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第2章 フェルメール作品「眠る女」は本当に眠っているのか?
木靴を探して 2
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私が、小さい頃の話だ。
夢に、優しい女の人が現れて、私は両腕をしっかり掴まれて泣かれた。「あなたも、貧乏な画家のところに生まれて苦労したね。」
女の人は続けて、こんな話をした。
「お父さん、立派になって良かったね。」
目覚めた時、私は訳が解らなかった。みかん農家に生まれた私が…不思議な話をされた。
後の人生経験により、その優しい女の人は過去世の母親であったことを悟った。
実は私は、無意識のうちに過去世の母親の名のつく短大を選んでいた。高校生の頃、進路を選ぶ際、諸事情により両親に、県内の短大ということを制限されていた。本当は美術系の大学を受験したかったが、叶わなかったので、私は《懐かしいと思う名前の響き》で短大を選んだ。
後の人生で
私は過去世の母親の名を知ることになる。過去世の母親の名は、カタリーナ・ボルネス
私が選んだ短大は、
聖カタリナ女子短期大学
聖カタリナを英語にするとセント・カタリーナである。
また別の日の小さい頃の夢の話である。私の原点ともいえる天国的な幸せな夢を経験した。私は、椅子に座っている父親の後ろに立ち、洋服(ビロード)の風合いを楽しんでいた。
父親は変わったデザインの洋服を着ていた。縦方向にいくつも隙間が空いていて…その隙間に右手の指を右から左へと、左手の指を左から右へと糸を編み込むように指を入れていた。(子供は、そんな単純なことが妙に楽しい。子育ての経験から、過去世の私の心理がよく解る。)その夢を見た後、私は突然目覚めた。気が付くと父親はいない。私は悲しみに震えていた。
そうだ。どこかに木靴があるはず。木靴を探そう。そう思って私は木靴を探して走りだした。実際に、私は自分の寝ていた部屋から、廊下へと走り出し、玄関へと走り出した。ここはどこ?何故私は、こんな時代にこんな場所に迷子の子猫ちゃんになっているのだろう?私は天井を見上げていた。 さっきまであった豪華なシャンデリアは、四角い形の見慣れた蛍光灯に変わっていた。部屋の様相も、全く変わっている。
すると、天使の声が聞こえてきた。
「貴方は、今日の夢を忘れてはダメよ。大人になって本にする為に大事なことだから…。」
天使にそう言われ、私は小さいながらに夢を覚えておく決意をした。未熟な脳みそだったが、記憶しなければならなかった。
それは…天使のメッセージだったから。天使は神様のお使い。
私が例え小さい子供でも、神様との約束は絶対である。必ず守らなければならないと思った。
夢に、優しい女の人が現れて、私は両腕をしっかり掴まれて泣かれた。「あなたも、貧乏な画家のところに生まれて苦労したね。」
女の人は続けて、こんな話をした。
「お父さん、立派になって良かったね。」
目覚めた時、私は訳が解らなかった。みかん農家に生まれた私が…不思議な話をされた。
後の人生経験により、その優しい女の人は過去世の母親であったことを悟った。
実は私は、無意識のうちに過去世の母親の名のつく短大を選んでいた。高校生の頃、進路を選ぶ際、諸事情により両親に、県内の短大ということを制限されていた。本当は美術系の大学を受験したかったが、叶わなかったので、私は《懐かしいと思う名前の響き》で短大を選んだ。
後の人生で
私は過去世の母親の名を知ることになる。過去世の母親の名は、カタリーナ・ボルネス
私が選んだ短大は、
聖カタリナ女子短期大学
聖カタリナを英語にするとセント・カタリーナである。
また別の日の小さい頃の夢の話である。私の原点ともいえる天国的な幸せな夢を経験した。私は、椅子に座っている父親の後ろに立ち、洋服(ビロード)の風合いを楽しんでいた。
父親は変わったデザインの洋服を着ていた。縦方向にいくつも隙間が空いていて…その隙間に右手の指を右から左へと、左手の指を左から右へと糸を編み込むように指を入れていた。(子供は、そんな単純なことが妙に楽しい。子育ての経験から、過去世の私の心理がよく解る。)その夢を見た後、私は突然目覚めた。気が付くと父親はいない。私は悲しみに震えていた。
そうだ。どこかに木靴があるはず。木靴を探そう。そう思って私は木靴を探して走りだした。実際に、私は自分の寝ていた部屋から、廊下へと走り出し、玄関へと走り出した。ここはどこ?何故私は、こんな時代にこんな場所に迷子の子猫ちゃんになっているのだろう?私は天井を見上げていた。 さっきまであった豪華なシャンデリアは、四角い形の見慣れた蛍光灯に変わっていた。部屋の様相も、全く変わっている。
すると、天使の声が聞こえてきた。
「貴方は、今日の夢を忘れてはダメよ。大人になって本にする為に大事なことだから…。」
天使にそう言われ、私は小さいながらに夢を覚えておく決意をした。未熟な脳みそだったが、記憶しなければならなかった。
それは…天使のメッセージだったから。天使は神様のお使い。
私が例え小さい子供でも、神様との約束は絶対である。必ず守らなければならないと思った。
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