2017.12〜 ★ 死の連鎖の謎 [2023年12月31日完結］

第23章 歴史は、繰り返される。

この矛盾に、皆さんは、どう向き合いますか？

吹哨人とは？


告発者（ホイッスルブロワー）という意味である。



2019年12月30日

吹哨人と呼ばれた李氏が、謎の病気のことをS N Sで発信した。

李氏は武漢市公安当局が処罰したと公表している、8人の市民のうちの1人だったとみられる。


李氏が、医師の同僚が参加する
SNS（交流サイト）「微信（ウィーチャット）」のグループに「海鮮市場で7件の重症急性呼吸器症候群（SARS）に似た肺炎が確認された」と書き込んだのは、2019年12月30日のことだった。

武漢市公安当局は李氏の書き込みを見つけ出し、事実でない書き込みであり「治安管理処罰法」に違反しているとして李氏等を処罰した。

◆まとめ◆

李氏を含めた市民8名は、謎の病気を告発し、武漢市公安当局が処罰された。


◎遡って約2年前

2018年１月

在中国米大使館員らは、武漢にあるウィルス研究所を数回視察。

公電には研究内容に関し「コウモリの（N Gワード）が人に感染し、ＳＡＲＳのような病気を引き起こす可能性を強く示唆している」と明記していたという。


◎ウィルスに対する知識

(N Gワード）だけでなく、一般的にウ○○スは自分の力だけでは増殖できないので、ほかの生物に感染し、感染した細胞のなかで、自分の遺伝子のコピーを作って増殖する。

このコピーを誤ると、突然変異が起こって動物からヒトへ感染する機能を獲得したり、攻撃力を増したりする。


◆まとめ◆
　
公電が存在

「コウモリの（N Gワード）が人に感染し、ＳＡＲＳのような病気を引き起こす可能性を強く示唆している」


●英オックスフォード大学出版局が発行する科学誌『ナショナル・サイエンス・レビュー』

掲載された論文

北京大学生命科学学院の研究チームは、武漢市や他の都市の患者103人から採取したウイルスの遺伝子解析を実施。

12月に武漢市で流行が始まってから比較的早い段階で、ウイルスの遺伝子に突然変異が起こり、「L型」と「S型」という2つの型が出現していたことを発見した。

　このうち、S型遺伝子は、ウイルスの宿主であるコウモリから採取されたウイルスとよく似た「先祖タイプ」であるのに対し、「L型」と名づけられた突然変異タイプは、より感染力が強く、体内で増殖する速度が早い「攻撃力があるタイプ」だと分析している。

仕事場が、華南海鮮市場から、直線距離で数百メートルの所にあるという男性の証言


こんな証言もある


 23歳男性

■最初に違和感を覚えたのは2019年の12月24日。

仕事を終えた際、体調が悪いと感じたため、友人と会う約束をキャンセルし帰宅した。
男性はこのときの症状を「めまい、頭痛、それに四肢が少し痛みました」と振り返る。

翌朝出勤しようとしたが、「症状はひどくなっていた。全身の力が抜けるような感じがした」といい、急いで休みを取り地元の病院に向かったという。
この時はまだただの風邪だと考えていたといい、熱も出ていなかった。

熱が出たのは12月27日。

点滴を受けたが体調は良くならず、「力が抜けてほとんど動けなくなった」と振り返っている。

病院で検査したところ、血液検査では異常はなかったというが、肝機能検査で「正常ではない点があった」という男性。
大学に付設されている病院でようやく「肺炎」の診断が下される。このとき、熱は40度を上回ることもあったという。男性は当時を次のように回想する。


事実　①

2019年12月30日李氏と医師の同僚が参加するSNS（交流サイト）に、李氏等が病気を告発、
市民8名は、武漢市公安当局が処罰された。

事実　②

武漢市や他の都市の患者103人から採取したウイルスの遺伝子解析を実施していると論文が存在していたという2019年12月、
市民8名は、事実無根だと処罰。


証言①


2018年１月、在中国米大使館員らは研究所を数回視察。

公電には、ウィルス研究所で実施されていた某研究内容について書かれた事実が存在した。





私が追求したいと思うこと。


◎現実として、103人のウィルス患者に対し、研究が行われていたにも関わらず、

同時期に SNSで告発した8名は、処罰


この矛盾に、皆さんは、どう向き合うか？


◎更に追求せねばならぬこと。


2018年１月

在中国米大使館員らは、武漢にあるウィルス研究所を数回視察。

公電には研究内容に関し「コウモリの（N Gワード）が人に感染し、ＳＡＲＳのような病気を引き起こす可能性を強く示唆している」と明記していたという。