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その後
そもそも、朝鮮戦争について、あまり知らない。
しおりを挟むかつては朝鮮戦争の「開戦責任」論争があった
韓国と北朝鮮の軍事的な緊張が再び高まるなか、朝鮮戦争開戦から25日でちょうど70年を迎えた。
飯田浩司アナウンサー)いまだに停戦という形ですね。
辛坊)そうなんですよ。朝鮮戦争勃発から丸70年です。1950年6月25日未明、戦車が38度線を越えて北朝鮮から南の韓国になだれ込んできて朝鮮戦争が勃発しました。こうしてラジオで話せるのはここ2~30年くらいの話です。私がテレビ局に入った当時は朝鮮戦争の開戦責任ということに関して日本国内でも論争がありました。ですので、歴史的に「38度線を北朝鮮が突然越えて韓国を侵略してきた」というのが一般的な理解で、ラジオでこれを言ったからといってどこからもクレームは来ませんし、来たとしても相手にしないというレベルで済む。ところがかつては「韓国とアメリカの仕掛けた謀略なのだ」というような話が堂々とまかり通っていました。
飯田)国連の安保理決議でそうなっているはずなのですがね。
辛坊)国内的な思想というのはそういうことに縛られないわけですよ。ラジオでそのようなことを言ったときには「きちんと説明しろ」と言われて突然糾弾されたりすると面倒くさいので「曖昧な話にしておこうか」なんてことがありました。基本的に、「ある日、38度線を越えてきた」。このあたりの歴史の話というのは、この番組のリスナーの皆さんの理知的レベルは高いと思いますから「そんなことまで説明しなくていいじゃないか」と思うかもしれませんが、広いみなさんに聞いていただこうとすると、やはり基礎から話したいということもあります。
「朝鮮戦争って何?」
辛坊)私もこの職業で愕然とすることはあります。いまから20年くらい前に日本とある有名私立大学を優秀な成績で卒業された女性のアナウンサーと生本番中にベトナム戦争の話になりました。しかしなんだか話が噛み合わないのです。「ベトナム戦争ってどこが勝った?」って聞いたら「アメリカ」というのです。「いやいや、そこから説明しないとまずいのか」と思います。そうなると朝鮮戦争というともっとそうした場合が考えられます。「朝鮮戦争って何?」って話なのです。
飯田)なるほど。
辛坊)実は朝鮮戦争というのは日本の戦後にはものすごく大きな影響があって、朝鮮戦争がなかったらもしかすると戦後の復興、日本の経済成長はいまとはまったく異なる形になっていた可能性は大きいのです。1945年に日本は太平洋戦争に負けてボロボロになった。ところが1950年6月25日、70年前に朝鮮戦争が始まったことで朝鮮特需ができる。アメリカ軍の前線基地というのは日本になり、いろいろな軍事物資をはじめ支援物資を国内で大量生産するという、この景気で日本は戦後復興の足掛かりをつかんだといわれています。ですので朝鮮戦争というのは実は朝鮮半島だけのことではなくて日本の戦後の歴史にもものすごく大きな影響を与えています。
かいつまんで言うと朝鮮半島は1910年に日韓併合で日本領になりました。1945年に日本が太平洋戦争に負けたことで独立をしたのですが、この日本が太平洋戦争で負ける8月15日の直前にソ連が満州になだれ込んでくるわけです。なぜなだれ込んできたのかというと、もう太平洋戦争は終わるということを見込してソ連は朝鮮半島全域に影響力を行使したいという思惑でなだれ込んできた。アメリカとしては朝鮮半島全部が共産化するのはいかがなものかということで当然、その後朝鮮半島に米軍を上陸させます。北にソ連、南に米軍ということで話し合いの結果38度線という朝鮮半島の真ん中の部分に線を引いたのです。ここから北には「朝鮮民主主義人民共和国」というソ連の息のかかった共産国で、南側はアメリカの息のかかった「大韓民国」。そうして2つに分けたのですが、そのあとソ連と中国、北朝鮮の金日成は朝鮮半島全部を支配したいという思いはある。アメリカはどこまで本気で守るつもりがあるのかという思惑がある。ところがここでアメリカの国務長官があほな発言をするのです。
※ 「朝鮮戦争って何?」今こそ知るべき基礎知識~辛坊治郎が解説 – ニッポン放送 NEWS ONLINE
https://news.1242.com/article/232000
からの抜粋
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