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第181章 鐘が鳴る。古代ギリシャへの誘い。
「ウサギとカメ」の話…今どきの子供の疑問、明治時代の教科書は、ウサギさん目線
しおりを挟むこの話を知ったのは、何年前だったっけ?
読み聞かせの時間「ウサギとカメ」の話を聞いた子供が、質問したという。
「カメさんは、なんで、寝ているウサギさんを起こさなかったの?」
私は、ハッとした。
確かにそうだ。
競争相手が寝ている。
寝ている相手と戦うのは、フェアーじゃない。
ウィキペディアでは、こんなことが記載されている。
「ウサギとカメ」
(イソップ物語)
あらすじ
ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
「ウサギとカメ」(兎と亀)は、足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的にはカメが勝利する話。
イソップ寓話やラ・フォンテーヌが書いた寓話詩にも所収されている。
同じ素材の話がジョーエル・チャンドラー・ハリスの「リーマスじいやの話」にもあるが、内容は大きく異なる。
日本には西欧との貿易が盛んになった室町時代後期以降に流入したとみられ、イソップ寓話を翻訳した伊曽保物語などによって近世以降に知られ始めた。
一般に知られるようになったのは、明治になって教科書に採録されてからである。明治時代の初等科の国語の教科書には「油断大敵」というタイトルで掲載されていた。
※ 転載終わり
明治時代、国語の教科書のタイトルは、「油断大敵」か。
ウサギさん目線で、教訓を得る。
確かに、ウサギさんからしてみれば、悔しい話だ。
普通に走っていれば、余裕で勝てていたものを……。
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