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第14章 天使が教えてくれたこと。神様からのメッセージ
レンブラントさんと私
しおりを挟むレンブラントは、1669年にアムステルダムで亡くなった。
過去世の私の死は1667年だから、亡くなった時期が非常に近い。
「レンブラントさんは、幼くして亡くなった私のことを不憫に感じて気にかけて下さっていたのであろうか?」
これも勝手な想像であるが…
もしかしたら、本当かもしれない… と
思い当たる節がある。
2004年神戸で『絵画芸術』を観た同じ年
私の誕生月でもある9月、私は、地元の市民ギャラリーで、レンブラント作の絵画を観た。
勿論、本物である。
私が住む田舎町に、《バロック絵画の光と影》と題して
「華麗なる17世紀ヨーロッパ絵画展」が開催された。
東欧ポーランドのヨハネパウロ2世美術館所蔵品
その珠玉の作品の数々をすぐ近くのギャラリーにて鑑賞することが出来た。
レンブラント・ベラスケス・ムリーリョといった
世界的に名高い画家達の絵画を、
歩いてたった5分の場所で堪能出来ること…
それもまたよくよく考えてみれば
非常に有り難い話であった。
『絵画芸術』の世界の中を生きていた木靴の少女時代の絵画が、突然タイムスリップをしたように 、現代に生きる私の目の前に現れた。
忘れることは出来ない…この体験もまた、偶然ではなく、きっと必然…
その時の私は、ある絵に心を奪われて20分以上その場から動けなくなった。
ざわざわ~という風が頭の天辺から、足の爪先に降りてきて、懐かしくて懐かしくてたまらないから、暫くこの場所から
離れたくない… そんな感じで、
私は、暫くの間、その場所に立っていた。
うっとりとした感情で
立ちすくんだ。
私が立っていた場所は
レンブラントが描いた絵画の前
『襞襟を着けた女性の肖像』
背景が真っ黒な中
豪華な襞襟を着けた女性が、凛とした存在感で描かれていた。
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