それでも舞台は終わらない。

私は気怠げにご飯を食べる、ふりをする。からの茶碗を片手に今日も演技をする。
ここは舞台の上。そして私は『私』という役を演じる。
今はこの長い舞台の最後のクライマックス、『私』が殺されるシーンが始まるところ。
台本通りに舞台は続く。もうすぐ『私』は死ぬ。なのに、死んだはずのキャラクターが出てきて……。
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