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1章
3 VS破滅の意思③バリヤーの解析とワイズの本気モード
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-とある空間-
彼女が終末神ワイズだね。少し背景を説明すると彼女は最近誕生した神で神界で暮らしていたんだ。そんなある日その神は祠を発見する。その祠には他の神により封印されていた破壊・混沌の意思が込められた宝玉があった。その宝玉に触れた彼女は宝玉の意思に飲み込まれ、終末神ワイズへと変化した。そしてその力で他の神々を封印した
・・・なんでそんなこと知っているかって?まぁ語り部ですからね。知ってて当然です。
それでは、本編へぞうぞ
-狭間の空間-
翔の突然の発言に驚きつつ優斗がどういうことかと聞き返すと翔は
(あの壁というよりバリアーは、ワイズを中心にドーム状に展開していて、ある一定以上のダメージを受けると消える→一定時間で再生してるんだ。それが何層にもあって攻撃を防いでるみたい)
翔の話と今までの経験から納得した優斗たちはさらに作戦会議を進める。
(つまりワイズ自身にダメージを与えるにはそのバリアーをすべて壊して攻撃するってことか?)
(それを実現させるには①どのくらいの攻撃でバリアーが破壊できるか?②何層バリアーがあるか?③バリアーの再生時間は?ってとこかしら?)
と指を立てながらアリシアが対抗策を述べると更にミゼルが付け加える。
(あと④各バリアーの耐久度の違い⑥バリアーごとに再生時間は違うのかってとこね?)
(それなら私と翔は移動速度や防御力上昇の強化魔法中心で補助していくわ)
(それ以外のメンバーは効率よくバリヤーを解除できるかの検証だな)
ミーシャの発言の後、優斗が会話を締め、戦闘が再開した。
激闘の末10分後
「優斗、今!」
「『ホーリースタークロス』」
ミゼルにより最後のバリヤーが破られ、優斗の必殺技がワイズに直撃した。やっとワイズに効果的な一撃を加えることが出来た。しかし頭から少し血を流したワイズは突然笑い出す。
「フフフ、ダメージを受けるなんて久々ね。さすがに半分の力で戦っては無理だったかしら」
その内容に優斗たちは信じられず聞き返す。
「嘘だ。そんなことがあるわけがない」
「ふふっ、どうかしらね」
優斗の言葉にワイズが答えると彼女から先ほどより膨大な魔力があふれ彼女の体をつつみこみ球状となった。そして数秒後その球体が割れ、中から黒い司祭服をまとい、背中から黒い羽根がでてきて、たくさんあった黒い球体は6つに減り、その球体からは黒い腕の様なものが出現した。そしてワイズは黒いオーラを周囲に放った。すると優斗たちが武器として使っていた6つの神器から輝きが失われた。
「「なっ!」」
翔以外の6人が驚き動きを止めてしまった。その隙にワイズは優斗たちに近づき、黒い腕の様なもので攻撃してきた。優斗たちはどうにか武器でガードしようとしたが、輝きを失った武器では受け止めきれずダメージを受けて吹き飛んでしまう。どうにか防具によりダメージは最低減に抑えれたが今度はそれぞれの防具からの特殊な気配がなくなってしまった。
「いったい何が起こった?」
優斗がわけがわからずそう叫ぶとワイズは笑いながら正解を教える。
「くっくっく、教えてあげる。これが私の力の一つ、万象封印よ。今あなたたちの武器から神器としての力を、防具からは神の加護の力を封印したわ。さらに」
6つの黒い腕の様なものにそれぞれ黒い剣、杖、魔導書、弓、ガントレッド、銃が現れた。
「これが吸収模倣。封印した力を解析して使役する力よ」
なんとワイズは神器の力まで奪い自分の力にしてしまったのだ。これで優斗達はいままで使っていた力はなくなってしまった。そうただ一人を除いては
ワイズも気づいており唯一動ける翔に視線を向けた。
「あなたでしょ。私の能力の秘密を発見したのは。名前を教えてくれないかしら?」
「天魔翔」
翔がそう答えるとワイズは表情を和らげながらあることを告げた。
「そう。翔。私はあなたが気に入ったわ。その頭脳、神の加護、神器がないのにここまで来たその強さにね。今すぐそこにいる役立たずの仲間を捨てて、私と一緒に暮らさない。そうすれば世界は私たちのものよ」
ワイズのその発言をきき、優斗は翔に警告する。
「なっ、翔、耳を傾けちゃいけない」
しかし
「うるさいわね。黙りなさい」
ワイズは優斗の足元に魔方陣を展開し、そこから影の手が伸びてきて優斗は拘束されてしまった。そしてワイズは再び翔にたずねた。
「ねえ、一緒に暮らしましょ?」
翔の答えは・・・・・
「魅力的な提案だけど遠慮しとくよ」
その答えを聞いたワイズは全身から黒いオーラをさらに発して
「そう。それは断念。じゃあ完膚なきまで叩き潰してあげるわ。翔。でも安心して死んでしまっても組成してあげるわ。その時は私がいなくては何もできないように教育してあげる」
と黒い神器に魔力をこめ戦闘形態に変化する。
「それも断るよ」
とマジックボックスから刀と小太刀を取り出し対峙した。ここに終末神と加護なき異世界人の戦いが始まった。
彼女が終末神ワイズだね。少し背景を説明すると彼女は最近誕生した神で神界で暮らしていたんだ。そんなある日その神は祠を発見する。その祠には他の神により封印されていた破壊・混沌の意思が込められた宝玉があった。その宝玉に触れた彼女は宝玉の意思に飲み込まれ、終末神ワイズへと変化した。そしてその力で他の神々を封印した
・・・なんでそんなこと知っているかって?まぁ語り部ですからね。知ってて当然です。
それでは、本編へぞうぞ
-狭間の空間-
翔の突然の発言に驚きつつ優斗がどういうことかと聞き返すと翔は
(あの壁というよりバリアーは、ワイズを中心にドーム状に展開していて、ある一定以上のダメージを受けると消える→一定時間で再生してるんだ。それが何層にもあって攻撃を防いでるみたい)
翔の話と今までの経験から納得した優斗たちはさらに作戦会議を進める。
(つまりワイズ自身にダメージを与えるにはそのバリアーをすべて壊して攻撃するってことか?)
(それを実現させるには①どのくらいの攻撃でバリアーが破壊できるか?②何層バリアーがあるか?③バリアーの再生時間は?ってとこかしら?)
と指を立てながらアリシアが対抗策を述べると更にミゼルが付け加える。
(あと④各バリアーの耐久度の違い⑥バリアーごとに再生時間は違うのかってとこね?)
(それなら私と翔は移動速度や防御力上昇の強化魔法中心で補助していくわ)
(それ以外のメンバーは効率よくバリヤーを解除できるかの検証だな)
ミーシャの発言の後、優斗が会話を締め、戦闘が再開した。
激闘の末10分後
「優斗、今!」
「『ホーリースタークロス』」
ミゼルにより最後のバリヤーが破られ、優斗の必殺技がワイズに直撃した。やっとワイズに効果的な一撃を加えることが出来た。しかし頭から少し血を流したワイズは突然笑い出す。
「フフフ、ダメージを受けるなんて久々ね。さすがに半分の力で戦っては無理だったかしら」
その内容に優斗たちは信じられず聞き返す。
「嘘だ。そんなことがあるわけがない」
「ふふっ、どうかしらね」
優斗の言葉にワイズが答えると彼女から先ほどより膨大な魔力があふれ彼女の体をつつみこみ球状となった。そして数秒後その球体が割れ、中から黒い司祭服をまとい、背中から黒い羽根がでてきて、たくさんあった黒い球体は6つに減り、その球体からは黒い腕の様なものが出現した。そしてワイズは黒いオーラを周囲に放った。すると優斗たちが武器として使っていた6つの神器から輝きが失われた。
「「なっ!」」
翔以外の6人が驚き動きを止めてしまった。その隙にワイズは優斗たちに近づき、黒い腕の様なもので攻撃してきた。優斗たちはどうにか武器でガードしようとしたが、輝きを失った武器では受け止めきれずダメージを受けて吹き飛んでしまう。どうにか防具によりダメージは最低減に抑えれたが今度はそれぞれの防具からの特殊な気配がなくなってしまった。
「いったい何が起こった?」
優斗がわけがわからずそう叫ぶとワイズは笑いながら正解を教える。
「くっくっく、教えてあげる。これが私の力の一つ、万象封印よ。今あなたたちの武器から神器としての力を、防具からは神の加護の力を封印したわ。さらに」
6つの黒い腕の様なものにそれぞれ黒い剣、杖、魔導書、弓、ガントレッド、銃が現れた。
「これが吸収模倣。封印した力を解析して使役する力よ」
なんとワイズは神器の力まで奪い自分の力にしてしまったのだ。これで優斗達はいままで使っていた力はなくなってしまった。そうただ一人を除いては
ワイズも気づいており唯一動ける翔に視線を向けた。
「あなたでしょ。私の能力の秘密を発見したのは。名前を教えてくれないかしら?」
「天魔翔」
翔がそう答えるとワイズは表情を和らげながらあることを告げた。
「そう。翔。私はあなたが気に入ったわ。その頭脳、神の加護、神器がないのにここまで来たその強さにね。今すぐそこにいる役立たずの仲間を捨てて、私と一緒に暮らさない。そうすれば世界は私たちのものよ」
ワイズのその発言をきき、優斗は翔に警告する。
「なっ、翔、耳を傾けちゃいけない」
しかし
「うるさいわね。黙りなさい」
ワイズは優斗の足元に魔方陣を展開し、そこから影の手が伸びてきて優斗は拘束されてしまった。そしてワイズは再び翔にたずねた。
「ねえ、一緒に暮らしましょ?」
翔の答えは・・・・・
「魅力的な提案だけど遠慮しとくよ」
その答えを聞いたワイズは全身から黒いオーラをさらに発して
「そう。それは断念。じゃあ完膚なきまで叩き潰してあげるわ。翔。でも安心して死んでしまっても組成してあげるわ。その時は私がいなくては何もできないように教育してあげる」
と黒い神器に魔力をこめ戦闘形態に変化する。
「それも断るよ」
とマジックボックスから刀と小太刀を取り出し対峙した。ここに終末神と加護なき異世界人の戦いが始まった。
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