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一人目
11 エイオットの逆襲
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※ショタ攻めです
「よ、よし。エイオットが嫌でないのなら、一緒に寝ようか」
「ほんとう!」
わぁいと両手を上げて喜んでいる姿に表情が緩む。
主人はローブを脱ぎ捨て、薄いシャツとズボン姿になる。
「でもなるべくこっち見ないでくれよ? そうだ。俺は壁と一体化して寝るから、お前は暖炉の方を向いて……」
「とうっ!」
何を思ったのか。いきなりエイオットが両手を伸ばして飛び掛かってきた。
自分に向かってくる未成年を避ける、という機能が搭載されていない主人は当然のように抱きしめたが、タックルされた勢いで背中からシーツの海に飛び込む。
ぼっふん!
履いていたスリッパが一つ、天井付近まですっ飛んで床にぽこっと落ちた。
疑問符が浮かぶ前に頭を持ち上げてエイオットを確認する。彼に怪我はなかった。
ホッとして、叱りつける。
「危ないだろう、エイオット! エイオットが怪我したらどうする! 俺の、目の前で、未成年が怪我するとか、許されんぞ」
持論を展開する主人だが、エイオットは聞き流した。よく分からないし。
エイオットは起き上がろうとした主人を突き飛ばす。主人は何故か大きくなっているし、流石に力負けするかな? と思いきや、主人はあっさり倒れ込んだ。
「……ってぇ。な、何するんだ」
主人に跨り、その顔を覗き込む。
下の人がヒュッと息を飲んだ。
「うわあああ! 見ないでくれ。見るな! 見ないでくれってば!」
目の前に毛虫が垂れ下がった乙女くらい大げさな反応を示す。両腕で自分の顔を隠そうとするが、エイオットは手首を掴み、無理やりシーツ押し付ける。
「……っ……エ、エイオット……」
隠せるものがなくなり、主人は嫌悪と羞恥に塗れた顔を晒す。その表情を見たエイオットは、背筋に何かがぞくぞくっと駆け抜けたのを感じた。
(なんだろ。この気持ち)
いまは分からなかったが、気分が悪いものではない。
むしろ――
「え、エイオット? なんで笑って……」
「――え?」
自分の頬に触れる。口角が吊り上がっていた。
「ごしゅじんさま。おれ、分からないことだらけですけど、おれは……」
「な、なに?」
「……けっこう負けず嫌いなんですよ?」
主人は咄嗟に先ほど脱ぎ捨てたローブに腕を伸ばそうとするが、自分を掴む小さな手を振りほどけなかった。
「……!」
「か弱いんですね。ごしゅじんさま」
「い、いやほら。俺って、典型的な魔法使いだし……」
くそぅ。金貨に手が届かなかった。これからはローブの下のシャツにも仕込んでおこう。
「エイオット? ほら、そんなとこに座ってたら眠れないだろう? 下りて……」
「しつれいします」
シャツを掴むと左右に引き千切られた。ポテチの袋を開封するくらいの気軽さで。
「……へ?」
エイオットの両手の指がわきわきと蠢く。
「しかえし、でーす」
えっちなネグリジェを身に纏い悪戯っ子のような笑みを見せるエイオット。普段なら可愛くて悶絶ものだろうが、今は。
「え? 嘘! ちょ、やめ――待っ!」
「こちょこちょ~」
「――あっ、待って! ぎゃああああぁぁああああっ」
脇腹をくすぐられ、汚い絶叫と共に釣られた魚のようにのたうち回った。
「ひゃべ……やめ、て! エイオット! あああああ、無理ぃあああ」
あまりの反応の大きさに、エイオットは一瞬手を緩めたが、
「おれがやめてって言っても、やめてくれなかったのは、ごしゅじんさまですよね?」
「うぐ……!」
何も言い返せない。
「だからおれも、やめませーん」
紅葉のような手がわきの下に滑り込み、小動物のように這いまわる。
「あああああああっ! やめてっ、そこはやめてえええええぇ!」
「わあ、すごーい」
「なにが⁉ やめて! ギャアアアア」
足を上下させるのでかなり揺れる。アトラクションのようで、エイオットはなんだかわくわくした。
エイオットはふふっと笑う。
「ごしゅじんさま、楽しそう」
「そう見える⁉ ぎゃあああああ。ごめ、ごめ、なさいいいひいいいいィィィ」
主人は生理的な涙を流すがエイオットは「怪我はさせないけど、やられたことやり返す」精神だった。筆でくすぐられたが、筆など持っていない。
仕方ないのでふさふさの尻尾で、主人の太ももをくすぐった。
「え? あ、やわらかい。……ふああ、やっぱくすぐった、あ、やめ、んふふ、くすぐったいいいい」
尻尾でくすぐりながら人差し指を顎に当てて考える。
「次は何をされたっけ?」
あんまり覚えていないが、胸を触られた気がする。
ふにっと乳首を摘む。
「ひぎっ」
「こんな風かな?」
首を傾げながらこねくり回していく。
「~~~っ……やぁ、めて。んっ、い」
「ごしゅじんさま、顔まっかですよ? なんだか、かわいい……」
(可愛いのはお前じゃああああっ)
変な声を出したくなくてぐっと両手で口を塞ぐ。たとえ自分のだろうと成人の嬌声など聞いたら耳が終わる。
「ッ……ぐ……」
「次は何を……そうだ! たしか耳を」
つい頭上を探したが、人間の耳はそこにはない。顔の横に毛で覆われていない耳を発見する。
「ふしぎなかたち~。なめちゃお」
「!」
手が塞がっているので、エイオットは前屈みになり舌を伸ばした。
「―――――ッ!」
口を押えたまま主人が叫ぶが、考えることに必死なエイオットには届かない。
「おちんちんなめてたんだから、おれも、やっていいよね?」
耳元で囁かれ、主人は目を見開く。ブンブンと首を横に振っているが、駄目と言ってこないのではむっと甘噛みした。
「んぅ」
甘噛みと言っても獣人基準なので歯型はついたが、血は滲んでいない。
「いっ……つ」
「ん……ごしゅじんさま」
赤い舌に唾液を纏わせ、それを満遍なく塗りつけるように舐めていく。
ビクッビクッと主人の背がのけ反る。胸と耳を責められ、呼吸を止める勢いで口を塞いでいるものだから、じんわりと意識が薄れてくる。
「ふ……ぅ、う……え、いおっと……」
「はい? なんですか?」
「おねが……一回、んっ、手、とめ……て。お願い……おねが……んう!」
「……んもー」
まだまだやり返し足りないのに。
心優しいエイオットは乳首から手を離してあげる。
胸は真っ赤になっており、顔は汗と涙でぐしゃぐしゃだった。はあはあと呼吸を整え、口から手を下ろす。
「あ、あ……ありがとう」
「ごしゅじんさま。さわられるの、好きなんですか?」
「い、いや! なんでそうなる? 無理無理。触られたら、弱くて。苦手で。だからあんな、分厚いローブ着てるのよ」
第二のボディはめちゃくちゃ敏感だった。う、嬉しくねぇーーーっ。敏感な子を虐めるのは脳汁が耳から出るほど好きだけど、敏感な自分とか解釈違い過ぎてもう一度死にそうだわ。
今度は突き飛ばされないように、肘を支えにそろそろと起き上がる。やり足りなさそうなエイオットの顔にびくつきながら。
「エイオット」
「なんですか? ごしゅじんさまを、おもらしさせるまで、続けますよ?」
ぷうっと頬を膨らませて睨んでくるところはもみくちゃにしたいほど可愛いのに、恐ろしいことを言われて白目剥きそうだった。
ぱんっと両手を合わせる。
「頼む! もう勘弁してくれ。魔女っ娘の時なら構わないが、俺はこの姿が気持ち悪くてたまらないんだ」
「ごしゅじんさまは、かんべんしてくれなかったです」
「うう~」
涙目の主人は小さな子の御機嫌を取ろうと必死だった。
「エイオットぉ~」
「つーん」
頑なな態度。
狐っ子を膝に乗せたまま、主人はとうとう折れた。
「わ、わかった……。それならこの姿の時はエイオットの言うことを聞くから……。それで勘弁してくれないか……?」
これ以上、成人男性の嬌声など聞きたくない。半泣きの主人は自分を生贄に捧げて許しを請うた。
「……」
エイオットはちらりと片目を開ける。
「じゃあ、夜は一緒にねてくださいね。頭もいっぱいなでなでして、ぎゅって抱きしめてください!」
主人は血を吐いた。
「ええっ? こんなキッショイ生き物と一緒に寝たいの?」
「……? ごしゅじんさまはきれいですよ? どうなんですか? 言うこと聞かないんですか? いやならこのまま……」
戦闘態勢に入りかけたエイオットに、主人はカサカサカサっと壁まで後退すると土下座した。
「かしこまりましたァァ!」
「分かればいいですっ」
どちらが主人か分からない光景。
「……うう、うぐぅ」
もたもたもたもた。
主人はエイオットを抱きしめるのに十分以上かかり、またエイオットに叱られるのだった。
「はやくぅ!」
「ごめんごめん! だってこんな穢れた姿で神聖なもの(未成年)に触るなんて……思ってもなかったんだよ~!」
「何言ってるのかわかりません」
ぷくーっと怒りをあらわす。しかし大きな身体に抱きしめられると不思議なほど安らぎ、エイオットは破いたシャツにしがみついてすやすやと眠りに落ちた。
「……むにゃむにゃ」
(か、かわいい! エイオットの寝顔。…………でも)
「げぶぅ」や「ごぼおっ」と、血を吐くような音が時たま聞こえたが、夜空ではキラッと星が平和に流れた。
「よ、よし。エイオットが嫌でないのなら、一緒に寝ようか」
「ほんとう!」
わぁいと両手を上げて喜んでいる姿に表情が緩む。
主人はローブを脱ぎ捨て、薄いシャツとズボン姿になる。
「でもなるべくこっち見ないでくれよ? そうだ。俺は壁と一体化して寝るから、お前は暖炉の方を向いて……」
「とうっ!」
何を思ったのか。いきなりエイオットが両手を伸ばして飛び掛かってきた。
自分に向かってくる未成年を避ける、という機能が搭載されていない主人は当然のように抱きしめたが、タックルされた勢いで背中からシーツの海に飛び込む。
ぼっふん!
履いていたスリッパが一つ、天井付近まですっ飛んで床にぽこっと落ちた。
疑問符が浮かぶ前に頭を持ち上げてエイオットを確認する。彼に怪我はなかった。
ホッとして、叱りつける。
「危ないだろう、エイオット! エイオットが怪我したらどうする! 俺の、目の前で、未成年が怪我するとか、許されんぞ」
持論を展開する主人だが、エイオットは聞き流した。よく分からないし。
エイオットは起き上がろうとした主人を突き飛ばす。主人は何故か大きくなっているし、流石に力負けするかな? と思いきや、主人はあっさり倒れ込んだ。
「……ってぇ。な、何するんだ」
主人に跨り、その顔を覗き込む。
下の人がヒュッと息を飲んだ。
「うわあああ! 見ないでくれ。見るな! 見ないでくれってば!」
目の前に毛虫が垂れ下がった乙女くらい大げさな反応を示す。両腕で自分の顔を隠そうとするが、エイオットは手首を掴み、無理やりシーツ押し付ける。
「……っ……エ、エイオット……」
隠せるものがなくなり、主人は嫌悪と羞恥に塗れた顔を晒す。その表情を見たエイオットは、背筋に何かがぞくぞくっと駆け抜けたのを感じた。
(なんだろ。この気持ち)
いまは分からなかったが、気分が悪いものではない。
むしろ――
「え、エイオット? なんで笑って……」
「――え?」
自分の頬に触れる。口角が吊り上がっていた。
「ごしゅじんさま。おれ、分からないことだらけですけど、おれは……」
「な、なに?」
「……けっこう負けず嫌いなんですよ?」
主人は咄嗟に先ほど脱ぎ捨てたローブに腕を伸ばそうとするが、自分を掴む小さな手を振りほどけなかった。
「……!」
「か弱いんですね。ごしゅじんさま」
「い、いやほら。俺って、典型的な魔法使いだし……」
くそぅ。金貨に手が届かなかった。これからはローブの下のシャツにも仕込んでおこう。
「エイオット? ほら、そんなとこに座ってたら眠れないだろう? 下りて……」
「しつれいします」
シャツを掴むと左右に引き千切られた。ポテチの袋を開封するくらいの気軽さで。
「……へ?」
エイオットの両手の指がわきわきと蠢く。
「しかえし、でーす」
えっちなネグリジェを身に纏い悪戯っ子のような笑みを見せるエイオット。普段なら可愛くて悶絶ものだろうが、今は。
「え? 嘘! ちょ、やめ――待っ!」
「こちょこちょ~」
「――あっ、待って! ぎゃああああぁぁああああっ」
脇腹をくすぐられ、汚い絶叫と共に釣られた魚のようにのたうち回った。
「ひゃべ……やめ、て! エイオット! あああああ、無理ぃあああ」
あまりの反応の大きさに、エイオットは一瞬手を緩めたが、
「おれがやめてって言っても、やめてくれなかったのは、ごしゅじんさまですよね?」
「うぐ……!」
何も言い返せない。
「だからおれも、やめませーん」
紅葉のような手がわきの下に滑り込み、小動物のように這いまわる。
「あああああああっ! やめてっ、そこはやめてえええええぇ!」
「わあ、すごーい」
「なにが⁉ やめて! ギャアアアア」
足を上下させるのでかなり揺れる。アトラクションのようで、エイオットはなんだかわくわくした。
エイオットはふふっと笑う。
「ごしゅじんさま、楽しそう」
「そう見える⁉ ぎゃあああああ。ごめ、ごめ、なさいいいひいいいいィィィ」
主人は生理的な涙を流すがエイオットは「怪我はさせないけど、やられたことやり返す」精神だった。筆でくすぐられたが、筆など持っていない。
仕方ないのでふさふさの尻尾で、主人の太ももをくすぐった。
「え? あ、やわらかい。……ふああ、やっぱくすぐった、あ、やめ、んふふ、くすぐったいいいい」
尻尾でくすぐりながら人差し指を顎に当てて考える。
「次は何をされたっけ?」
あんまり覚えていないが、胸を触られた気がする。
ふにっと乳首を摘む。
「ひぎっ」
「こんな風かな?」
首を傾げながらこねくり回していく。
「~~~っ……やぁ、めて。んっ、い」
「ごしゅじんさま、顔まっかですよ? なんだか、かわいい……」
(可愛いのはお前じゃああああっ)
変な声を出したくなくてぐっと両手で口を塞ぐ。たとえ自分のだろうと成人の嬌声など聞いたら耳が終わる。
「ッ……ぐ……」
「次は何を……そうだ! たしか耳を」
つい頭上を探したが、人間の耳はそこにはない。顔の横に毛で覆われていない耳を発見する。
「ふしぎなかたち~。なめちゃお」
「!」
手が塞がっているので、エイオットは前屈みになり舌を伸ばした。
「―――――ッ!」
口を押えたまま主人が叫ぶが、考えることに必死なエイオットには届かない。
「おちんちんなめてたんだから、おれも、やっていいよね?」
耳元で囁かれ、主人は目を見開く。ブンブンと首を横に振っているが、駄目と言ってこないのではむっと甘噛みした。
「んぅ」
甘噛みと言っても獣人基準なので歯型はついたが、血は滲んでいない。
「いっ……つ」
「ん……ごしゅじんさま」
赤い舌に唾液を纏わせ、それを満遍なく塗りつけるように舐めていく。
ビクッビクッと主人の背がのけ反る。胸と耳を責められ、呼吸を止める勢いで口を塞いでいるものだから、じんわりと意識が薄れてくる。
「ふ……ぅ、う……え、いおっと……」
「はい? なんですか?」
「おねが……一回、んっ、手、とめ……て。お願い……おねが……んう!」
「……んもー」
まだまだやり返し足りないのに。
心優しいエイオットは乳首から手を離してあげる。
胸は真っ赤になっており、顔は汗と涙でぐしゃぐしゃだった。はあはあと呼吸を整え、口から手を下ろす。
「あ、あ……ありがとう」
「ごしゅじんさま。さわられるの、好きなんですか?」
「い、いや! なんでそうなる? 無理無理。触られたら、弱くて。苦手で。だからあんな、分厚いローブ着てるのよ」
第二のボディはめちゃくちゃ敏感だった。う、嬉しくねぇーーーっ。敏感な子を虐めるのは脳汁が耳から出るほど好きだけど、敏感な自分とか解釈違い過ぎてもう一度死にそうだわ。
今度は突き飛ばされないように、肘を支えにそろそろと起き上がる。やり足りなさそうなエイオットの顔にびくつきながら。
「エイオット」
「なんですか? ごしゅじんさまを、おもらしさせるまで、続けますよ?」
ぷうっと頬を膨らませて睨んでくるところはもみくちゃにしたいほど可愛いのに、恐ろしいことを言われて白目剥きそうだった。
ぱんっと両手を合わせる。
「頼む! もう勘弁してくれ。魔女っ娘の時なら構わないが、俺はこの姿が気持ち悪くてたまらないんだ」
「ごしゅじんさまは、かんべんしてくれなかったです」
「うう~」
涙目の主人は小さな子の御機嫌を取ろうと必死だった。
「エイオットぉ~」
「つーん」
頑なな態度。
狐っ子を膝に乗せたまま、主人はとうとう折れた。
「わ、わかった……。それならこの姿の時はエイオットの言うことを聞くから……。それで勘弁してくれないか……?」
これ以上、成人男性の嬌声など聞きたくない。半泣きの主人は自分を生贄に捧げて許しを請うた。
「……」
エイオットはちらりと片目を開ける。
「じゃあ、夜は一緒にねてくださいね。頭もいっぱいなでなでして、ぎゅって抱きしめてください!」
主人は血を吐いた。
「ええっ? こんなキッショイ生き物と一緒に寝たいの?」
「……? ごしゅじんさまはきれいですよ? どうなんですか? 言うこと聞かないんですか? いやならこのまま……」
戦闘態勢に入りかけたエイオットに、主人はカサカサカサっと壁まで後退すると土下座した。
「かしこまりましたァァ!」
「分かればいいですっ」
どちらが主人か分からない光景。
「……うう、うぐぅ」
もたもたもたもた。
主人はエイオットを抱きしめるのに十分以上かかり、またエイオットに叱られるのだった。
「はやくぅ!」
「ごめんごめん! だってこんな穢れた姿で神聖なもの(未成年)に触るなんて……思ってもなかったんだよ~!」
「何言ってるのかわかりません」
ぷくーっと怒りをあらわす。しかし大きな身体に抱きしめられると不思議なほど安らぎ、エイオットは破いたシャツにしがみついてすやすやと眠りに落ちた。
「……むにゃむにゃ」
(か、かわいい! エイオットの寝顔。…………でも)
「げぶぅ」や「ごぼおっ」と、血を吐くような音が時たま聞こえたが、夜空ではキラッと星が平和に流れた。
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