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第12章 クローディアの秘密
クローディアの秘密 3
しおりを挟む私は、図書館で借りた、その本を
隅から隅まで、目を通してみようと思いついた。
モナ・リザの体に似た絵が、
どこかに必ずあるはずだと
私は、確信に近いような感情を抱いていた。
そしてついに
私は、発見した!!
ジョヴァンニ・アントニオ・ボルトラッフィオ(?)が描いたとされる
『リッタの聖母』を
私は発見した。
この絵は下絵だけダ・ヴィンチが描いたとされており、着色を別の画家がした為に、世の中に
あまり知られていない作品である。
カラフルな着色が施されてある、とても温かみのある作品である。
しかも
顔は、モナ・リザと、ちっとも似ていない。
一見『リッタの聖母』と『モナ・リザ』は、何の関連性もない絵のように 判断されてしまうだろう。
しかし… よくよく見ていると 、何かが似ている。
そう…
体だけ似ているのだ。
体型が似ているような気がした。
妙な言い方になってしまうが、バストサイズも同じくらいに見える。
構図も似ている。
細かいところを見れば
爪の形が似ている。
モナ・リザも、リッタの聖母も
四角い爪の形をしている。
リッタの聖母は、深爪しそうなくらいの短い爪が描かれているが、原形は、モナ・リザと同じだと思った。
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