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最後のステラ
19 強引な帰還方法
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※ 放尿シーンを含みます。
🌙
教育役が最後だった。残ったのはティーハヨ様と私のみ。実質絶滅したようなものだろう。
乱獲を恐れ地下へ逃げ込み、仲間と寄り集まって生きてきた長い年月。
他の者たちが地上でのうのうと暮らす。私たちの先祖を追いやった者たちへの憎しみも、やがて薄らいでいく。それほど長い時間を地下で過ごした。
うん。――でもちょっと今は皆殺しにしてやりたい気分かな。
「は、放せ! 出る! あ、アアッ! やっ! あ、ああ」
吊るされて三十分は経過しただろうか。たまに休憩を挟まれたが、『その821』の膀胱は限界に近づいていた。
身を捩るも鎖が耳障りな音を立てるだけ。
見えやすいようにと開かれた両足の間で、己が限界を示すように震えている。
生体反応が全く感じられない男は昼寝をしており、一番腹立つ魔女少女はうまそうにチーズを頬張っている。そんなことはいい! 問題はこんな! このような痴態をティーハヨ様に見られているということ。
「う、ああ。見ないで、見ないで、くださ……ひゃう!」
「『その821』……」
ティーハヨ様が目を逸らそうとしてくださるが、その度に左右の手がペニスをつついて遊び始めるのだ。そうなると集中力が散り、ちょろっと先端から溢れてしまう。
「あ! ああ!」
「……ぐうう」
そのため、心優しいティーハヨ様は見ているしかない。主にこんなことをさせるなんて。悔しい。悔しい!
「は、はあぁ……」
でも、お、おかしい。おかしいんだ。見られているというのに身体が熱い。なんだか、ゾクゾクする。
「んっん……!」
どうしたんだ。やだ……。
(き、きもち、いい……。見られてると思うと……。なんで?)
一人は熟睡しているからいいが、魔女少女に見られていると思うと腸が煮えくり返りそうなのに。
(ティーハヨ様。あ、だめ! こんな不敬なことを考えるなんて……。でも、でも!)
もっと見てほしい。
「はあっ……はあ……!」
(なんだかMに目覚めそうだな)
濃厚チーズをワインで流し込む。
全然目覚めてくれて構わないぞ。なんならティーハヨ様に全裸散歩をさせてもらうといい。
すでに『その821』を連れ帰った後の妄想で楽しんでいる主人。ティーハヨは連れ帰りたくないがエルフ少年のためだ、我慢しよう。半透明だし、そこまで気にならないだろ。
「んあっあっあ……」
んふふ。もう見られるな。
録画機能がなく、何度絶望死しかけたことか。だがその度に違う種類の少年と出会える。この世界はクソだがやはり素晴らしい。
「はい。イーッキ。イーッキ」
手拍子で盛り上げてやろう。「一気飲み」コールではなく「一気に出せ」コールだ。こんなのしているの宇宙で俺だけかもな。いやいや。日本人の変態度を甘く見るな。多分もう一人くらいはいるはずだ。
「だ、だまれ……」
土器を抱いて眠っている泥人形。手拍子している魔女っ娘。半泣きで見上げるしかないティーハヨ様。
それらが見守る中でついに……
「ふあっ、あ、も、出」
とぷとぷとぷとぷと、蛇口をひねったように弱々しく液体が溢れ出す。その熱い尿は己を濡らしバシャバシャといい音で床に跳ねた。
「あ、あああ。いや、止まらな……」
一度自由になったものは止まらない。やがて虹のような半円を描いて披露される。
「見るな……ッ! ―――~~~く」
赤い顔を出来る限り背け、現実から目を逸らす。
両足を開かされているため邪魔されることなく尿は高らかに上昇し、薄黄色の水溜まりへ落ちる。
主人はペンライトをもってはしゃぎ、ティーハヨは目を回していた。でも指の隙間からばっちり見ている。
「あ、ああ、そんな……」
プライドが砕けたような、そそられる表情で下唇を噛んでいる。
さて、飲むか。
「「……」」
目を覚ますとティーハヨと『その821』が新種のキモイ虫でも見つけたような表情で抱き合っていたので、どうせ〈黄金〉が何かしたんだろう。
……わずかに、尿のにおいがした。
「終わったのか?」
「起きたか。一番いいシーンを見ずに寝ているとは、勿体ないぞ」
「?」
魔女っ娘を見て違和感を覚えた。どこか、ズレているような感覚。こいつの趣味嗜好がズレているのはいつものことだが。そうではなく。「世界から」ズレている……そんな気がした。
「『その821』。落ち着きましたか……?」
「……ご、ごめんなさい。あのような……。もう、ティーハヨ様のお側にいる資格が……私には、ないわ」
泣き出してしまう少年を叱るでもなく、半透明が包み込むように抱きしめる。
「ティ、ティーハヨ様?」
「いいのです。私こそ。助けられずに……。主失格です。もう貴方に、守ってもらう価値は、ありません」
小さな声だった。
「そんなことない!」と『その821』が叫ぶが、ティーハヨ様はすっきりしたような、悲しげな顔で、
「いいのです。貴方に縋ってばかりでしたが、もう……じ、自由になりなさい。好きに、生きてくだい。貴方は、まだ若いんです、から……」
「い、嫌よ! ティーハヨ様のお側を離れないわ」
「そうか。ならば二人とも俺の洋館に来るがいい。未成年以外はお断りだが、半透明だからまだマシだろ」
割り込んできた変態に二人の「は?」が重なる。
「何を言って……」
「来い。俺が保護してやろう。陽が当たらないのは一緒だが、せめて地上で暮らせ」
「はあっ⁉ 誰があなたなんかに!」
「話は洋館でやれ。俺はもう帰る」
テレスがため息をつくと同時に、遺跡が揺れた。
「っ」
『その821』は咄嗟にティーハヨを抱え、魔女っ娘は背中からひっくり返り、ころころと転がっていく。
震度十の揺れが遺跡全体を襲う。
立っていられず、ティーハヨを抱き締めたままへたり込む。
尋常ではない揺ればかりに気を取られていたが、遺跡が上へ上へ上昇しているのを感じた。
「ひいいいいいぃ……」
「落ち着いて。ティーハヨ様。これは……」
観光客の護衛をしていた赤ランクは驚愕する。
密林の、密集する木々をおもちゃのように土砂が押し流し、超巨大ゴーレムが地中から姿を現した。
「……ッ!」
背後のウルフたちも口をパクパクさせている。
でかい。火山『ザンレックス』とほぼ同じ高さ。歩くたびに樹木が跳ねて飛んで行く。
事前に〈泥の王〉に会っていなければ確実にパニックになっていただろう。必死でウルフたちを宥める。
『バウバウ! ワウ!』
『くぅ~ん……』
「大丈夫だ。落ち着け」
人の形はしているが色々雑なゴーレムは両手を伸ばすと、闇に覆われた遺跡をその下の地面ごと掬い上げ、引っこ抜こうとする。カボチャを持ち上げるように。遺跡を壊さないように。
明日もまた観光客たちを連れてこないといけないので、下見に戻って来てみれば。
「すげ……」
『土の封印』が遺跡にかかっているのなら、密林の土を操ってしまえばいい。言うのは易いが実行できる化け物がどのくらいいるだろうか。
これが、
「金ランク」
しかもあれを操っているのがテレス本人ではなく、操り人形であるはずの泥人形。
もう意味が解らない。
赤ランクはその光景を見守りつつ、考えるのをやめた。
――正確には、遺跡の外で待機していた猿の形にした泥人形が操っている。流石に『土の封印』下にある、遺跡内部にいる泥人形がここまでのゴーレムを作るのは無理だ。
遺跡内部の者たちはテレスの足にしがみついていた。
舌嚙みそうだし、掴まっていないと転がってしまうしで、必死だった。
「はわわわわわ」
「――――ッ。ティーハヨ様。舌を噛むといけないので、奥歯を噛みしめて」
「う、うう」
「そう。そうやって。大丈夫ですよ」
「うん、うん」
「大丈夫かい? 『その821』君。この振動でイってしまったりしないかね?」
「黙れ死ね!」
ティーハヨに話しかけているときは穏やかな表情なのに。
「強引な帰還方法だなテレス。この遺跡は下に行くにつれ広がるピラミッドみたいなものだ。このまま引っこ抜けば、密林にピラミッドが生えてしまうぞ」
「ピラなんとかがよく分からんが。新たな観光地になっていいんじゃないか?」
振動は長らく続いたがようやく停止した。
ティーハヨとエルフ少年は脳が揺れたのかバタンキューしている。レーザーで壁を壊すと主人は身を乗り出した。
「ははっ。すごいな」
見下ろす密林。雲と噴火口が同じ目線に見える高さ。その横に体育すわりで待機している……火山サイズのゴーレム。予想よりデカかった。
高所なためか、強風が吹き抜けていく。
「おおー。地下に埋まっていたとはな、これが」
🌙
教育役が最後だった。残ったのはティーハヨ様と私のみ。実質絶滅したようなものだろう。
乱獲を恐れ地下へ逃げ込み、仲間と寄り集まって生きてきた長い年月。
他の者たちが地上でのうのうと暮らす。私たちの先祖を追いやった者たちへの憎しみも、やがて薄らいでいく。それほど長い時間を地下で過ごした。
うん。――でもちょっと今は皆殺しにしてやりたい気分かな。
「は、放せ! 出る! あ、アアッ! やっ! あ、ああ」
吊るされて三十分は経過しただろうか。たまに休憩を挟まれたが、『その821』の膀胱は限界に近づいていた。
身を捩るも鎖が耳障りな音を立てるだけ。
見えやすいようにと開かれた両足の間で、己が限界を示すように震えている。
生体反応が全く感じられない男は昼寝をしており、一番腹立つ魔女少女はうまそうにチーズを頬張っている。そんなことはいい! 問題はこんな! このような痴態をティーハヨ様に見られているということ。
「う、ああ。見ないで、見ないで、くださ……ひゃう!」
「『その821』……」
ティーハヨ様が目を逸らそうとしてくださるが、その度に左右の手がペニスをつついて遊び始めるのだ。そうなると集中力が散り、ちょろっと先端から溢れてしまう。
「あ! ああ!」
「……ぐうう」
そのため、心優しいティーハヨ様は見ているしかない。主にこんなことをさせるなんて。悔しい。悔しい!
「は、はあぁ……」
でも、お、おかしい。おかしいんだ。見られているというのに身体が熱い。なんだか、ゾクゾクする。
「んっん……!」
どうしたんだ。やだ……。
(き、きもち、いい……。見られてると思うと……。なんで?)
一人は熟睡しているからいいが、魔女少女に見られていると思うと腸が煮えくり返りそうなのに。
(ティーハヨ様。あ、だめ! こんな不敬なことを考えるなんて……。でも、でも!)
もっと見てほしい。
「はあっ……はあ……!」
(なんだかMに目覚めそうだな)
濃厚チーズをワインで流し込む。
全然目覚めてくれて構わないぞ。なんならティーハヨ様に全裸散歩をさせてもらうといい。
すでに『その821』を連れ帰った後の妄想で楽しんでいる主人。ティーハヨは連れ帰りたくないがエルフ少年のためだ、我慢しよう。半透明だし、そこまで気にならないだろ。
「んあっあっあ……」
んふふ。もう見られるな。
録画機能がなく、何度絶望死しかけたことか。だがその度に違う種類の少年と出会える。この世界はクソだがやはり素晴らしい。
「はい。イーッキ。イーッキ」
手拍子で盛り上げてやろう。「一気飲み」コールではなく「一気に出せ」コールだ。こんなのしているの宇宙で俺だけかもな。いやいや。日本人の変態度を甘く見るな。多分もう一人くらいはいるはずだ。
「だ、だまれ……」
土器を抱いて眠っている泥人形。手拍子している魔女っ娘。半泣きで見上げるしかないティーハヨ様。
それらが見守る中でついに……
「ふあっ、あ、も、出」
とぷとぷとぷとぷと、蛇口をひねったように弱々しく液体が溢れ出す。その熱い尿は己を濡らしバシャバシャといい音で床に跳ねた。
「あ、あああ。いや、止まらな……」
一度自由になったものは止まらない。やがて虹のような半円を描いて披露される。
「見るな……ッ! ―――~~~く」
赤い顔を出来る限り背け、現実から目を逸らす。
両足を開かされているため邪魔されることなく尿は高らかに上昇し、薄黄色の水溜まりへ落ちる。
主人はペンライトをもってはしゃぎ、ティーハヨは目を回していた。でも指の隙間からばっちり見ている。
「あ、ああ、そんな……」
プライドが砕けたような、そそられる表情で下唇を噛んでいる。
さて、飲むか。
「「……」」
目を覚ますとティーハヨと『その821』が新種のキモイ虫でも見つけたような表情で抱き合っていたので、どうせ〈黄金〉が何かしたんだろう。
……わずかに、尿のにおいがした。
「終わったのか?」
「起きたか。一番いいシーンを見ずに寝ているとは、勿体ないぞ」
「?」
魔女っ娘を見て違和感を覚えた。どこか、ズレているような感覚。こいつの趣味嗜好がズレているのはいつものことだが。そうではなく。「世界から」ズレている……そんな気がした。
「『その821』。落ち着きましたか……?」
「……ご、ごめんなさい。あのような……。もう、ティーハヨ様のお側にいる資格が……私には、ないわ」
泣き出してしまう少年を叱るでもなく、半透明が包み込むように抱きしめる。
「ティ、ティーハヨ様?」
「いいのです。私こそ。助けられずに……。主失格です。もう貴方に、守ってもらう価値は、ありません」
小さな声だった。
「そんなことない!」と『その821』が叫ぶが、ティーハヨ様はすっきりしたような、悲しげな顔で、
「いいのです。貴方に縋ってばかりでしたが、もう……じ、自由になりなさい。好きに、生きてくだい。貴方は、まだ若いんです、から……」
「い、嫌よ! ティーハヨ様のお側を離れないわ」
「そうか。ならば二人とも俺の洋館に来るがいい。未成年以外はお断りだが、半透明だからまだマシだろ」
割り込んできた変態に二人の「は?」が重なる。
「何を言って……」
「来い。俺が保護してやろう。陽が当たらないのは一緒だが、せめて地上で暮らせ」
「はあっ⁉ 誰があなたなんかに!」
「話は洋館でやれ。俺はもう帰る」
テレスがため息をつくと同時に、遺跡が揺れた。
「っ」
『その821』は咄嗟にティーハヨを抱え、魔女っ娘は背中からひっくり返り、ころころと転がっていく。
震度十の揺れが遺跡全体を襲う。
立っていられず、ティーハヨを抱き締めたままへたり込む。
尋常ではない揺ればかりに気を取られていたが、遺跡が上へ上へ上昇しているのを感じた。
「ひいいいいいぃ……」
「落ち着いて。ティーハヨ様。これは……」
観光客の護衛をしていた赤ランクは驚愕する。
密林の、密集する木々をおもちゃのように土砂が押し流し、超巨大ゴーレムが地中から姿を現した。
「……ッ!」
背後のウルフたちも口をパクパクさせている。
でかい。火山『ザンレックス』とほぼ同じ高さ。歩くたびに樹木が跳ねて飛んで行く。
事前に〈泥の王〉に会っていなければ確実にパニックになっていただろう。必死でウルフたちを宥める。
『バウバウ! ワウ!』
『くぅ~ん……』
「大丈夫だ。落ち着け」
人の形はしているが色々雑なゴーレムは両手を伸ばすと、闇に覆われた遺跡をその下の地面ごと掬い上げ、引っこ抜こうとする。カボチャを持ち上げるように。遺跡を壊さないように。
明日もまた観光客たちを連れてこないといけないので、下見に戻って来てみれば。
「すげ……」
『土の封印』が遺跡にかかっているのなら、密林の土を操ってしまえばいい。言うのは易いが実行できる化け物がどのくらいいるだろうか。
これが、
「金ランク」
しかもあれを操っているのがテレス本人ではなく、操り人形であるはずの泥人形。
もう意味が解らない。
赤ランクはその光景を見守りつつ、考えるのをやめた。
――正確には、遺跡の外で待機していた猿の形にした泥人形が操っている。流石に『土の封印』下にある、遺跡内部にいる泥人形がここまでのゴーレムを作るのは無理だ。
遺跡内部の者たちはテレスの足にしがみついていた。
舌嚙みそうだし、掴まっていないと転がってしまうしで、必死だった。
「はわわわわわ」
「――――ッ。ティーハヨ様。舌を噛むといけないので、奥歯を噛みしめて」
「う、うう」
「そう。そうやって。大丈夫ですよ」
「うん、うん」
「大丈夫かい? 『その821』君。この振動でイってしまったりしないかね?」
「黙れ死ね!」
ティーハヨに話しかけているときは穏やかな表情なのに。
「強引な帰還方法だなテレス。この遺跡は下に行くにつれ広がるピラミッドみたいなものだ。このまま引っこ抜けば、密林にピラミッドが生えてしまうぞ」
「ピラなんとかがよく分からんが。新たな観光地になっていいんじゃないか?」
振動は長らく続いたがようやく停止した。
ティーハヨとエルフ少年は脳が揺れたのかバタンキューしている。レーザーで壁を壊すと主人は身を乗り出した。
「ははっ。すごいな」
見下ろす密林。雲と噴火口が同じ目線に見える高さ。その横に体育すわりで待機している……火山サイズのゴーレム。予想よりデカかった。
高所なためか、強風が吹き抜けていく。
「おおー。地下に埋まっていたとはな、これが」
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