蒼天の黒龍

異世界へ

後悔

私達はそのままルーディンゲームを続けた
このゲームには続きがある
結んだ２本の指と相手の小指で指切り拳万をするのである。
弧春「ゆびきりげんまん、嘘ついたらハリセンボンのーます、ゆびきった。えへへ！」
弧春はやっぱり私より可愛い
弧春・鎖莉亜「黒龍様、我が身を捧げます、どうか、どうか。」

何も起こらない


もう30秒ほどたっただろうか



その時だった
2人が眼をつぶった瞬間に放課後の薄暗かった教室が青くなり、私の悪い頭では考えられるものでは無い。あえて言うならばテクノロジー？の中にいるようだ。

鎖莉亜「弧春！？」

弧春「うちは大丈夫、鎖莉亜こそ大丈夫なの？」
弧春は微笑んで安静を装っているものの、額には汗が滲んでいる

辺りに激音が走る




.........。


...............。


...……………………。




鎖莉亜「ッ……！」
体がものすごく痛い

私は体の力を振り絞って前を見る
そこは見たことの無い世界だ。




本当に異世界に来てしまった。




そこにはボロボロになった制服で倒れている弧春の姿があった。