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第172章(最終章) さて、この世の中は、一体どうなっていくのだろう?
まるでネズミ講のようだと思った。
しおりを挟むある事件に対して、ひとつ隠し事を作ったら、それは、
別の殺害事件に繋がる。
警察は、事件を解明しようとは、しない。
ある事件との繋がりが暴かれることを恐れるからだ。
数年後、因果関係がある別の事件が発生した。
関係者の証言も集まり、目撃情報もでて、
いかに真相解明がされようとも、未解決だと認定される。
時に、真実を知っている者は、口封じにあい、死者がでる。
その未解決事件の報復として、新たなる事件が発生する。
こうやって、事件化出来ない事件がどんどん増えていく。
死者は、ネヅミ講みたいに増えていく。
ネズミ講といえば…
今発生している新型コ○ナウィルスも、まるでネズミ講のような拡散の仕方をしていると思う。
支配者たちは、「目には目を」の本当の意味を知らない。
目には目をは、やられたらやり返せではなく、その逆である。
誰かの目を傷つけたら、自分の目が傷つけられることで、罪が贖える。
こうやって、人間社会の営みは、
あべこべの価値観により、いくつもの悲劇が生み出された。
シェークスピアが書いた悲劇は、あまり知らないが、
現実世界で起きた悲劇の歴史が、
“ 事実は小説より奇なり”として、演じ続けられていたことを知る。
悲劇的序曲?
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