Alastor-アラストル-

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王都

La vérité de sourire ~微笑みの真実~

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 カインが攻撃を仕掛けては軽くあしらわれ、カウンターが飛んでくる。辛うじて回避することは出来ているが状況は俄然不利のままだった。

 カインは考える。今の自分に可能な戦略は何か。
 今まで通り相手の攻撃を誘いカウンターを狙うか、それともこちらから仕掛けるのか。

「ダメだ。何も思い浮かばないや」

 切っ先を相手に向けたまま呟く。

「何をぶつぶつ言っているんだい?」
 
 一人言を呟くカインに男は不審な顔をする。その姿は不気味に映っていた。

「いえ、何も」

 カインは笑顔のまま答える。その間にも剣を傾け誘いをかけながら。

 しかし男は誘いに乗って来ない。カインの技量がまだ未熟であることはとうに気付いていた。

「君は筋は良いけど、まだまだ経験が不足しているようだね」

 男の言葉にカインは笑顔を崩さず徐に構えを解いた。
 
「やっぱりわかっちゃいますか。対人経験は貴方で3人目ですよ」

 正直に答え突如走り出す。速度を上げ男の目前に迫り、間合いに入ると右足を踏み出す。

 相手は一辺倒の突きかと侮り回避行動に移ろうとしていた。
 カインの攻撃を紙一重で避け、カウンターを仕掛けられる右側へと重心を傾ける。

 己の剣の間合いへと入ったカインは右足で踏み込み、突きを放つ体勢になる。

 予想通りの動きを見せるカインに男は思わず口元を緩める。油断して僅かな隙を見せた瞬間だった。

 次の瞬間、カインは突きを放ったと思われたのだが更に左足で踏み込んだ。その一歩により剣の間合いよりも内側へと入ってしまう。

「なにっ!?」

 男は驚愕した。このまま剣を振り下ろすのか、それとも回避行動を取るのか思考を巡らせる。

 その刹那の思案が仇となった。

 左足を踏み込んだカインは剣を上方に軽く放る。そしてそのまま右拳を相手の顔面へと叩き込んだ。

 男は予想外のカインの行動に気を取られた上、投げられた剣にも一瞬目を奪われてしまった。意図的に隙を作られてしまったのだ。
 
 鈍い音を立て顔面にカインの拳がめり込み、男は背中から倒れた。

 カインは落下途中の剣を逆手に掴み、倒れている相手に突き立てる。

 しかし寸でのところで男は剣を回避し、体勢を立て直した。

「これで止めのつもりだったんですけどね」

 突き刺さった剣を抜きつつカインは残念そうに呟き、再び切っ先を相手に向ける。

 男は青筋を立て流れ出る鼻血を拭う。つり上がった細い目は怒りを露にカインを睨み付けている。

「ガキが! よくもこの僕に血を流させたな! 殺す!」

 今までの紳士的な振る舞いからは程遠い口調で男は罵る。格下のカインから一撃でも喰らったことが余程気に食わないのだろう。

「穏やかじゃないですね。殺すのはルール違反ですよ?」

 激昂している相手に対しカインは冷静だ。

「本当にローベルトの言った通りになったな……」

 相手に聞き取れない程の声量でカインが呟く。

「何をぶつくさ言ってやがる! なめやがって!」

 男は剣を振りかぶりカイン目掛けて距離を詰める。間合いに入ると即座に振り下ろした。

 しかし先刻までカインが苦戦していた太刀筋に比べ、明らかに粗雑なものとなっていた。カインは難なく紙一重で回避する。空を切った剣は地面を削る。
 
 男はすかさず横凪ぎに剣を振るが、カインに当たることはなかった。

「1回……」

 カインは回避しながら呟く。

「ちっ!」

 相手は不愉快そうに舌打ちをし、再び攻撃体勢へと移った。後ろへとステップを踏み距離を取る。すぐさま間合いを詰め上段から剣を振り下ろす。

 一撃目よりも鋭さが増していたが、その分雑さも上乗せされていた。カインへの怒りが力みとして悪い方へ作用してしまった。

「2回……」

 独り言を呟きながらカインは再度回避する。相手を挑発するかのように必要最低限の動きをもって。

「調子に乗るなよクソガキが!」

 思ったように攻撃が当たらず、男は尚も罵倒し続ける。先程のカインの回避方法が余程気に食わなかったのだろう。

 相手とは対照的に、カインは冷静な口調で答える。

「当たりませんよ」

 そう言いながら左足を引かず、わざと隙を作っている。見え透いた隙は相手の神経を逆撫でする行為だ。

 その挑発的なカインの態度に男の怒りは頂点に達した。額に血管を浮き上がらせ、喚くと同時に駆け出す。

「このタイミングかな?」

 この瞬間を待っていたかのようにカインは呟く。


 昼食時のこと。
 
 話し掛けてきた数人の中にカインと対戦することとなる細い目の男は居た。

「やあ君たち! さっきは皆凄かったね。午後からの対戦が楽しみだ。お手柔らかに頼むよ?」
 
 細い目の男は笑顔で挨拶をする。

 男に対してカインは礼をする。

「ありがとうございます。僕たちも楽しみにしています」

 お互いに握手を交わして他愛もない会話をした。終止男は人の良さそうな笑顔を浮かべていた。

「食事中に悪かったね。僕はここらで失礼するよ」

 最後まで笑みを絶やさず親切に接してくれた。去り際も丁寧な印象だった。

 その後も数人が労いの言葉や皆を讃える言葉を掛けてきた。

「皆好い人そうばい!」

 一段落したところでシルフィアが口を開く。

「そうだね。僕も闘うのが楽しみだよ。特にあの細目の男の人が親切だったね」

 カインは話し掛けてきた者たちの中でも特に細い目の男に対して好印象を抱いていた。

「いや、奴は一番曲者だぞ」

 カインの言葉に対してローベルトは怪訝な顔をしている。

「何言いよっとねローベルト? あん男ん人は爽やかやったろうもん」

 シルフィアはローベルトの意見に反対のようだ。

「ローベルト、どうしてそう思うんだ?」

 カインは尋ねる。

「ああ、まずあの笑みは作り物だな。目と口が同時に動いてただろ?」

 お茶を一口啜り、ローベルトが答える。

「相手は気付かれてないと思ってるだろうが、時折冷たい目で俺たちを見ていた。顔の左側が不自然だったのはそれだろうな。顔を作りきれてなかった。」

 ローベルトは相手の表情に違和感を覚え警戒していた。

「私も何となくわかるかも。何かあの人は不自然だなって思ったよ」

 アニエスはローベルトの意見に賛成のようだ。

「カインは人を信じやすいからな。もし奴と闘うことになったら今から俺の言うことを覚えとくんだ。良いな?」

 いつになく真剣な表情でローベルトは身を乗り出す。

「とにかく武器での攻撃を繰り返せ。当たらなくて良い。相手が油断しきったところで拳を叩き込むんだ」

 ローベルトは眼前で拳を握る。

「何で体術なんだ?」

 カインは疑問をぶつける。

「それはシルフィアが一番わかってるだろ。体術の方が決まりやすいんだよな?」

 ローベルトに話を振られたシルフィアが答える。

「うん。ローベルトの言う通りばい。武器での攻撃ばっか警戒しとるけん、いきなり間合い詰めてきたらびっくりするやろ? そん時が決まりやすかね! 一瞬隙の出来るばい」

 シルフィアが拳を振りつつざっくりと説明する。

「なるほど。確かにシルフィアと組手した時、体術に苦戦してたのはそういうことだったのか」

 腕組みしつつカインが呟く。

「そういうこった。その一撃が決まったら相手の化けの皮は剥がれるぞ。無茶苦茶に攻撃し出すから兎に角避けて挑発するんだ。」

 ローベルトが話を続けているとカインが口を挟む。

「避けられるなら一気に攻撃した方が良いんじゃないか? 回避する手間も省けるし、それに……」

 ローベルトはカインが話すのを手で制し、疑問に対しての説明を開始する。

「それも一理あるが、挑発を繰り返した方が得がデカいんだ。相手は激昂して……そうだな、おそらく3回目の攻撃は一番威力があるはずだ。そこにカウンターを叩き込む。1回目に攻撃するよりも効くはずだ。」

 作戦を語り終え、カインの眉間に拳を突き出し軽く小突く。

 カインは突き出された拳に対し左目を瞑る反応を見せた。

「そうか、覚えておく。今の僕の実力だけで進んでいけるとは思っていなかったから助言感謝するよ。」

 ローベルトの拳にカインは自分の拳を軽く当てる。

 2人の会話を聞いていたシルフィアが口を開く。

「最初っから力で押し切ったら良いっちゃなかと?」

 ため息混じりでローベルトが答える。

「チビッ子俺の話ちゃんと聞いてたか? 力業で押し切るのは今後通用しないって言ってんの!」

「うぅ……チビって言ったらダメばい!」

 少し涙目のシルフィア。

「今後シルフィアが一番戦術考えないとだぞ? 1戦目であんだけ苦戦してたじゃねぇか」

 ローベルトは諭すようにシルフィアに言葉を向ける。彼なりに仲間を思ってのことだ。

「むぅ……わかったばいガリガリ」

 頬を膨らませ、瞳は横を向いた状態でシルフィアは承諾した。

「おう。わかれば良い……ってガリガリは関係ねぇだろ!」

「私が当たっても同じ戦法で良いの?」

 アニエスは自分が対戦する場合もローベルトの戦術通りで良いのか尋ねる。

「ん? あぁ。誰がやるにしても基本はさっき説明した戦術で問題ない」

 ローベルトは目線をシルフィアからアニエスへと移し、お茶を一口啜り質問に答える。

「わかった。覚えておくね」

 そう言ってアニエスは頷き、小さな声で作戦を反復していた。



「このタイミングかな? ローベルトの言っていた展開通りだ」

 昼食時の会話を思い出し、カインは呟く。

 男は剣を振りかざし突進してくる。怒りに我を忘れているのが誰の目にも明らかだった。

 カインは切っ先を相手に向け、反撃する体勢を取った。ローベルトの提案した戦術を実行するタイミングだと判断したのだ。

「喰らえクソガキが!」

 男は掛け声と共に突進しながら剣を両手に持ち振り下ろす。

 カインは回避行動を取らずに間合いを一歩詰める。自分の剣の間合いよりも踏み出した位置だ。
 踏み出すと同時に左拳を相手の鼻先に向かって勢い良く突き出す。

 そしてカインの拳は男の顔面にめり込んだ。

 男は自身の突進力を鼻先に全て喰らい、悲鳴すらあげることが出来ずに倒れた。
 相手が倒れ、後頭部を強打する音が闘技場に響き渡る。

「やったのか……?」

 拳を突き出したままカインは囁く。

 試験管は男に歩み寄り様子を伺っている。動かない相手を見て口を開く。

「勝者! カイン……」

 カインの勝利宣言をしようとした矢先、倒れていた男が突如起き上がった。

「待って下さい。まだ戦闘不能ではありませんよ」

 起き上がった男は試験管に向けて微笑みを浮かべていた。

 その様子を見てカインは自分が冷や汗をかいていることに気付いた。

『確実に一撃で沈めろよ? もしそれが出来なかったら……相手は冷静さを取り戻して打つ手がなくなっちまう』

 ローベルトの言葉が思い出される。

「これもローベルトの言ってた通りだ……まずいな……」

 流れる汗を拭い、剣を構えるカイン。

「僕としたことが……下品なところを見せてしまったね。再開といこうか。もう容赦はしない」

 男はカインに対して笑顔を向ける。流れるような動きで剣を構える。

 その構えは今までのものとは異なっていた。右半身をカインに向け、左手は何故か相手から見えないようにしている。相変わらずの作り笑いと共に。

 両者剣を構え、自分の間合いへと相手を誘い込むように少しずつ距離を詰めて行く。
 
 先に動いたのは男だった。カインに向かって一気に距離を縮める。剣を少し自分へと引き、突きを放つ体勢に入った。

 それに対してカインは、自分の出来ることだけに集中するよう気持ちを切り替えた。
 突きに備え、切っ先を相手の右手首へ向け狙いを定める。

 互いの剣先が交差する瞬間、カインは左足に刺すような痛みを感じた。

「痛っ!?」

 一瞬の痛みにより隙が生じた。

 カインの顔面には男の拳が直撃する。

 後ろに倒れ、頭を強打する音が会場へと木霊していた。
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