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アイドルはMonster ・2
吸血鬼と狼男の蜜月 ※
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『奪いたい、その唇』
男の色気たっぷりに普段よりも低い声でそう囁く雅弥に、葵は複雑な想いを抱いていた。
「どうしたの? 葵くん。テレビ見ながら眉間にしわ寄せて」
言いながら雅弥はソファーに座る葵の前にコーヒーの入ったカップを置いて、自分も葵の横へと座る。
「今、お前の新しいCMが流れててさ」
「あの口紅のやつ?」
雅弥からの問いに葵は頷き、少し拗ねたように雅弥の用意したコーヒーを啜る。
葵と雅弥が恋人同士になってから気持ちが通じた安心感からか、雅弥の仕事ぶりは順調すぎるほど順調だった。
主演を努めた初ラブストーリーのドラマも、今までの少年っぽさから大人の男へと変化した雅弥に周りの評価も好調で、今や雅弥は『色気のある若手俳優ランキング』でその名前を上位に輝かせている。
「ちょっと前までは弟キャラだったのに……」
そんな雅弥が今では女優さんに迫り、カメラ目線で色っぽくそう囁いている。
年上の葵ですら、女性用の化粧品のCMは出たことがなく、どちらかというと洗濯洗剤や食品メーカーなどの家庭的なものが多い。
「この前の葵くんが勧めてくれた主演ドラマの反響がすごかったみたい」
まだ葵とすれ違っていた時に引き受けることを渋っていたラブストーリーは、全てを吹っ切った雅弥にとっては運命のドラマだったようだ。
ベッドシーンこそ、さすがにまだなかったが、年上のベテラン女優相手に濃厚なキスシーンを見事にリードして演じた雅弥の仕事の幅が、それをきっかけに広がったのは明らかだった。
「最近じゃ、抱かれたい俳優ランキングにも入ってるみたいじゃん」
僅かに不機嫌さを滲ませた言い方をする葵の異変に雅弥はおや?といった表情を見せる。
「もしかして葵くん……妬いてる?」
「なっ、んなわけあるか!」
その問いに、葵は慌てたように雅弥の方を振り返って否定した。
でも、それが本心ではないことが今の雅弥にはわかってしまい、嬉しくて葵の身体を後ろからそっと抱き締める。
「俺の気持ちは葵くんが一番わかっててくれるから、思い切って演技出来たんだ。葵くんに囁いてるのを想像して」
「ひどい奴だな」
相手の女優さんを自分の身代わりにして演技をしたと言う雅弥に、葵が呆れながらそう言うと雅弥は満面の笑みで答えた。
「だってどの女優さんよりも葵くんの方が綺麗だもん。俺、葵くん以外に欲情しないよ」
耳元で低くそう囁かれ、葵がまずいっと警戒した時にはすでにソファーの上で雅弥に押し倒されてキスで唇を塞がれた。
「んっ、んぅ……あぁ……」
思いっきり舌を絡めとられて、雅弥の唇が離れた頃には、完全に葵もその気になってしまっていた。
でも、それを素直に認めるのは年上としてのプライドなのか、葵は冷静を装って言う。
「……今日は、満月じゃないんだけど」
言いながら、雅弥の頭に現れたフサフサの耳を撫でる。因みに今の雅弥には尻尾も生えて、爪も鋭くなっていた。
その姿は雅弥が魔界の住人・狼男であることの証でもあり、満月の日になると欲情してこの姿になるのだが、最近では満月ではない日にもこの姿になることがある。
「満月じゃなくても、葵くんにはいつでも欲情してるからね。それに葵くんだって……」
そう言うと雅弥は何のためらいもなく上に着ていたシャツを脱ぎ捨てて、その首筋を葵へと差し出す。
「俺の血、欲しいでしょ?」
狼姿の時の雅弥の綺麗な紫色の瞳に見つめられ、葵はゾクッとした感覚とともに欲望に抗うのをやめた。
そして、ソファーに倒された自分の身体を起こして、逆に雅弥に迫るようにその身体を寄せていく。
すると、肌が少し騒めいたかと思うと、葵の姿は吸血鬼へと変化していく。
耳が尖り、血を吸うための牙をわざと口を開けて雅弥へと見せると、葵は真っ赤な瞳を潤ませて言った。
「……気持ちよくさせてやる」
「お手柔らかに」
吸血鬼の行う吸血行為は相手に性的快感を与える効果があり、吸う加減をしないと性欲の増幅をさせてしまうこともある。それが人間相手だと殺してしまう危険性もあるのだ。
少し前まではその加減がわからず吸血行為が苦手だった葵だが、同じ魔界の住人である雅弥が相手なら殺してしまう心配もないし、恋人同士になった今なら性欲を増幅させることにもなんの問題もない。
一つ問題があるとすれば……
「んっ……葵くん」
「あ、ちょっと、まだ吸ってる途中!」
雅弥の首筋に牙をたて血を吸い始めると、雅弥の口からは熱い吐息が零れ落ちた。次の瞬間、再度、葵の身体は雅弥によってソファーへと押し倒されてしまう。
食事を途中で中断された葵が不満の声を漏らしたが、完全に男の目をした雅弥の荒々しいキスによって遮られる。
「あっ、んっ……ま、雅弥……!」
さらにキスをしたまま、見事な手際の良さで下半身の衣服をすべて剥ぎ取られて慌てる葵を気にせず、雅弥はその露わになった葵自身をためらいもせず口へと含んだ。
「んあっ、ああっ!」
敏感な部分を生暖かい感覚に包まれ、葵は甘い声をあげると同時に、身体を大きく震わせた。
遠慮もなくそこを舐め回され、同時に雅弥の指がさらに後ろへと触れてくる。
「ふぁっ、あ……もう……?」
前戯もそこそこに、いきなりそこを解してくる雅弥に、葵が戸惑いの声をかけると顔をあげた雅弥が囁く。
「先に一度、入れさせて。その時に、ちゃんと血も吸わせてあげるから」
どうやら吸血の際、葵は吸い終わる時に無意識のうちに身体に力を入れる癖があるようで、雅弥はその時の締め付けが気に入っているようだ。
そのせいか、雅弥自身を受け入れている時にしかちゃんと吸血をさせてもらえないことも多い。
「その後で……ゆっくり抱いてあげるからね」
色っぽく囁き耳を甘噛みされて、葵の身体は淡い期待から震える。
元々、狼男の性欲は一般のモンスターよりも強いとされるが、吸血後の……さらに半獣姿の雅弥の性欲は吸血行為の副作用もあり、かなりのものだ。
(明日……午後から雑誌の撮影なんだけど、俺動けるかな)
狼男を恋人に持つ最大の問題に悩みつつも、葵は雅弥の背中に両腕を回してその熱を受け入れた。
男の色気たっぷりに普段よりも低い声でそう囁く雅弥に、葵は複雑な想いを抱いていた。
「どうしたの? 葵くん。テレビ見ながら眉間にしわ寄せて」
言いながら雅弥はソファーに座る葵の前にコーヒーの入ったカップを置いて、自分も葵の横へと座る。
「今、お前の新しいCMが流れててさ」
「あの口紅のやつ?」
雅弥からの問いに葵は頷き、少し拗ねたように雅弥の用意したコーヒーを啜る。
葵と雅弥が恋人同士になってから気持ちが通じた安心感からか、雅弥の仕事ぶりは順調すぎるほど順調だった。
主演を努めた初ラブストーリーのドラマも、今までの少年っぽさから大人の男へと変化した雅弥に周りの評価も好調で、今や雅弥は『色気のある若手俳優ランキング』でその名前を上位に輝かせている。
「ちょっと前までは弟キャラだったのに……」
そんな雅弥が今では女優さんに迫り、カメラ目線で色っぽくそう囁いている。
年上の葵ですら、女性用の化粧品のCMは出たことがなく、どちらかというと洗濯洗剤や食品メーカーなどの家庭的なものが多い。
「この前の葵くんが勧めてくれた主演ドラマの反響がすごかったみたい」
まだ葵とすれ違っていた時に引き受けることを渋っていたラブストーリーは、全てを吹っ切った雅弥にとっては運命のドラマだったようだ。
ベッドシーンこそ、さすがにまだなかったが、年上のベテラン女優相手に濃厚なキスシーンを見事にリードして演じた雅弥の仕事の幅が、それをきっかけに広がったのは明らかだった。
「最近じゃ、抱かれたい俳優ランキングにも入ってるみたいじゃん」
僅かに不機嫌さを滲ませた言い方をする葵の異変に雅弥はおや?といった表情を見せる。
「もしかして葵くん……妬いてる?」
「なっ、んなわけあるか!」
その問いに、葵は慌てたように雅弥の方を振り返って否定した。
でも、それが本心ではないことが今の雅弥にはわかってしまい、嬉しくて葵の身体を後ろからそっと抱き締める。
「俺の気持ちは葵くんが一番わかっててくれるから、思い切って演技出来たんだ。葵くんに囁いてるのを想像して」
「ひどい奴だな」
相手の女優さんを自分の身代わりにして演技をしたと言う雅弥に、葵が呆れながらそう言うと雅弥は満面の笑みで答えた。
「だってどの女優さんよりも葵くんの方が綺麗だもん。俺、葵くん以外に欲情しないよ」
耳元で低くそう囁かれ、葵がまずいっと警戒した時にはすでにソファーの上で雅弥に押し倒されてキスで唇を塞がれた。
「んっ、んぅ……あぁ……」
思いっきり舌を絡めとられて、雅弥の唇が離れた頃には、完全に葵もその気になってしまっていた。
でも、それを素直に認めるのは年上としてのプライドなのか、葵は冷静を装って言う。
「……今日は、満月じゃないんだけど」
言いながら、雅弥の頭に現れたフサフサの耳を撫でる。因みに今の雅弥には尻尾も生えて、爪も鋭くなっていた。
その姿は雅弥が魔界の住人・狼男であることの証でもあり、満月の日になると欲情してこの姿になるのだが、最近では満月ではない日にもこの姿になることがある。
「満月じゃなくても、葵くんにはいつでも欲情してるからね。それに葵くんだって……」
そう言うと雅弥は何のためらいもなく上に着ていたシャツを脱ぎ捨てて、その首筋を葵へと差し出す。
「俺の血、欲しいでしょ?」
狼姿の時の雅弥の綺麗な紫色の瞳に見つめられ、葵はゾクッとした感覚とともに欲望に抗うのをやめた。
そして、ソファーに倒された自分の身体を起こして、逆に雅弥に迫るようにその身体を寄せていく。
すると、肌が少し騒めいたかと思うと、葵の姿は吸血鬼へと変化していく。
耳が尖り、血を吸うための牙をわざと口を開けて雅弥へと見せると、葵は真っ赤な瞳を潤ませて言った。
「……気持ちよくさせてやる」
「お手柔らかに」
吸血鬼の行う吸血行為は相手に性的快感を与える効果があり、吸う加減をしないと性欲の増幅をさせてしまうこともある。それが人間相手だと殺してしまう危険性もあるのだ。
少し前まではその加減がわからず吸血行為が苦手だった葵だが、同じ魔界の住人である雅弥が相手なら殺してしまう心配もないし、恋人同士になった今なら性欲を増幅させることにもなんの問題もない。
一つ問題があるとすれば……
「んっ……葵くん」
「あ、ちょっと、まだ吸ってる途中!」
雅弥の首筋に牙をたて血を吸い始めると、雅弥の口からは熱い吐息が零れ落ちた。次の瞬間、再度、葵の身体は雅弥によってソファーへと押し倒されてしまう。
食事を途中で中断された葵が不満の声を漏らしたが、完全に男の目をした雅弥の荒々しいキスによって遮られる。
「あっ、んっ……ま、雅弥……!」
さらにキスをしたまま、見事な手際の良さで下半身の衣服をすべて剥ぎ取られて慌てる葵を気にせず、雅弥はその露わになった葵自身をためらいもせず口へと含んだ。
「んあっ、ああっ!」
敏感な部分を生暖かい感覚に包まれ、葵は甘い声をあげると同時に、身体を大きく震わせた。
遠慮もなくそこを舐め回され、同時に雅弥の指がさらに後ろへと触れてくる。
「ふぁっ、あ……もう……?」
前戯もそこそこに、いきなりそこを解してくる雅弥に、葵が戸惑いの声をかけると顔をあげた雅弥が囁く。
「先に一度、入れさせて。その時に、ちゃんと血も吸わせてあげるから」
どうやら吸血の際、葵は吸い終わる時に無意識のうちに身体に力を入れる癖があるようで、雅弥はその時の締め付けが気に入っているようだ。
そのせいか、雅弥自身を受け入れている時にしかちゃんと吸血をさせてもらえないことも多い。
「その後で……ゆっくり抱いてあげるからね」
色っぽく囁き耳を甘噛みされて、葵の身体は淡い期待から震える。
元々、狼男の性欲は一般のモンスターよりも強いとされるが、吸血後の……さらに半獣姿の雅弥の性欲は吸血行為の副作用もあり、かなりのものだ。
(明日……午後から雑誌の撮影なんだけど、俺動けるかな)
狼男を恋人に持つ最大の問題に悩みつつも、葵は雅弥の背中に両腕を回してその熱を受け入れた。
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