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2章

61 暗躍する???集団

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とある国には地下に秘密の空間が存在する。この地下空間はある神が他の神々とこのヴィジョンを賭けた戦いに挑む前に保険として作られた。なので他の神外に探知されないように細工がされている。しかしその神は神々との戦いに負け神界に封印されてしまい、この空間は使われなかった。ただその神はこの空間にある細工をしてあった。その細工とはこの空間がある国である一定の悪や負の邪悪な感情を持ったものが現れた時この空間に入ることができる権利である。さらにこの空間で居続けることより市の感情はより邪悪に染まり、いつしかその神を崇拝するように精神操作される。



その地下に黒いフードに特徴的な仮面をかぶった団体が集まっており、全員が頭を下げていた。その前には祭壇が置かれておりその祭壇の上には邪悪な像が置かれていた。

『進捗はどうだ?』

とその邪悪な像が声を発すると祭壇に近い位置にいる団員のうちの一人が答えた。

「現在、軍の上官90%はこちらの指示で動いております。それにより異世界人の知識を聞き出し、鉄の球を打ち出すテッポウやタイホウやそれらと魔法を組み合わせた魔法銃も量産の体制を取っております」

「またセンシャと呼ばれる移動する鉄の馬車の様なものも開発しております。こちらも直ちに量産をしていきます」

「また計算によりますがこれらの武器が揃いますとどんな国も2日とかからずに攻め落とすことができるでしょう」

『うむ。そうか。それはよくやった』

「「ありがたき幸せ」」



『奴ら(邪神殺しの英雄)の対策はどうなっておる?』

「そちらは???様にいただいた魔石をベースにいくつか魔道具を作りました。使えるものは限りますが???様以外の加護を無効化することに成功しました。また一条優斗にもアクセサリーとして近づけたところ体調が悪くなったことを確認いたしましたので効果があると断定できます」

『そうか、なるべく多くその魔道具を使えるものを集めよ』

「了解いたしました」



『奴ら(邪神殺しの英雄)の動向はどうなっておる?』

「一条優斗はシグル王国次期国王として公表されました。まあこちらは大丈夫でしょう。婚約者たちと毎日楽しそうに過ごしておりましたし、お世話役のメイドとしてこちらの手の者も配置しておりこちらの計画がばれることはないでしょう。問題があるとしたら、その他の者達です。かれらはメルトホルン共和国でお店を始めるらしく忙しく動き回っておりました。何人かこちらの手の者を監視につけようと思ったのですが勘が鋭くうまくいっておりません。今度従業員として手配しようと思うのですが」

『それは止めよ。気づかれたら意味がない。翔達に関しては細心の注意を怠らず情報を集めよ』

「はは~」

『それでは皆の者、行け』

その一言でその場にいた団員は全員この空間から消えうせた。



『くっくっくっくっ、順調ね、このままいけば2か月後には完全復活ぜきるわ、その時は待ってなさい、・・・、はっはっはっはっはっ』

空間に邪神像の笑い声が反響する。
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