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ブラック企業に勤める社畜OLが異世界トリップして騎士の妻になるそうです
収穫祭
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「…結局私は、これからどうすればいいんでしょう?」
セインはまだ浴室だ。
戻ってきたら何を言えばいいのか。
何を聞けばいいのか、正直わからなくなってきている。
セインの口から、先ほどリュートが言った言葉を直接肯定されてしまったら…。
「何も聞かないほうが…いいですかね」
あえて、火中の栗を拾う必要はない。
「セイン殿がこれからどう出てくるかはわからないが…。
恐らく、直接何かをしてくるということはないだろう」
もし今みはるの身に何か起これば、それがセインの仕業だということは誰の目から見ても明らか。
そんな状態で、リュートがセインの言う通りに動くかと言われれば、それは「否」だろう。
それくらい、彼にも想像がつくはずだ、と。
「リュート様…。失礼なことを聞くようですけど、一つ質問してもいいですか」
「なんだ?」
先程の話を聞いて、どうしても不思議だったこと。
みはるはじっとリュークを身動ぎせず見つめ。
そしてようやく尋ねた。
「なんで、セインさんに手紙を出したんですか?」
この事態を彼が想像できなかったとは思えない。
ならばリュートは起こりうることを予測しながらも、セインをここに呼び出した事になる。
「…カタをつけるため、だろうか」
「…カタをつける…」
「もう、終わらせてもいい頃だろうと、そう思ったんだ」
――――終わらせる。
その為の舞台が、すでにここには整っている。
「終わりに、できそうですか…?」
リュートは頷いた。
「―――必ず」と。
結局、それから誰が何を言うまでもなく、戻ってきたセインを迎え、食事会はなんとも締まらない終わりを迎えた。セインは、いなくなったアイリーンのことを問うことすらしなかった。
予想は出来ていたのだろう。
次にみはるがセインと再びまみえることになったのは、リュートとの結婚式、その当日のことだった。
※
「いやぁ…大盛況ですね…」
「何他人事みたいに言ってるの。これからがメインイベントよ?貴女たち二人が主役じゃない」
「そうなんですけどねぇ…。まだ実感がないというか…」
「もう…仕方の無い子ねぇ」
「面目申し訳なく…」
ぺこり、と軽く頭を下げる。
「ちょっと!まだ動かないで頂戴!何にも触るんじゃないわよ!!」
まだ指に塗った塗料が乾いてないんだから!と怒られ、おかしな形で指をうかしたまま「いえっさーマム」と棒読みで答える。
「?何おかしなことを言ってるの…。ちょっと、口紅も少し禿げちゃったじゃない!」
少し黙ってなさい!と怒られ、お口チャックだ。
「…いいわ、もう少しこちらを向いて…」
されるがまま、おとなしく化粧を施されるみはる。
「リュート様の方はどうなってるんですかねぇ…」
「さっき祭りの視察に出たのは見たわよ。男性はほとんど用意がないし、彼は領主だもの」
「そりゃそうですね」
たとえ新郎であろうとも仕事は仕事だ。
その辺り、現代日本でもそう代わりはない。
子供の出産に立ち会えず、親の死に目に会えない事も至極当然。
それに比べれば随分甘いくらいだ。
「私も行ったほうが…」
「何馬鹿なこと言ってるの?ダメに決まってるでしょ!あなたは出番が来るまでおとなしくしていなさい。
少しでも化粧を崩してご覧なさい。ただじゃおかないから」
うぅぅ。
ついついいじましくアイリーンを見るが、考え直してくれる余地はなさそうだ。
「大体ね、新郎は式で初めて新婦の姿を見るものなんだっていったのはあなたでしょ」
「いやぁまぁ…私の故郷ではそういう風習があるってだけで…」
「だったら余計おとなしくしていなきゃダメでしょ」
諭され、確かに最もだと首をすくめる。
「こら!だから変に動かないで………」
トントン…。
「ミハル様?お客様がいらっしゃいましたが…」
「え?誰でしょう…」
心当たりはないがのだが。
だがそうして入ってきたのはセインだった。
「よぉ、嬢ちゃん」
「セインさん…」
戸惑うミハルと、アイリーンの表情が目に見えて変わった。
「おっと。…今日はめでたい日だぜ。言い争いはなしだ」
すごい剣幕で口を開こうとしたアイリーンを制し、セインが軽く両手をあげる。
「そう警戒しなくても何もしやしねぇよ」
な?と声をかけられ、返答に困る。
だが、確かにわざわざ彼が今日という日、この場所で何かを起こすとは思えない。
「ただ、式の前に一言祝ってやりたかっただけだ…っても信じねぇだろうが。ほらよ。祝いの品って奴だ」
そう言って彼が差し出したのは、白い包みに包まれた何か。
受け取ろうとして、アイリーンがそれを阻む。
「やめておきなさい、ミハル。そんな怪しげなものどうするの」
「…信用ねぇなぁ…大丈夫だよ。なんならほら、持てよ」
セインはミハルをかばうように立つアイリーンの手のひらにそれを乗せる。
「開けてみろ。何も起こりゃしねぇから」
危険なものをミハルが手にする前にと思ったのだろうか。
非常に訝しげながら、アイリーンがゆっくりと包みを開く。
そうして見えてきたのは、小さな宝石の付けられた懐剣。
「……これは…?」
「リュートの父親の形見だ。あいつが、死ぬ直前まで持ってたもんだよ」
それには、ミハルだけでなくアイリーンも驚いた表情で懐剣を凝視した。
「俺が昔あいつにやったもんでな…。形見分けとして貰っといたんだ」
飄々と答えるセインに、アイリーンの表情が険しさを増す。
「そんな話聞いてないわ…。あんた、隠してたわね」
「いいだろ?そもそも俺がやったもんなんだから」
「そういう問題じゃないでしょう…!」
「怒るなよ。今返したろ。…なぁ、嬢ちゃん。俺からの贈り物、気に入ったか?」
「セインさん…」
なぜ今そんなものを…?
これをみはるからリュートへ渡せということなのだろうか。
アイリーンから懐剣を受け取った瞬間、ずしりとした重みが手のひらに加わる。
本物の刃を、初めてこの手で持った。
だが、この重みを、自分はどこかで知っている…?
妙な既視感が頭をよぎり、そんなはずはないと首をふる。
「じゃあな、俺の用事はこれだけだ。幸せにな。きれいだぜ、嬢ちゃん」
どうやら、せっかくここまで領内に残っていたというのに、表立って式に参加するつもりはないようだ。
どこかでこっそり見ていくつもりなのかもしれないが…。
去っていくセインを複雑そうに見送る。
「…これ、どうしたらいいんでしょうか…?」
「……リュート様に、話したほうがいいわね」
ひとまず、彼に預かってもらったほうが良さそうだ。
それにリュートにとっては父親の形見、喜ぶだろう。
昨日リュートが言った言葉を思い出す。
『カタをつける』『終わらせる』
そう思っていたのは、もしかしたらリュートだけではなく、セインもだったのかもしれない。
だからこそ、今日という日にわざわざ彼の未練となるようなものを手渡してきたのか…。
「…さぁ、ミハル、まだ準備は終わったないのよ。余計な邪魔が入ったせいで遅れたわ。続きを始めましょう」
懐剣をひとまず置くように指示し、再び準備に取り掛かる。
すでに衣装には着替えているため、後は細かいアクセサリーをひとつずつ取り付けていくだけだ。
「…きれいよ、ミハル。…あんな男に先を越されるなんて、全く不愉快だけど…」
「アイリーンさん…」
「幸せになりなさい、ミハル」
「…はい」
背中から抱きしめられ、万感の思いのこもったその言葉に、みはるがぐっと息をつまらせながら頷く。
今日から、リュートと二人、夫婦になる――――。
セインはまだ浴室だ。
戻ってきたら何を言えばいいのか。
何を聞けばいいのか、正直わからなくなってきている。
セインの口から、先ほどリュートが言った言葉を直接肯定されてしまったら…。
「何も聞かないほうが…いいですかね」
あえて、火中の栗を拾う必要はない。
「セイン殿がこれからどう出てくるかはわからないが…。
恐らく、直接何かをしてくるということはないだろう」
もし今みはるの身に何か起これば、それがセインの仕業だということは誰の目から見ても明らか。
そんな状態で、リュートがセインの言う通りに動くかと言われれば、それは「否」だろう。
それくらい、彼にも想像がつくはずだ、と。
「リュート様…。失礼なことを聞くようですけど、一つ質問してもいいですか」
「なんだ?」
先程の話を聞いて、どうしても不思議だったこと。
みはるはじっとリュークを身動ぎせず見つめ。
そしてようやく尋ねた。
「なんで、セインさんに手紙を出したんですか?」
この事態を彼が想像できなかったとは思えない。
ならばリュートは起こりうることを予測しながらも、セインをここに呼び出した事になる。
「…カタをつけるため、だろうか」
「…カタをつける…」
「もう、終わらせてもいい頃だろうと、そう思ったんだ」
――――終わらせる。
その為の舞台が、すでにここには整っている。
「終わりに、できそうですか…?」
リュートは頷いた。
「―――必ず」と。
結局、それから誰が何を言うまでもなく、戻ってきたセインを迎え、食事会はなんとも締まらない終わりを迎えた。セインは、いなくなったアイリーンのことを問うことすらしなかった。
予想は出来ていたのだろう。
次にみはるがセインと再びまみえることになったのは、リュートとの結婚式、その当日のことだった。
※
「いやぁ…大盛況ですね…」
「何他人事みたいに言ってるの。これからがメインイベントよ?貴女たち二人が主役じゃない」
「そうなんですけどねぇ…。まだ実感がないというか…」
「もう…仕方の無い子ねぇ」
「面目申し訳なく…」
ぺこり、と軽く頭を下げる。
「ちょっと!まだ動かないで頂戴!何にも触るんじゃないわよ!!」
まだ指に塗った塗料が乾いてないんだから!と怒られ、おかしな形で指をうかしたまま「いえっさーマム」と棒読みで答える。
「?何おかしなことを言ってるの…。ちょっと、口紅も少し禿げちゃったじゃない!」
少し黙ってなさい!と怒られ、お口チャックだ。
「…いいわ、もう少しこちらを向いて…」
されるがまま、おとなしく化粧を施されるみはる。
「リュート様の方はどうなってるんですかねぇ…」
「さっき祭りの視察に出たのは見たわよ。男性はほとんど用意がないし、彼は領主だもの」
「そりゃそうですね」
たとえ新郎であろうとも仕事は仕事だ。
その辺り、現代日本でもそう代わりはない。
子供の出産に立ち会えず、親の死に目に会えない事も至極当然。
それに比べれば随分甘いくらいだ。
「私も行ったほうが…」
「何馬鹿なこと言ってるの?ダメに決まってるでしょ!あなたは出番が来るまでおとなしくしていなさい。
少しでも化粧を崩してご覧なさい。ただじゃおかないから」
うぅぅ。
ついついいじましくアイリーンを見るが、考え直してくれる余地はなさそうだ。
「大体ね、新郎は式で初めて新婦の姿を見るものなんだっていったのはあなたでしょ」
「いやぁまぁ…私の故郷ではそういう風習があるってだけで…」
「だったら余計おとなしくしていなきゃダメでしょ」
諭され、確かに最もだと首をすくめる。
「こら!だから変に動かないで………」
トントン…。
「ミハル様?お客様がいらっしゃいましたが…」
「え?誰でしょう…」
心当たりはないがのだが。
だがそうして入ってきたのはセインだった。
「よぉ、嬢ちゃん」
「セインさん…」
戸惑うミハルと、アイリーンの表情が目に見えて変わった。
「おっと。…今日はめでたい日だぜ。言い争いはなしだ」
すごい剣幕で口を開こうとしたアイリーンを制し、セインが軽く両手をあげる。
「そう警戒しなくても何もしやしねぇよ」
な?と声をかけられ、返答に困る。
だが、確かにわざわざ彼が今日という日、この場所で何かを起こすとは思えない。
「ただ、式の前に一言祝ってやりたかっただけだ…っても信じねぇだろうが。ほらよ。祝いの品って奴だ」
そう言って彼が差し出したのは、白い包みに包まれた何か。
受け取ろうとして、アイリーンがそれを阻む。
「やめておきなさい、ミハル。そんな怪しげなものどうするの」
「…信用ねぇなぁ…大丈夫だよ。なんならほら、持てよ」
セインはミハルをかばうように立つアイリーンの手のひらにそれを乗せる。
「開けてみろ。何も起こりゃしねぇから」
危険なものをミハルが手にする前にと思ったのだろうか。
非常に訝しげながら、アイリーンがゆっくりと包みを開く。
そうして見えてきたのは、小さな宝石の付けられた懐剣。
「……これは…?」
「リュートの父親の形見だ。あいつが、死ぬ直前まで持ってたもんだよ」
それには、ミハルだけでなくアイリーンも驚いた表情で懐剣を凝視した。
「俺が昔あいつにやったもんでな…。形見分けとして貰っといたんだ」
飄々と答えるセインに、アイリーンの表情が険しさを増す。
「そんな話聞いてないわ…。あんた、隠してたわね」
「いいだろ?そもそも俺がやったもんなんだから」
「そういう問題じゃないでしょう…!」
「怒るなよ。今返したろ。…なぁ、嬢ちゃん。俺からの贈り物、気に入ったか?」
「セインさん…」
なぜ今そんなものを…?
これをみはるからリュートへ渡せということなのだろうか。
アイリーンから懐剣を受け取った瞬間、ずしりとした重みが手のひらに加わる。
本物の刃を、初めてこの手で持った。
だが、この重みを、自分はどこかで知っている…?
妙な既視感が頭をよぎり、そんなはずはないと首をふる。
「じゃあな、俺の用事はこれだけだ。幸せにな。きれいだぜ、嬢ちゃん」
どうやら、せっかくここまで領内に残っていたというのに、表立って式に参加するつもりはないようだ。
どこかでこっそり見ていくつもりなのかもしれないが…。
去っていくセインを複雑そうに見送る。
「…これ、どうしたらいいんでしょうか…?」
「……リュート様に、話したほうがいいわね」
ひとまず、彼に預かってもらったほうが良さそうだ。
それにリュートにとっては父親の形見、喜ぶだろう。
昨日リュートが言った言葉を思い出す。
『カタをつける』『終わらせる』
そう思っていたのは、もしかしたらリュートだけではなく、セインもだったのかもしれない。
だからこそ、今日という日にわざわざ彼の未練となるようなものを手渡してきたのか…。
「…さぁ、ミハル、まだ準備は終わったないのよ。余計な邪魔が入ったせいで遅れたわ。続きを始めましょう」
懐剣をひとまず置くように指示し、再び準備に取り掛かる。
すでに衣装には着替えているため、後は細かいアクセサリーをひとつずつ取り付けていくだけだ。
「…きれいよ、ミハル。…あんな男に先を越されるなんて、全く不愉快だけど…」
「アイリーンさん…」
「幸せになりなさい、ミハル」
「…はい」
背中から抱きしめられ、万感の思いのこもったその言葉に、みはるがぐっと息をつまらせながら頷く。
今日から、リュートと二人、夫婦になる――――。
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