2017.12〜 ★ 死の連鎖の謎 [2023年12月31日完結］

第3章 時代背景(毒薬、宗教改革etc)

4.ボルジア家の人々 ②

   レオナルド・ダ・ヴィンチは、長らくにわたってルドヴィーコ・スフォルツァをパトロンとして活動していていましたが、イル・モーロが没落した後、1502年の8月から8ヶ月ほどの間、建築技術監督兼軍事顧問としてチェーザレの軍と行動を共にしていたそうです。

   前述しましたが、ボルジア家には、毒薬の噂が絶えませんでした…

それだけではありません。様々な不品行もあり、小説には書けないような悪事ばかりが目立ちます。


  しかし、色々と調べていくと、様々な疑問が生じます。


   確かに、ボルジア家は、毒薬を使ったかもしれませんが、他の権力者においても同じこと。……


毒を利用し、最高権力者は、もっと、酷いことをし、その地位を獲得する為、様々な画策をしながら、のし上がってきたように思えてなりません。

  そう、ボルジア家に対し、毒薬等の悪いイメージを持たせることによって、他の悪は、カムフラージュさせている…


そんなふうに思えてならないのです。