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ゴミの日3

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「さあお姉さん、ゴミの日です。今日は燃えるゴミの日で合ってますよ。さあどうぞ捨ててください」
「……」
「あれ?どうしましたか?ゴミの日ですよ、ゴミの日。早くここに置いてくださいよ」
「……」
「あれ?いいんですか?もう行っちゃいますよ、そのゴミ捨てなくてもいいんですか!」

 私はゴミ袋を抱えて自分の部屋へと駆け戻る。
なんで……なんであいつが今日に限ってこの地区の担当なのよ。いくら仕事っていってもなんであんなに普通の顔ができるのよ。
あれからまだ一週間も経ってないのに、なんでなのよ。
とどめなく涙が溢れてくる。もう別れたんだからきっぱり忘れようと、ゴミ袋に詰め込んだ彼との思い出の品をぎゅっと握りしめ、私は声を殺して泣く。

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