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ある日突然、知らなかった事故や事件に繋がる。

概要

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事件の概要 編集

2009年の集団万引き事件 編集
静岡県立磐田西高校で生徒の万引き疑惑が浮上したのは2009年(平成21年)11月、ある保護者から「息子の友達が、量販店で万引きをしたらしい」との情報が寄せられたことが発端である[5]。該当する当時2年男子に話を聞いたところ万引き行為を認め、そこから同校での万引きの実態が判明していった[5]。

教員が生徒一人一人から聞き取りを始めると「自分も万引きしたことがある」「人がしているのを見た」という証言が相次ぎ男子生徒72人が関与したことが発覚[5][7][8]。10回以上繰り返した生徒は13人いた[5][7][8]盗品と知りながら受け取った生徒が3人おり[9]、盗んだ額は最も多い生徒で3万円にのぼった[9]。

最も万引きが頻発したのは校内のパン売り場であった。昼時になると一斉に生徒が押し寄せたが、業者の店員1人で対応していたので[5]、金を払うことなく、店先のパンをつかんで持ち帰るという手法が横行[5]していた。47人の生徒が"持ち逃げ"を告白したという[5]。パンで味をしめ、校外のコンビニや量販店でパンや菓子、たばこ、文具、CDを万引きをするようになった[5][9][10]。監査委員は校長に、3カ月以内に改善状況を報告するよう求めた[1][11]。

学校の対策 編集
磐田西高は、万引した生徒全員を3日 - 20日の自宅謹慎処分にした[5][10]。同校には「総合ビジネス科」もあり、卒業後に就職、商売する側に立つ生徒も多く[5]、校内パン店を業者ではなく生徒に運営させる[5][8][9]、生徒の日常生活も見直し、あいさつの徹底、清掃の励行など規範意識を高める対策を実行した[10]。同校は生徒を自宅謹慎させ、保護者らに経緯説明と謝罪を行った[8]。副校長は「生徒の規範意識の向上を図りたい」と話している[8]。被害を受けたコンビニなどには謝罪と弁償を行った[11]。

静岡県教育委員会の対策 編集
磐田西高での万引きは組織的な集団万引きだったと同校は県教委学校教育課に報告した[12]。同課は学校側に対応を指示したものの、同校の自主指導に任せた[11]。またこの情報を教育長や教育委員へ伝えなかった[12]。静岡県教育委員会学校教育課には、各学校の生徒指導を担う教諭が集まる会議が生徒の規範意識の向上を検討する場として設けられているが、同校の万引き発覚後にも検討課題に挙げられず、具体的な防止対策は取っていなかった[9]。

2010年の校内窃盗事件 編集
2009年(平成21年)に様々な対策を講じたにも関わらず、2010年(平成22年)7月に磐田西高等学校で、生徒2人が校内で他生徒の財布から7回にわたって総額1万500円を抜き取る不祥事が起きた[5][7][8][10]。1人が見張り役、1人が実行役と役割分担をしていた[9]。







ビックリしました。
大変な世の中ですね。
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