🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第13章 前世探検家

前世探検家 3

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>『悪魔の花嫁』のコミックは1巻から16?巻あります。その16冊の本のどこかに、私が「懐かしい。毎日、毎日していたような」と感じた絵の具作りにそっくりな描写があるはずです。 
>割と人気のあったコミックだったので、古本屋さんか、レンタルコミック店にあるかもしれません。頑張って探してみます。…………………………… 
私は、『悪魔の花嫁』のコミックを探し出そうと思った。中学生くらいの知識で、300年前の絵の具作りの方法など知り得るわけがない。 

もし知っていたとするならば、それは 
前世の記憶以外の何ものでもない。
それは 、過去世の私が、画家の娘だったという重要な証拠になるかも知れないと思った。 


奇しくも、その物語が連載されるようになったのは 1975年は
フェルメールの没後300年の年である。 

私は重要な証拠となるかも知れないと思った、そのコミックを 探し出すことに決めた。



『悪魔の花嫁』を探し出すのに、大変回りくどいことをしてしまった私
(全く…私ってドジなんです) 


古本屋さんへ行き、見つけられず、レンタル屋さんにも、なかったので…「そうだ!発売元の秋田書店に電話をして聞いてみよう」と思った。 

秋田書店の方は、電話の向こうで、こんな話を教えてくれた。「廃盤になっていない本ですから、普通に本屋さんで購入出来ますよ」 

なんだ苦労しなくても、普通に本屋で買えるんだー 
私って、なんて馬鹿なんだろうと思いつつ、地元の書店に電話を掛けることにした。 


地元の書店によると、在庫がありません…との話だったので、取り寄せをしてもらい、後日私は15年ぶりくらいに『悪魔の花嫁』の本を手にすることになった。結構、感激である。 

(これだわ~この本、なんて懐かしい~って感覚です。) 


私はドキドキしながら、絵の具作りの描写を探していた。 

この巻にはなかった。→じゃあ次を探そう。→またまたなかった。諦めないで次を探そう。 
という具合に、絵の具作りの描写を探していた。 
そして…奇跡の瞬間が訪れた! 

やった!! 
ついに、見つかった!! 
300年前の絵の具作りと類似した方法の描写が、期待していた通りに『悪魔の花嫁』(第7巻)に掲載されてあった。 

これも、神様のお仕組みの一つであると… 
私は、神様に祈りを捧げた。 

1975年、フェルメール没後300年の記念すべき年より「プリンセス」で連載が始まった『悪魔の花嫁』 

自分の人生を振り返ってみて…
不思議なこともあるものだと… 
醍醐味を感じずにはいられなかった。 

私の想い… 
天使に導かれていたと思っていた私は、
悪魔にも助けて頂いたんだわ~  と感慨深い思いだった。( ※タイトルに悪魔が入っているから)


確かに、私の魂は、聖なる部分と邪悪なる部分が共存していた。 

人間は 自分の内面にある、邪悪な部分を認めながらも神の前において 、聖なる正しき行いをするべきなのだと、悟りを得た瞬間を、経験した私である。


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