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しおりを挟む2014/05/26 11:00
マルク・アンドレ・ミゼレ, swissinfo.ch
総額130億フラン(約1兆4786億円)。1999年の発売開始から今年初頭までの抗インフルエンザ薬タミフルの売上高だ。だが製造元であるスイス医薬品大手ロシュがタミフルで手にした正確な利益額はわからない。同社広報担当のニコラ・デュナンさんが説明するように、ロシュは「薬の製造原価や研究開発費を公表していない」からだ。それでも一つ明らかなのは、開発者であるカリフォルニアのギリアド(Gilead)に、現在も売上額の一部が特許料として支払われていることだ。
1996年ロシュは、八角から採れるシキミ酸を化学合成して得られる抗ウイルス性のオセルタミビルリン酸塩の製造販売権をギリアドから取得。まず5千万ドル(約50億6650万円)を払い、さらに売上の14~22%を特許料として支払う契約を結んだ。ところが販売の滑り出しは悪く、両社の関係は悪化した(対立は2005年に決着)。デュナンさんは、背景にある複雑な法的問題に言及することは避けながらも、当初の販売低迷が対立の一因であることを示唆した。
2004~07年の鳥インフルエンザ、2009~10年の豚インフルエンザの世界的流行で、各国政府は世界保健機関(WHO)が必須医薬品リストに載せる「奇跡の治療薬」タミフルの備蓄に躍起になった。やがてこの騒動の裏には陰謀があったのではないかという疑惑が起こり、またロシュやギリアドの利益を増大する目的でパンデミック(世界的大流行)の警告が出されたのではないかと言う人まで現れた。なにしろ最終的には、予測された「大惨事」による死亡者は数百人で、季節性インフルエンザによる死亡者数よりも少なかったからだ。
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