緊急地震対策

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
377 / 652
地震問題から、何故か、山中伸哉教授が発信されるサイトに繋がった。

山中伸哉教授 の記事を紹介 

しおりを挟む



もはや”前例がない”という言い訳は許されない。他国から学ぼう!(4月3日)

イギリス滞在の信頼できる知人から下記の提言を頂きました。新型コ○ナウイルスは、当初は前例のない脅威でした。しかし、私達より先んじて、他国がウイルスとの壮絶な戦いを進めています。もはや、前例がない、と言う言い訳はできません。他国から学ぶべきです。


(以下、知人からの提言)

1  英国政府の見事な対応、それでも感染拡大と死者の増加を防げていない
 英国政府の対応は、もちろん色々な問題はあるものの、全体としてみれば、科学的検知に基づいて政策を立て、経済社会的コストを覚悟して大胆な外出禁止策をとり、影響を緩和するために補償措置を打ち出し,一貫したメッセージを国民に打ち出し続け、国内の医療リソースを大車輪で動員しており,見事だと思います。それでも、外出禁止導入の遅れや、医療体制整備の遅れがあって、感染のオーバーシュートを防げず、4月2日には1日で569人の死者を出しています。感染者数は38000人を超え,死者累計2900人を超えました(いずれも4月3日現在)。英国の対応から何を学べるかについて個人的に気付いたことを山中先生にお伝えしたいと思いパソコンに向かいました。英国の感染状況の推移、検査数、感染者数、死亡者数は、次のサイトで確認できます。
https://www.gov.uk/guidance/coronavirus-cov?d.19-information-for-the-public
https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/f94c3c90da5b4e9f9a0b19484dd4bb14 (こちらは感染情報ダッシュボード,一目で数字やグラフが見られます。)


 2  政府の一貫したメッセージジング「外に出るな、NHSを守れ、そして命を救え」+政策が科学的根拠に基づくという安心感
 英国政府の政策は、感染拡大を抑制し、感染者のピークの山をなだらかにすることで体制強化の時間を稼ぎ、増える重病者の数をできるだけ医療対応能力の範囲に抑えることで死者を減らすというもので、これは日本と変わらないと思います。他方、英国政府は、徹底した外出禁止措置を実施し,この政策を「Stay at home, protect the NHS, and save lives」という分かりやすいパンチのある標語にまとめ、ありとあらゆる政府のメッセージングに使っています。毎日定例の閣僚による記者会見がありますが、記者会見の終わりには、必ずこの標語を閣僚が述べて終わります。一人一人が外出を控えれば,NHSを守ることができ,命を救える,というこのメッセージは国民に極めて効果的に浸透していると思います。


 また、毎日の記者会見には、必ず閣僚(首相、大臣が日替わり)と科学者(政府のChief Scientific Advisorだったり、 NHSの幹部の医師であったり、Chief Medical Officerだったり毎日変わります)が並んで立ち、専門家ができるだけ分かりやすい言葉で政策の科学的裏づけを説明しています。こうした様子を見て、国民は政策が科学的根拠に基づいているという安心感を持つことができ,政府を信じて政府の要請に沿った行動をとるのだと思います。
3  徹底した外出禁止措置とその問題点

(1)措置の概要
 3月23日夜から英国全土で実施された外出禁止措置は、(1)外出が認められるのは、必要最低限の買い物,一日一回の運動,医療上の必要、真に必要な通勤という目的に限られる、(2)生活必需品以外を扱う商店や施設は閉鎖し、3人以上が公共の場で集うことや、結婚式等を含む社会的行事を中止する、(3)ルールに従わなければ,警察は罰金や集会の解散を含む対応を取る、こととなっています。相当徹底していると思いますが、大陸(イタリア、スペイン、フランス)にくらべれは例外が広くで生温いということになります。
 これに加えて、コ○ナ悪化につながりうる既往症がある人、または、年齢70歳以上の脆弱な人に対しては一人ひとりに手紙が送付され、「12週間は家から一歩も出ない」ことが要請されました。生活必需品や薬が必要で家族親族友人の支援を得られない対象者は、政府が食料と医薬品を個別に届けることになりました。


 外出禁止は実施されてから10日になりますが、街はゴーストタウンのようです。店は、食料品を扱うスーパー、薬局、一部の郵便局や銀行程度しか空いていません。これら空いているお店は入場制限をしており、スーパーに行くと入り口前に2メートル間隔の列があります。当然のことながら学校も休校。禁止措置の内容は細かく見れば「何が真に必要な通勤か」の判断基準が曖昧等々の問題はありますが、国民の大半はこれを支持し、従っています。詳細については英国政府の次のウエッブサイトのとおりです。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

不自由の女神

鏡子 (きょうこ)
エッセイ・ノンフィクション
「2019年11月、私は、スパイだと間違えられました。」 から 「スパイダー」に、タイトルを変更しました。 2021.11.23 ↓↓↓↓↓↓ 2023.05.16 タイトルを「不自由の女神」に変えました。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

天涯孤独のアーティスト

あまゆり
エッセイ・ノンフィクション
はじめに… 自分自身の波瀾万丈の人生を書いてます。 こんな生き方も参考にしてください。 学もない私が書いていきますので読みづらい、伝わりづらい表現などあるかもしれませんが広い心でお付き合い頂ければと思います。 平成や令和の方などには逆に新鮮に思えるような昭和な出来事などもありますので不適切な表現があるかもせれませんが楽しんでもらえたらと思います。 両親が幼い頃にいなくなった私 施設に行ったり、非行に走ったり 鑑別所や、少年院に入ったり 音楽を始めたり、住む家がなくフラフラして生きて、いつの間にか会社を経営して結婚して子どもが生まれたり、女装を始めたり こんな生き方でも今生きている自分がいるってことを伝えたいと思います。 過去を振り返ることで今の自分が怠けずに生きられているのか、自分を見つめ直すことができるので頑張って書いていこうと思います。 この物語に出てくる登場人物は本人を除いて一部の人は仮名で表現しております。

実はおっさんの敵女幹部は好きな男と添い遂げられるか?

野田C菜
エッセイ・ノンフィクション
Life is color. Love is too.

真理の扉を開き、真実を知る 

鏡子 (きょうこ)
ミステリー
隠し事は、もう出来ません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

アクシデントで抱き合ってしまった

サドラ
大衆娯楽
僕(高井)はクラスの女子・真白さんに好意を抱いている。そんな彼女と居残りでたまたま教室で二人きりに!そこに大地震が起こり…

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

処理中です...