従魔:ヒミコが【魔力制御】を習得しました』
やっぱり覚えてた【脱穀】。でも見た感じ条件は【魔力制御】を取ってるかみたい。で【魔力制御】は
『【魔力制御】は消費魔力を調整することで魔法の威力を増減できます。Lv1では消費魔力を減らす(50%、30%)ことで威力を下げることができます』
つまり将来は『消費魔力2倍で威力2倍だ』みたいなことができるってことか。
さてヒミコに乾かしてもらった小麦を【石臼】で粉末化していく。
---------------------
小麦粉
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:小麦を細かく砕いて作られた粉。これで料理のレパートリーは増えるだろう
加工技術:
----------------------
まだいろいろ足りないけど、これで料理のレパートリーは確実に増えたぞ。シズクが脱穀、ヒミコが乾燥、僕とヒビキが粉末化しようと思ったが僕の石臼での作業を見ていたヒビキは何か作る物ができたらしく【機械工房】に入っていった。
僕たちが小麦粉を量産していると30十分後、ヒビキが【機械工房】から出てきた。手元には鉄でできた箱があった。ヒビキはヒミコが乾かした小麦の実をその箱の上部から入れ、横にあるハンドルを回すと
ゴリゴリゴリ
なにかがすり潰される音が聞こえ数分間ハンドルを回すと箱の中央にあるガラスが赤く光ると箱の下部が開き、そこから鉄の器に入った小麦粉が出てきた。
「「おおお!」」
「これが小麦粉粉砕機です。本当は電動式にしたかったのですがアイテムが足りなかったので断念しました」
「いやいや、十分すごいよ」
僕はヒビキの頭を撫でながらほめると、ヒビキはドヤ顔をしながら嬉しそうにしている。小麦粉の作成はヒミコたちに任せて僕は小麦粉を使った料理を作ることにする。使う食材はきのこ、肉、魚、小麦粉、水、卵、塩。そう作るのはてんぷら。まず水と卵、塩を混ぜた物に小麦粉を加えてんぷら液を作り、フライパンに油を入れ温めた後それぞれの食材を揚げていく。
---------------------
てんぷら
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:様々な食材を天ぷら液で覆った後、高温の油で揚げられた一品
効果:アタック+20
----------------------
うん、いい出来。早速ヒミコたちに食べさせると
「すごくおいしい。あの粉がこんな料理に変わるんだ」
「キノコも魚もホクホクでおいしいです」
「デザートはないんですか?」
一名マイペースだが大好評だった。
最後に装備を確認した後、僕たちは東の森に向かう。そう、今日は奴を倒すんだ。そして東の森について一時間
「兄ちゃん、あそこ!」
ヒミコが指さす先にヤツ、ハウル・フォレスト・ベアーが森を徘徊していた。まだこちらには気づいていない。
「とりあえずまずはハウル・フォレスト・ベアーの動きを見るからなるべく攻撃を回避していこう。ある程度時間が立ったら攻撃の合図はするから」
そしてハウル・フォレスト・ベアーとの戦いが始まる。
「お兄ちゃん、これ見て!」
ヒミコたちが持って来たのを鑑定してみると
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キャベツ
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:たくさんの葉が詰まった緑の野菜
加工技術:
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小麦
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:たくさんの黄色い粒が実った植物。細かく砕くことにより変化する
加工技術:【脱穀】【粉砕】
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キャベツゲット!それに小麦粉も手に入れた。けどなんだこの加工スキル【脱穀】?【粉砕】?大体想像できるけどスキルとしてあるんだな。系統としては【料理】のスキルだよな。今僕の【料理】のスキルレベルは3だけど【脱穀】なんてスキルはないいんだよな。あとは複合スキルかな。まずは【株分】で種にしよう。
とりあえず手で小麦の実をとっていると
「兄さん、何してるんですか?」
3人を代表してシズクが何をしているか聞いて来た。僕はこれからすることを説明していると手伝ってくれるらしい。3人で小麦の実を取っていると
「兄さん、魔法を使ってもいいですか?」
とシズクが聞いて来た。え?魔法?シズクには水と氷魔法しかなかったよな。不思議に思いつつ許可を出すとシズクは空中に水の球を生み出し、その中に小麦を投げ入れる。そして水球内で水流を生み出し、殻の剥けた実とそれ以外に分けてみせた。
「すごいじゃん。シズク!」
「えへへ」
「むー、私もできるもん」
僕がシズクの頭を撫でているとヒミコが対抗意識を燃やして小麦を火の魔法で燃やし始めた。結果小麦は燃え尽きた。
「ごめんなさい。お兄ちゃん」
「うん、いいよ。でも次からはちゃんと考えようね」
「うん」
「あとヒミコには火の威力を調節してシズクが剥いてくれた麦の実を乾かしてもらいたいんだ」
「わかった」
ヒミコは火の威力を調整し、シズクが処理した濡れた小麦を乾かした。僕もMPの量を減らした風魔法の【ウインド】で小麦の脱穀をしてみると大体半分ぐらいは脱穀できた。うーん。シズクの方がうまいな。でもこれって覚えたんじゃない?ログを確認してみると
『【株分Lv2】が【株分Lv3】に強化されました』
『新しく【魔力制御Lv1】を習得しました』
『条件を達成しました。新しく【脱穀】を獲得できます』
『従魔:シズクが【魔力制御Lv1】を習得しました』
『従魔:ヒミコが【魔力制御】を習得しました』
やっぱり覚えてた【脱穀】。でも見た感じ条件は【魔力制御】を取ってるかみたい。で【魔力制御】は
『【魔力制御】は消費魔力を調整することで魔法の威力を増減できます。Lv1では消費魔力を減らす(50%、30%)ことで威力を下げることができます』
つまり将来は『消費魔力2倍で威力2倍だ』みたいなことができるってことか。
さてヒミコに乾かしてもらった小麦を【石臼】で粉末化していく。
---------------------
小麦粉
ランク1
カテゴリー:【植物】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:小麦を細かく砕いて作られた粉。これで料理のレパートリーは増えるだろう
加工技術:
----------------------
まだいろいろ足りないけど、これで料理のレパートリーは確実に増えたぞ。シズクが脱穀、ヒミコが乾燥、僕とヒビキが粉末化しようと思ったが僕の石臼での作業を見ていたヒビキは何か作る物ができたらしく【機械工房】に入っていった。
僕たちが小麦粉を量産していると30十分後、ヒビキが【機械工房】から出てきた。手元には鉄でできた箱があった。ヒビキはヒミコが乾かした小麦の実をその箱の上部から入れ、横にあるハンドルを回すと
ゴリゴリゴリ
なにかがすり潰される音が聞こえ数分間ハンドルを回すと箱の中央にあるガラスが赤く光ると箱の下部が開き、そこから鉄の器に入った小麦粉が出てきた。
「「おおお!」」
「これが小麦粉粉砕機です。本当は電動式にしたかったのですがアイテムが足りなかったので断念しました」
「いやいや、十分すごいよ」
僕はヒビキの頭を撫でながらほめると、ヒビキはドヤ顔をしながら嬉しそうにしている。小麦粉の作成はヒミコたちに任せて僕は小麦粉を使った料理を作ることにする。使う食材はきのこ、肉、魚、小麦粉、水、卵、塩。そう作るのはてんぷら。まず水と卵、塩を混ぜた物に小麦粉を加えてんぷら液を作り、フライパンに油を入れ温めた後それぞれの食材を揚げていく。
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てんぷら
ランク1
カテゴリー:【料理】
耐久度:50
品質:標準品質
解説:様々な食材を天ぷら液で覆った後、高温の油で揚げられた一品
効果:アタック+20
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うん、いい出来。早速ヒミコたちに食べさせると
「すごくおいしい。あの粉がこんな料理に変わるんだ」
「キノコも魚もホクホクでおいしいです」
「デザートはないんですか?」
一名マイペースだが大好評だった。
最後に装備を確認した後、僕たちは東の森に向かう。そう、今日は奴を倒すんだ。そして東の森について一時間
「兄ちゃん、あそこ!」
ヒミコが指さす先にヤツ、ハウル・フォレスト・ベアーが森を徘徊していた。まだこちらには気づいていない。
「とりあえずまずはハウル・フォレスト・ベアーの動きを見るからなるべく攻撃を回避していこう。ある程度時間が立ったら攻撃の合図はするから」
そしてハウル・フォレスト・ベアーとの戦いが始まる。
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