3 / 5
第3章
テレビにまつわるあれこれ
しおりを挟む
1.高校生クイズ
毎年夏、高校生クイズを観ながら、お母さんは言うんだ。
「この子達、こんな下らない事を勉強する暇があったら、ちゃんと受験勉強した方がいいのにね。」
そういう次元の問題じゃないんだと、僕はひたすら聞き流す。
2.愛せない男
私が仕事上、最近よく逢う男がいる。
スーツが良く似合う、無駄のないマッチョ。
大きなストライドで歩き、遠目にもよく目立つ。
お洒落な髪型。姿勢よく均整の取れたスタイル。
走る姿はチーターの如く、精悍で美しい。
しかも意外にも真面目な性格で、ルールを良く守る。
そして彼はいつも私の肩を、背後から抱き寄せて来る。
だけど、残念。ときめきよりも、恐怖しかない。
何故なら私は演者、彼は鬼ごっこ系バラエティの鬼役だから。
毎年夏、高校生クイズを観ながら、お母さんは言うんだ。
「この子達、こんな下らない事を勉強する暇があったら、ちゃんと受験勉強した方がいいのにね。」
そういう次元の問題じゃないんだと、僕はひたすら聞き流す。
2.愛せない男
私が仕事上、最近よく逢う男がいる。
スーツが良く似合う、無駄のないマッチョ。
大きなストライドで歩き、遠目にもよく目立つ。
お洒落な髪型。姿勢よく均整の取れたスタイル。
走る姿はチーターの如く、精悍で美しい。
しかも意外にも真面目な性格で、ルールを良く守る。
そして彼はいつも私の肩を、背後から抱き寄せて来る。
だけど、残念。ときめきよりも、恐怖しかない。
何故なら私は演者、彼は鬼ごっこ系バラエティの鬼役だから。
応援ありがとうございます!
4
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる