ある日、報告書のようなものを見る。報告書の日付は、2020年1月23日

鏡子 (きょうこ)

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A A A の活動

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AA Aの活動


※ Wikipediaより転載

活動開始・目的


「エイズという怖い病気が出てきた。感染すると必ず死んでしまう」「感染者に触れるだけでうつってしまう」[注 1]といった当時流れていた新しい病に対する無知から生じた誤解と偏見をなくし正しい知識を広めることを目的に、1993年に俳優の岸谷五朗・寺脇康文が発起人となり[1]、音楽業界やゲーム業界[2]を中心に、ミュージシャン、俳優、タレント(主に岸谷・寺脇の所属事務所である、アミューズ所属者やその友人)らが集まり無償で出演するコンサートイベントとして開始された[3][4]。以来27年間、AAAは、講演会、フリーマーケット、小学生・中学生・高校生も加わり(学校の文化祭や授業など含む)、「エイズについて考えよう」「エイズをもっと知ろう」「エイズについて出来ることをしよう」と、多岐に渡る活動がなされていた。

2007年以降は三浦春馬が活動に積極的に参加、岸谷五朗や寺脇康文の意思を受けつぎ、2016年以降は正式にメイン(MC含む)として活動した。また、三浦は仕事で多忙な合間をぬって、2014年・2016年・2017年の3回に渡りラオ・フレンズ小児病院へ視察を行った。

なお、AAAのポスターを最初に描いたのは画家のキース・ヘリング(自身もHIVで亡くなった)。この“患者の肩を左手で抱き、右手で握手をする健常者”のイメージはかつてAAAのロゴとして使われていた。

AAAコンサートイベント中盤、毎年恒例となっているAAA報告のコーナーでは、MC(岸谷五郎・寺脇康文・三浦春馬)が、集められたチケット代でどのような活動ができたのかを報告している。収益報告は公式Twitterからも周知されている。収益金は国内外のHIV感染者・患者への支援やエイズ基礎知識の啓発資料の制作費などにあてられ、26年間25ステージのトータルで、2億9224万1690円を寄付[5][6][7]。

活動終了 編集
2018年に、「2020年7月をもって活動を終了する」こと、また、「2020年からは『アクト・アゲインスト・エニシング』(英語: Act Against Anything)という名称で、栄養失調や脳性まひなどといった病気で苦しんでいる子供達への支援などを幅広く行う」ことが発表された[8]。 Act Against AIDSの終了理由として、治療法の進歩により死亡率が激減した事もあってエイズを取り巻く環境は大きく変わり、HIV感染を早期に知り、適切な治療を受ければエイズ発症を防ぐことができるようになり、様々なメディアにおいても海外での動向も含め、エイズに関する正しい情報が発信されるようになり、設立当初の目的である「無知の状態からのエイズ啓発」という意味では、一定の成果をあげることができたという認識のもと、一つの区切りとしての終了であるとしている[3]。

2020年、7月20日付での活動終了が公式サイト上で明記されている。同サイトやFacebook、Twitterも2020年11月30日いっぱいで終了予定[9]。

2020年12月1日に日本武道館で行われる『Act Against Anything VOL.1「THE VARIETY 27」』を皮切りに『アクト・アゲインスト・エニシング』の活動が開始される予定[4][10]。

特記事項 編集
2020年7月18日の三浦春馬の死去を受け、同年9月4日、所属事務所アミューズは「今後の三浦春馬に関するアミューズの全ての利益は、三浦春馬基金(仮称)を2020年内に立ち上げ、本人の遺志を継ぎ、これまで携わってきた「Act Against AIDS(現:ACT AGAINST ANYTHING)」の活動を通してラオフレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てる」と発表した。
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