上 下
392 / 528
ダ・ヴィンチ関連の絵画、お金に纏わる謎

報道は、いつもすり替えられて伝えられる。

しおりを挟む
2009年6月、『ラロックの聖母』が来日していたことを、私は知らなかった。


本物ならば、600億円を下らないと報道された。


サルバトール・ムンディは、最終金額510億円で落札された。



『ラロックの聖母』が、もしも、本物だと認められていたならば、サルバトール・ムンディよりも、更に90億円高い価格になっていたというのだから驚きである。


色々な戦略ミスで、
世に『ラロックの聖母は、レオナルドの真作である』と評価されなかった…。



サルバトール・ムンディの時は、より慎重に、綿密に計画されていた。


ルーブルアブダビの目玉にしたいという想いも重なっていたから、失敗は許されない。


弟子の作品としてしか認められていない、まだ正式に結論を出せていない段階から、早々と修復作業を行っていた。


また、ダ・ヴィンチの作品であることを世間に認めさせる為、様々な科学調査も行っていた。


先にも書いたが、
日本円に換算して、まだ数万円の安い金額のうちから、『サルバトール・ムンディ』は、米画商組合が共同購入した。


将来的に、億単位で、
値が跳ね上がることを予想しての共同購入だったのか?


数万円の価格なら、一人で手にいれても充分な金額だ。


いや、
誰が考えてもそう思うに決まっている。


だから、テレビでは、
いつの間にか、個人購入ということにされていた。


2005年の真実…


実際は、アメリカの小さな田舎町のオークション会場での取り引きだったはずなのに、テレビの報道では、【ある人物が絵も観ずに、ネットオークションで買った】とすり替えられた情報を伝えた。




アイルワースのモナリザの時も同様だ。


絵画シンジケートだった組織は、
いつの間にか、モナリザ財団という名前に、すり替わっていた。


私達は、事実ではなく、すり替えられた情報が伝えられていることを気付いていない。



私達は、騙されることが、当たり前になっているのかもしれない。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

エロ・ファンタジー

フルーツパフェ
大衆娯楽
 物事は上手くいかない。  それは異世界でも同じこと。  夢と好奇心に溢れる異世界の少女達は、恥辱に塗れた現実を味わうことになる。

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

処理中です...