🌟真理の扉

第17章 物語を中断

一つの光明

喪失感でいっぱいだった。


有料サイトではなく、無料サイトで起きた悲劇

元々が、無料(0円)課金なしで、やっていた活動だから、こんなことになったら、何処にも訴えていく所がない。


無駄な抵抗と思ったが、
メールで、抗議したり、電話で、知的財産権喪失の
被害を訴えた。


「タダで遊んでいたサイトだろ？」
「知的財産なんて、大袈裟だ」と思われる方もいると思うが、私にとっては、グリーで綴っていた文章の一つ一つが宝物だった。



大切な物を、失うことの辛さを知った。



だけど、数日後
たった一つだけ光明が見えた。

グリーを辞めなければ、見つけられなかったであろう大発見をしたのだ。


確かに、グリーを熱心に頑張っていた頃の私は、
友人との交流に、ほとんどの時間を割いて、
だんだん、フェルメールやダ・ヴィンチの絵画に対する、謎解きや研究が疎かになりつつあった。


本当に仲良くなった友とは、リアルでの関係が続いていたが、サイトのなかだけで仲良くさせて頂いていた友人との交流が途絶えたら、途端に
時間が有り余った。


私は、じっくりと、ダ・ヴィンチ絵画と向き合える時間が作れたのだ。


私は、実感した。

「失うものがあるからこそ、手に入れられるものがある」



「マグダラのマリア」における、発見
モナ・リザとの関連性を知る。



私を、強制退会へと誘った絵は、モナ・リザを解読する為に重要な鍵となる作品だったのだ。