『Wonderful Mystery Marvel Island』

39 ヒミコの実力

　さてヒミコと契約した時に覚えた【テイマーLv1】の確認をしてみよう。お願い、ヘルプさん。

『【テイマー】は【使役術】の上位スキルで契約した魔物：従魔のステータスの確認や呼び出しなど、様々な従魔に関することを覚えることができる』

　えーと現在できることはヒミコ（従魔）のステータスが確認できるんだ。早速見てみよう

---------------------
ヒミコ
種族：火の精霊(タイプ：キツネ)
ランク3
カテゴリー：【精霊】
使用スキル
・妖術
・体術：獣
・気配察知
・精霊術：火
・精霊化
・獣化
---------------------

　見慣れないスキルばっか。一つずつ見てみよう

『【妖術】は魔物のみが使えるスキルで狐火、水連など特殊な魔法が使える』
『【体術：獣】は魔物のみが使えるスキルで主に牙、爪、尾を使ったスキルが使える』
『【精霊術：火】は精霊の力も用い強力な火属性の魔法を使える』
『【精霊化】は本来の精霊の姿に戻ることにより、一部のスキルは使えなくなるが精霊魔法の威力が上がる』
『【獣化】は精霊が獣の姿に変わり、精霊魔法の威力は下がるが一部のスキルが使えるようになる』

　本来の精霊の姿って何？ヒミコに聞いてみるとヒミコは突然光出した。光が治まるとそこには慎重130cm、赤いワンピースに赤い髪に白いキツネの耳、オレンジの目、白いキツネの尻尾そして首にミルキーフライのスカーフをまいた少女が立っていた。

「えーと、これが精霊化？」
「コン！」

　ヒミコはうなずいて返事を返してくれる。しかしすぐに元の獣状態に戻った。ヘルプさんに聞いてみると

『まだ幼い精霊は精霊化に慣れておらず、すぐに獣状態に戻ってしまう。成長することで精霊化の時間が長くなる』

　そうなのか、ヒミコ、ごめんね。ヒミコを撫でると嬉しそうな顔で撫でられた。しばしヒミコのもふもふを楽しんだ後、僕とヒミコは浜辺に向かった。

　さて今日は釣りのついでにヒミコの強さを見てみよう。5分後ザリガニフィッシュが連れた。早速ヒミコが前に出る。今回は特に命令せずにヒミコ自身で戦わせてみる。

　ザリガニフィッシュはヒミコに向けてハサミを振り下ろすが、ヒミコは危なげなく避けると爪で攻撃している。ある程度攻撃して動きが鈍くなったザリガニフィッシュへ向けてヒミコは周囲に青い火の塊を４つ生み出し放った。青い火の塊はザリガニフィッシュを燃え上がらせると倒れた。

　先ほどの青い火の塊は妖術の一種【狐火】というらしい。ヒミコはザリガニフィッシュのドロップ品を口にくわえると僕の方に近づいて来た。僕はドロップ品を受け取るとヒミコを撫でてあげる。
　それにしてもヒミコめっちゃ強い。今の戦いぶりをみたらボス以外なら敵なしじゃないのか。洞窟で会った時はよほど弱っていたんだな。

　次に釣れたのはクロダコ、僕が最初に倒された強敵だ。しかしヒミコは強かった。クロタコの触手をよけながら爪で切り裂いて動きを鈍らせた後、ヒミコは精霊魔法：スピリットファイアを放った。ファイアボールより大きめの火がクロダコを覆い焼き尽くした。

　僕はヒミコの強さの確認と食料の確保が終了したので少し早めに小屋に戻る。そして洞窟内で見つけた『マヒマヒ草』、森で見つけた『イエローフラワー』『黄色い毒キノコ』を使いある薬品を作る。

---------------------
低級麻痺ポーション
ランク１
カテゴリー：【薬品】
耐久度：70
品質：標準
効果：毒状態（50％）付与
解説：麻痺の成分を混ぜ合わせたポーション。対象を麻痺状態（50％）にする。
----------------------
　最後にログの確認とスキルの習得だ。

『【釣り人Lv1】が【釣り人Lv2】に強化されました。新しく【釣り餌】のレシピをひらめきました』
『【釣り人Lv２】が【釣り人Lv3】に強化されました』
『【薬師Lv1】が【薬師Lv2】に強化されました。作成できるアイテムのレシピが増えました』
『【薬師Lv2】が【薬師Lv3】に強化されました。作成できるアイテムのレシピが増えました』
　先ほどの釣りでスキルレベルがあがった。フムフム、『釣り餌』は『工作Lv1』『調理Lv1』を持ってたら作れるのか、そういえば『調理』はとってなかったな。後で採ろう。
　あとレシピだが、スキルレベルが上がると図鑑にいくつかの画像と素材が出てくる。すべての素材が出てくるわけではなく作成するまで何ができるかわからない。例えばさっき使った麻痺ポーションなら

---------------------
レシピNo？
ランク？
解説：？？？
入手可能な素材
・マヒマヒ草
・？？？
・？？？
---------------------

という感じになる。


　そしてスキル習得は

『【調理Lv1】を獲得しました。作成する料理にボーナスが与えられます』
『【ハンマーの心得Lv1】を獲得しました。カテゴリー【ハンマー】【槌】装備時にボーナス。スキル【インパクト】を獲得しました』
『魔法【アタックアップ】を獲得しました』
『【水泳Lv☆】が【上級水泳Lv1】に進化しました』
『【潜水Lv☆】が【上級潜水Lv1】に進化しました』
『【水中戦闘Lv1】を獲得。新しく【水中適応Lv1】を獲得しました』
『習得したスキルが50を越えました。SPが１付与されます』
　調理については先ほど説明した通り。
　ハンマーについてはこれから固い敵や斬撃耐性のある敵が出てくるかもしれないので、僕が好きな武器の一つである一発の威力があるハンマーを使ってみようと思ったから。そのために武器用の『鉄のハンマー』も作成済み。
　【アタックアップ】は火の魔法(初級)Lv4で覚えることのできるスキルで単純な火力強化。
　【上級水泳】と【上級潜水】は更に水中での移動が楽になるように。
　最後に【水中戦闘】だけど、【上級水泳】と【上級潜水】を取ったら覚えれるようになったんだ。覚えた【水中適応】は水中での武器の速度に補正が加わるらしい。水中では一応武器やスキルを使えるんだけど、一部のスキルや重い武器・防具（鉄製など）は使えなかったり、武器を振る速度やスキルの発動が遅くなるんだ。おそらくそれが緩和されるんだと思う。これは確かめてみよう。

　さて明日はエリアボスである猪に挑戦だ。



■【名前】ケン
■【ステータス】
　HP：50/750（＋５０）
　MP：10/630
　水分：40/100％
　満腹度：30/100％
　アタック：120
　ガード　：350　(＋200)
　マジック：80
　スピード：85
　テクニック：80
　レジスト：15

　■【スキル】
□【アクティブスキル】
　□バトルスキル
　・スラッシュ(Ⅲ)
　・ダブルスラッシュ(Ⅲ)
　・強打（Ⅱ）
　・正拳突き（Ⅱ）
　・強蹴（Ⅱ）
　・回し蹴り（Ⅱ）
　・インパクト
　・ストライクショット（Ⅱ）
　□マジックスキル
　・ファイアボール(Ⅲ)
　・ファイアランス(Ⅲ)
　・アタックアップ
　・ウインド(Ⅲ)
　・ウインドカッター(Ⅲ)
　・マッドショット（Ⅱ）
　・ライト（Ⅱ）
　・フラッシュ(Ⅲ)
　・強化：足(Ⅳ)
　・強化：腕(Ⅲ)
　・強化投擲（Ⅱ）
　・ステップ（Ⅱ）

　□補助スキル
　・鑑定Lv5
　・気配察知Lv４
　・強化伐採Lv1
□【パッシブスキル】
　・マジックバックLv4
　・工作Lv3
　・マップLv4
　・株分Lv2
　・伐採Lv4
　　・伐採の目Lv1
　・採取術Lv4
　　・採取の目Lv3
　　・採取数ボーナス(微)
　・採掘Lv2
　　・採掘の目Lv1
　・投擲術Lv4
　　・放物線
　・火の魔法(初級)Lv4
　・風の魔法(初級)Lv4
　・土の魔法(初級)Lv2
　・光の魔法(初級)Lv3
　・体術Lv4
　　・移動速度上昇（小）
　　・HP強化(微)
　　・アタック強化(微)
　　・夜目Lv3
　・短剣の心得Lv4
　　・装備補正(短剣)
　・ハンマーの心得Lv1
　・弓の心得Lv2
　　武器補正(弓)
　・武の心得Lv2
　・回避の心得Lv2
　・身体強化Lv3
　・隠蔽Lv3
　・上級水泳Lv１
　・上級潜水Lv１
　・水中戦闘Lv１
　・水中適応Lv1
　・釣り人Lv3
　・薬師Lv3
　・鍛冶Lv2
　

　
■【装備】
　盾　：大毒蜘蛛の盾(＋50)
　頭　：大毒蜘蛛の帽子(＋50)
　体　：大毒蜘蛛の上着(＋50)
　脚　：大毒蜘蛛のズボン(＋50)
　足　：大毒蜘蛛の靴(＋50)
　アクセサリー：革の鞘

■【称号】
　漂流せし者
　鑑定をするもの
　魔物との共存
　スキルを強化する者
　アイテムビギナーコレクター
　スキル見習い
　食材を見つける者
　魔物を探す者
　クラフター
　薬を知る者
　防具見習い