2017.12〜 ★ 死の連鎖の謎 [2023年12月31日完結］

第13章 ダ・ヴィンチの遺言状より、不可解な点を読み解く

1. レオナルド・ダ・ヴィンチの遺言状

【1519年5月2日、ダ・ヴィンチ死す】

遺言状は、自身が亡くなる

その9日前に書かれています。

イースター(復活祭)を前にして、書かれた遺言状、


ダ・ヴィンチは、自分が死ぬことを分かっていて、この遺言状を作成していたということですよね？


蠢く死の連載、

再び整理します。




『レオナルドの遺言状』




※ 引用元

『知られざるレオナルド』




上記遺言人は、 
アンポワーズ聖フロランタン聖堂に葬られ、その遺骸は同聖堂付神父達の手で 
運ばれることを希望する。 


同人はその葬儀に際し、 
60人の貧しき人の手で60本の蝋燭が捧げられ、運ばれることを希望し、同貧者には、この役務によって金銭が施与される・・・。 


同遺言人は、ミラノの城壁外に所有する庭園の・・・半分を、その使用人バッティスタ・デ・ヴィラニスに、 
また同庭園の残り半分を同じく使用人サライに、 
爾後永遠に遺贈する・・・。 


同遺言人は、 
その侍女マトゥリーナに、 
毛皮の裏の付いた黒の上等な布地の外套を贈与する・・・



前記遺言人は、 
ミラノ生まれの貴族、フランチェスコ・ダ・メルツィ氏に、 
遺言人が所有するすべての書籍と、同人の美術および画家としての職業に関する書道具および画家としての職業に関する諸道具および肖像画類を遺贈する。 

 

以上1519年、復活祭に先立つ4月23日に作成












外套(がいとう)

※  私が知らなかったので、調べました。

外套とは？

防寒などのために着る外衣をいう。英語では overcoatという。なお、日本語では「オーバー」または「コート」と略すこともある。 外套には種々の長さがある。

Wikipediaより