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第二話・先輩はまだ?
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竜は酷くうんざりした様子で、「何をたわごとを……」と額を押さえる。
「貴様は誰だ」
「え? キ、キミカゲです」
「なら、つれてくるのは子どもだろうが」
ぐうの音も出ないキミカゲに変わり、答えたのはフリーだった。嬉しそうに身振り手振りを加えて話す。
「このくらいの背丈で、サイドだけが長い桜色の髪に、深い青の瞳に小さい角と触ってみたくなる牛耳を持った方です。美少年です」
「ほう。続けよ」
「着物がきらっきらで光輪がないです」
「光輪が? それは不憫な」
「それと首の後ろ。うなじのとこに黒子があって、足はすらっとしていて踏んでほしいです。えへへへへへ」
「……」
何の話だっけ? と銀の瞳が据わる。
ペポラは不審者を見る目でちょっと引く。
「うちには変人が多いけど、まじもんの変態は初めて見ますね。うちの子ども衆には近寄らせないようにしないと」
黙っていられないと、鳥肌を立てたニケが顔を出し見上げる。
「お前さん……。心底気持ち悪いな。どこを好きになったのか忘れそうになるわ」
フリーは取り乱す。
「ちょ、ちょっと! こんなのまだ序の口ですよ! 先輩の魅力はこんなもんじゃありません。とりあえず最後まで聞いてください。先輩の名前はリンアンルギンで、教えるのが上手くて話がフゴフゴ!」
長くなるのでニケが口を塞ぐ。
リーンの本名をやっと思い出せたキミカゲはこそっとメモ帳に記しておく。
オキンが首を振る。
「もうよい。名前さえわかれば十分だ。ペポラ。そのガキが来たら通してやれ」
「御意」
低頭するペポラに頷き伯父に目を向ける。
「して? その二人の名前は? 一人は以前会った赤犬族で相違ないか?」
「うん。ニケ君とこちらがフリー君」
ふたりはぺこりと頭を下げる。
「お、おひっさし、ぶりです。護衛の件……ホクトさんとミナミちゃんのことは、あり、ありがとうございます」
オキンは大仰に「構わん」と手を振る。
「初めまして。フリーです。お世話になりまーす」
(……?)
ニケはフリーのこの自己紹介に疑問を抱いたが、聞いている(心の)余裕はなかった。
のんきに挨拶してくる白髪。以前、恐れ多くもこの竜の前でキミカゲの首を絞めた大馬鹿者ではないか。今この場で消してやりたいが、伯父貴のお気に入りのようだし、ここは耐えるときか。
消すのは簡単だ。だがそれによってこのジジイが母上に「オキンが私の子を殺した……」とでも泣きつけば、兄想いの母はきっとワシを叱るだろう。母上に「オキン嫌い」と言われたら死ぬ。
「では、ニケにフリーよ。ワシのことはオキンと呼ぶがよい。別に気に入ってはいないがなこのあだ名。そこのジジイの妹御の子で、薄羽竜族である」
「うすば、竜?」
キミカゲはすぐさまフリーにいい笑顔を向ける。
「そうだよ。虹色の宝石を極限まで薄ーく伸ばしたような翼を持つトカゲだよ。あ、ミスった。大きな竜だよ」
「伯父貴?」
「鱗も美しい銀色で、宝石竜(ほうせきりゅう)族とも言うね。竜族はだいたい目が金色系統なんだけれど、たまに銀色の子が生まれてくるんだ」
「やめよ。なぜ伯父貴が得意げに語っているのだ」
呆れ顔のオキンの瞳を見つめる。銀だ。
「銀だとなにかあるんですか?」
甥っ子自慢が楽しいのか、ふふんと胸を張る。
「成長すると頭一つ飛び抜けた力を持つようになるんだよ。竜族の女の子は強い雄しか興味ないからつまり、よくモテるって意味さ。モテモテだよ」
「ほうほう」
熱心に聞いてくれるフリーに気を良くしたのか、どんどんいらんことまで語っていく。
「でもその分、幼少期はか弱くてね。よく他の兄弟姉妹たちに泣かされていたよ。……かわいかったなぁ。アギュエルに『怪談西洋料理店』を音読されただけでわんわん泣いちゃって。『母上~。キミカゲしゃま~』って、顔をくしゃくしゃにしてくっつきにきてくれ」
顔にでかでかと怒りマークを浮かべたオキンに文字通り摘まみ上げられる。正座のまま宙に浮いたキミカゲは甥っ子を見上げる。
「どうしたんだい? 今からいいところなのにっ」
それでね? それでね? と、まだ何か言っているキミカゲを持って部屋を出て行く。
目を点にしたフリーと冷や汗いっぱいのニケが見送る。ペポラはいつものことと言いたげに白けていた。
二十秒して、オキンだけが戻ってきた。
何もなかったような顔で定位置に座る。
「伯父貴の話は忘れよ? よいな?」
「「はーい……」」
「ペポラよ。この者たちを部屋に案内してやれ」
「……うっす」
ふたりとも気が抜けたような呆れたような、ずいぶん疲れた声色だった。
「名乗り損ねたから名乗っておく。俺はレオペポラ。蛇乳族ね。メリネが過ぎるまではこの部屋を使ってよ」
案内してくれた赤髪の女性は角部屋の前で振り返る。
「ありがとうございます」
「分からないことがあったら、適当に誰か捕まえて聞いてくれればいいから。皆慣れてるから。客は貴方たちしかいないし、他は黒羽織……あー」
「?」
ペポラは言いづらそうに頭を掻く。
「子どもたちの他に一人だけ黒羽織を着ていない人物がいるけど……。そのヒトを見かけたら呼吸するよりも前に逃げてよ」
「え?」
「じゃ」
目を丸くするニケとフリーに構わず、ペポラはさっさと行ってしまう。
「ど、どういう意味だろう?」
「わからん。翁なら知っているだろう。はよ部屋入れ」
「お邪魔しまーす」
ガラスがはめ込まれた障子戸を開ける。
畳の部屋、ではなかった。床は一面ふかふかした布? が敷いてあり、座椅子や座布団ではなく、ゆったり腰掛けられる背もたれ付きの椅子がいくつか置いてある。縁側の向こうは苔むした岩と小さな池があり、池のふちの蛙の置物の頭に、雨を浴びに出てきた小さな蛙が乗っかっている。
一足先にこの部屋に放り込まれたキミカゲが小さく手を振って出迎える。雑に持っていかれたわりには椅子にゆったりと腰掛け、ひざ掛けまでしてくつろいでいた。大切にされているのが伝わってくる。
室内を見回しながらキミカゲのそばまで行く。
「ツンデレなんですかね? オキンさん」
「本人は絶対に認めないけどね。優しい子だよ、あの子は」
歳を取って床に座るのが辛くなってきたキミカゲのために、わざわざ用意してくれた洋室だ。この椅子も、キミカゲの体格に合わせて作られた一点物。座り心地が良すぎて持って帰りたいと言ったら、「伯父貴のために作ったのではない!」と怒鳴っていた。私の体格に合わせて製作しておいてそれは……。可愛い子だよ、まったく。
「適当に座りなさい」
「はーい」
纏めておいた荷物が先に到着して部屋の隅に置かれている。フリーも椅子に座るが、椅子はぎしりともならなかった。全体が包み込まれる。
確かに床座りよりかは、立ち上がる時に楽かもしれない。
「なんか……持って帰りたくなりますね」
「だよねえ」
くすくすと苦笑するキミカゲ。竜と離れたおかげか、ニケが着物から出てきた。
「ふうっ」
ニケは自分の椅子に腰かける。
椅子(フリー)が小さな椅子を指差す。
「ねえねえ。子ども用の椅子があるよ」
(それ……足置き(オットマン)だけどまあいいか)
キミカゲは言いかけたがやめた。
「僕はここがいいんだ」
「はい」
黒い頭を撫でる。撫でる際にどうしても指が犬耳に触れてしまうが、このときニケは特に何も言わない。犬耳はつつかれるのが苦手なようだ。
この座り心地の良い椅子より自分を選んでくれたことに、フリーは椅子に向かって口角を吊り上げる(無機物にドヤ顔する十八歳の図)。
ざあああぁ……。
雨足が強まってきたように思う。リーンはまだ来ないのか。
「先輩が気になるので、ちょっとその辺まで見てきますね?」
景色をぼうっと眺めていたキミカゲは一瞬遅れて反応する。
「ん? ああ、気をつけてね?」
頷き立ち上がろうとして、ニケが膝から下りてくれない。
「お。あの、ニケさん? ちょっと立ちたいんですけど……」
「……」
返事がない。顔を覗き込むとニケはこっくりこっくりと船を漕いでいた。寝顔が天使。ふはははははは。……おっと。可愛いが過ぎて変な笑い声が漏れそうになった。
口を押えるフリーを見て、仕方なさそうにキミカゲが笑う。
「ありゃ。ニケ君、ずっと緊張していたもんね。ホッとしたんだろう」
フリーはニケをそっと抱くと、亀の速度で立ち上がり、ニケをキミカゲの膝に勝手に寝かせる。
「では、行ってきます」
小声でつぶやき、部屋を出て行く。
(そういや退屈が嫌いだったね)
せっかくなので、「ニケが膝の上にいる」という状況を堪能しておこう。
「貴様は誰だ」
「え? キ、キミカゲです」
「なら、つれてくるのは子どもだろうが」
ぐうの音も出ないキミカゲに変わり、答えたのはフリーだった。嬉しそうに身振り手振りを加えて話す。
「このくらいの背丈で、サイドだけが長い桜色の髪に、深い青の瞳に小さい角と触ってみたくなる牛耳を持った方です。美少年です」
「ほう。続けよ」
「着物がきらっきらで光輪がないです」
「光輪が? それは不憫な」
「それと首の後ろ。うなじのとこに黒子があって、足はすらっとしていて踏んでほしいです。えへへへへへ」
「……」
何の話だっけ? と銀の瞳が据わる。
ペポラは不審者を見る目でちょっと引く。
「うちには変人が多いけど、まじもんの変態は初めて見ますね。うちの子ども衆には近寄らせないようにしないと」
黙っていられないと、鳥肌を立てたニケが顔を出し見上げる。
「お前さん……。心底気持ち悪いな。どこを好きになったのか忘れそうになるわ」
フリーは取り乱す。
「ちょ、ちょっと! こんなのまだ序の口ですよ! 先輩の魅力はこんなもんじゃありません。とりあえず最後まで聞いてください。先輩の名前はリンアンルギンで、教えるのが上手くて話がフゴフゴ!」
長くなるのでニケが口を塞ぐ。
リーンの本名をやっと思い出せたキミカゲはこそっとメモ帳に記しておく。
オキンが首を振る。
「もうよい。名前さえわかれば十分だ。ペポラ。そのガキが来たら通してやれ」
「御意」
低頭するペポラに頷き伯父に目を向ける。
「して? その二人の名前は? 一人は以前会った赤犬族で相違ないか?」
「うん。ニケ君とこちらがフリー君」
ふたりはぺこりと頭を下げる。
「お、おひっさし、ぶりです。護衛の件……ホクトさんとミナミちゃんのことは、あり、ありがとうございます」
オキンは大仰に「構わん」と手を振る。
「初めまして。フリーです。お世話になりまーす」
(……?)
ニケはフリーのこの自己紹介に疑問を抱いたが、聞いている(心の)余裕はなかった。
のんきに挨拶してくる白髪。以前、恐れ多くもこの竜の前でキミカゲの首を絞めた大馬鹿者ではないか。今この場で消してやりたいが、伯父貴のお気に入りのようだし、ここは耐えるときか。
消すのは簡単だ。だがそれによってこのジジイが母上に「オキンが私の子を殺した……」とでも泣きつけば、兄想いの母はきっとワシを叱るだろう。母上に「オキン嫌い」と言われたら死ぬ。
「では、ニケにフリーよ。ワシのことはオキンと呼ぶがよい。別に気に入ってはいないがなこのあだ名。そこのジジイの妹御の子で、薄羽竜族である」
「うすば、竜?」
キミカゲはすぐさまフリーにいい笑顔を向ける。
「そうだよ。虹色の宝石を極限まで薄ーく伸ばしたような翼を持つトカゲだよ。あ、ミスった。大きな竜だよ」
「伯父貴?」
「鱗も美しい銀色で、宝石竜(ほうせきりゅう)族とも言うね。竜族はだいたい目が金色系統なんだけれど、たまに銀色の子が生まれてくるんだ」
「やめよ。なぜ伯父貴が得意げに語っているのだ」
呆れ顔のオキンの瞳を見つめる。銀だ。
「銀だとなにかあるんですか?」
甥っ子自慢が楽しいのか、ふふんと胸を張る。
「成長すると頭一つ飛び抜けた力を持つようになるんだよ。竜族の女の子は強い雄しか興味ないからつまり、よくモテるって意味さ。モテモテだよ」
「ほうほう」
熱心に聞いてくれるフリーに気を良くしたのか、どんどんいらんことまで語っていく。
「でもその分、幼少期はか弱くてね。よく他の兄弟姉妹たちに泣かされていたよ。……かわいかったなぁ。アギュエルに『怪談西洋料理店』を音読されただけでわんわん泣いちゃって。『母上~。キミカゲしゃま~』って、顔をくしゃくしゃにしてくっつきにきてくれ」
顔にでかでかと怒りマークを浮かべたオキンに文字通り摘まみ上げられる。正座のまま宙に浮いたキミカゲは甥っ子を見上げる。
「どうしたんだい? 今からいいところなのにっ」
それでね? それでね? と、まだ何か言っているキミカゲを持って部屋を出て行く。
目を点にしたフリーと冷や汗いっぱいのニケが見送る。ペポラはいつものことと言いたげに白けていた。
二十秒して、オキンだけが戻ってきた。
何もなかったような顔で定位置に座る。
「伯父貴の話は忘れよ? よいな?」
「「はーい……」」
「ペポラよ。この者たちを部屋に案内してやれ」
「……うっす」
ふたりとも気が抜けたような呆れたような、ずいぶん疲れた声色だった。
「名乗り損ねたから名乗っておく。俺はレオペポラ。蛇乳族ね。メリネが過ぎるまではこの部屋を使ってよ」
案内してくれた赤髪の女性は角部屋の前で振り返る。
「ありがとうございます」
「分からないことがあったら、適当に誰か捕まえて聞いてくれればいいから。皆慣れてるから。客は貴方たちしかいないし、他は黒羽織……あー」
「?」
ペポラは言いづらそうに頭を掻く。
「子どもたちの他に一人だけ黒羽織を着ていない人物がいるけど……。そのヒトを見かけたら呼吸するよりも前に逃げてよ」
「え?」
「じゃ」
目を丸くするニケとフリーに構わず、ペポラはさっさと行ってしまう。
「ど、どういう意味だろう?」
「わからん。翁なら知っているだろう。はよ部屋入れ」
「お邪魔しまーす」
ガラスがはめ込まれた障子戸を開ける。
畳の部屋、ではなかった。床は一面ふかふかした布? が敷いてあり、座椅子や座布団ではなく、ゆったり腰掛けられる背もたれ付きの椅子がいくつか置いてある。縁側の向こうは苔むした岩と小さな池があり、池のふちの蛙の置物の頭に、雨を浴びに出てきた小さな蛙が乗っかっている。
一足先にこの部屋に放り込まれたキミカゲが小さく手を振って出迎える。雑に持っていかれたわりには椅子にゆったりと腰掛け、ひざ掛けまでしてくつろいでいた。大切にされているのが伝わってくる。
室内を見回しながらキミカゲのそばまで行く。
「ツンデレなんですかね? オキンさん」
「本人は絶対に認めないけどね。優しい子だよ、あの子は」
歳を取って床に座るのが辛くなってきたキミカゲのために、わざわざ用意してくれた洋室だ。この椅子も、キミカゲの体格に合わせて作られた一点物。座り心地が良すぎて持って帰りたいと言ったら、「伯父貴のために作ったのではない!」と怒鳴っていた。私の体格に合わせて製作しておいてそれは……。可愛い子だよ、まったく。
「適当に座りなさい」
「はーい」
纏めておいた荷物が先に到着して部屋の隅に置かれている。フリーも椅子に座るが、椅子はぎしりともならなかった。全体が包み込まれる。
確かに床座りよりかは、立ち上がる時に楽かもしれない。
「なんか……持って帰りたくなりますね」
「だよねえ」
くすくすと苦笑するキミカゲ。竜と離れたおかげか、ニケが着物から出てきた。
「ふうっ」
ニケは自分の椅子に腰かける。
椅子(フリー)が小さな椅子を指差す。
「ねえねえ。子ども用の椅子があるよ」
(それ……足置き(オットマン)だけどまあいいか)
キミカゲは言いかけたがやめた。
「僕はここがいいんだ」
「はい」
黒い頭を撫でる。撫でる際にどうしても指が犬耳に触れてしまうが、このときニケは特に何も言わない。犬耳はつつかれるのが苦手なようだ。
この座り心地の良い椅子より自分を選んでくれたことに、フリーは椅子に向かって口角を吊り上げる(無機物にドヤ顔する十八歳の図)。
ざあああぁ……。
雨足が強まってきたように思う。リーンはまだ来ないのか。
「先輩が気になるので、ちょっとその辺まで見てきますね?」
景色をぼうっと眺めていたキミカゲは一瞬遅れて反応する。
「ん? ああ、気をつけてね?」
頷き立ち上がろうとして、ニケが膝から下りてくれない。
「お。あの、ニケさん? ちょっと立ちたいんですけど……」
「……」
返事がない。顔を覗き込むとニケはこっくりこっくりと船を漕いでいた。寝顔が天使。ふはははははは。……おっと。可愛いが過ぎて変な笑い声が漏れそうになった。
口を押えるフリーを見て、仕方なさそうにキミカゲが笑う。
「ありゃ。ニケ君、ずっと緊張していたもんね。ホッとしたんだろう」
フリーはニケをそっと抱くと、亀の速度で立ち上がり、ニケをキミカゲの膝に勝手に寝かせる。
「では、行ってきます」
小声でつぶやき、部屋を出て行く。
(そういや退屈が嫌いだったね)
せっかくなので、「ニケが膝の上にいる」という状況を堪能しておこう。
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