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第4章 生まれてくる前の記憶
魂の課題
しおりを挟む意外だと 思われる方は
多いと思うが、
実は
フェルメール時代の偉大な芸術家の魂の
最も 大きい 魂の課題は、
絵画芸術を極めるということではなかった。
それよりも
重要な
魂の課題があった。
それは
偉大な父となる
ということ。
偉大な芸術家の魂は
芸術家である前に
一人の偉大な父となることを魂の課題とし、
フェルメールは、それを目指し実行していた。
魂の 深い深い
傷があったから…
レオナルド・ダ・ヴィンチ時代
父親を憎んでいた。
父親を嫌っていた。
女性を
自分の所有物のように思い
次から次と
妻を変えた父親
その為に
傷ついたレオナルド
父親のせいで
最愛の母親とも引き裂かれた。
自分を愛してくれた
育ての母親も
亡くなった。
父親を反面教師と思い
偉大な芸術家の魂は 誓っていた。
今度 生まれ変わってくる時は
たった一人の
女性を愛そう。
そして
子供を沢山
もうけよう。
そう思っていたから、
自分のような 寂しい人生を
子供達に歩ませることのないよう
偉大な芸術家の魂は、偉大な父親を目指し
天才を捨てる
覚悟をしたのだ。
そして
前世の続きをすることを
決意した。
それこそが
絵画芸術を極める ということ。
事実 ダ・ヴィンチは
数多く手掛けた
沢山の芸術の中で
絵を描く
ということを最も
愛していた。
前世の続きは
絵画一筋にしようと
心に決めていた。
それだけに…フェルメール時代
目の前の娘が
死に向かう病気に
かかった時 無念だった。
天才を捨ててまで
偉大な父親となることを
選択した自分の魂
しかし死に急ぐ
愛娘に何もしてあげることが出来ない
それが
悔しかった。
だから
偉大な芸術家は
ある 企みをしたのだ。
娘の来世に
サプライズをしょう。
絵の中に
自分の娘の生まれ変わりでしか
解読できない暗号を仕掛けよう。
フェルメールは
計画した。
悲しみを乗り越えて
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