現実の世界

チルカワ桜那

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第一章

彼女の真実

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「こ…恋人?」
嘘…。なんで…。
「ああ。あいつの家系は複雑だからな。詳しいことは誰にも分からない。あいつも言わないしな。お前だって幼なじみなんだろ?」
うんと頷いた
「そういうことだ。彼女の家は極秘なんだ」
そうなんだ…。極秘…。
「その恋人は今いない。」
「え?」
「ジンは恋人から引き離された。」
何かあったのか。黙ってしまう。
「ど…どうして。」
震える声で聞いた。

「妊娠…。」
言葉を繰り返す。
「彼女には2人の子供がいる。いや、四つ子だったが2人ある出来事で死んだ。ここ10年で姉2人も亡くなっている。」
「そんな…。」
彼女は知らない間にいろんな出来事が…。
「おまえジンのこと何か聞いてないのか?」
ぴくりと眉を反応させ彼が聞いてくる
「何も聞いてないんだな。」
なるほどと私の反応を見てうなずいた
「彼女のこどもも彼女が隠してるから会えない。誰にも会わしてくれないからな。5年彼女と活動しているが一度もあったこと無い。」
「ならなんでそこまで知ってるの?」
「俺はハッキングも得意だからな。とーぜん!」
彼はニッと笑った。
「とりあえず俺も味方だからな。あんたも行動してる限り狙われる。俺とジン、その他にも交代で護衛する。」
「ありがとうゴザイマス」
ガオはユラが不安そうにしてることに気づいたのか
「いくつかランクがあってゴールドから現場に出られる。俺たちはプラチナライズ、ジンはプラチナスターズな。かなりに優秀で試験も厳しいランク。合格しないと入れない。その中でもジンは特別隊員だな。」
「なんでジンはそんなところに入ったの?」
もう一つの疑問
「ああ、それも言わないとな。言えるところも限られるが…。」
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