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第168章 母神
黒いマリア…大地母神について
しおりを挟むグノーシスは、
全ての道に繋がっているとするならば、
全ての母に繋がっている、
母のなかの母って、誰だろう?
やはり、大地母神に繋がっている気がする。
グリー
「モナ・リザ」の謎解き
コミュニティより、転載
2013年3月28日 10:10
「黒い聖母子像」について
教えて!goo のベストアンサーが素晴らしく良いと思いました。
ある方の質問……
黒い聖母子像
ヨーロッパ各地(フランス、スペイン、ベルギー、ドイツ、ポーランドなど)に多くの「黒い聖母子像」の彫刻、画像が現存しています。
これらは現在も尊崇の対象です。
起源については東方の宗教の影響ないし混淆とする説があるようですが、
1.そもそもいつこのような表現が始まり、何故なのか?
2.意味はなになのか?
3.異端裁判で追求されそうに思われるのに何故現在までいきのこれたのか?
ご存じの方お教え下さい。
これに対する、ベストアンサー
↓↓↓↓↓
そもそものキリスト教には、マリア崇拝の考え方はありませんでした。
(実際には崇拝ではなく、超崇敬ですが)
キリスト教が転がる前のローマ帝国には、豊穣をもたらす大地母神が盛んに崇拝されていました。
マリア信仰は、この大地母神をキリスト教に取り込んだものです。
大地母神には、多くの女神がありました。
ギリシャ神話のガイア、デメテル、アルテミスなど。
ローマ神話のテルス、ダイアナ、セレスなど。
ゲルマン神話のフライヤなど。
メソポタミア神話のイシュタルなど。
そしてローマ帝国内で最も崇められたエジプト神話のイシスなどです。
黒いマリア像は、このエジプト神話のイシスが元になっていると言われています。
黒いマリアとされていたり、褐色のマリアとされていたりします。
黒いマリア像で、最も有名なのが、メキシコのグアダルーペ寺院の褐色のマリア像です。
グアダルーペは、スペインのエストゥレマドーラ地方の村の名前に由来し、そこに褐色のマリア像があり、カトリック両王が、このマリア像に礼拝後グラナダ遠征を行って、グラナダを攻略しイスラム勢力をイベリア半島から一掃できたとされるため、16世紀のスペインで人気が高まり、メキシコにもたらされました。
メキシコでは、インディオの保護者の地位を与えられ、アスティカの大地母神トナンツィンとキリスト教の褐色のマリア信仰が融合されたものです。
ということで、
1.ローマ帝国時代から始まりました。
2.大地母神をキリスト教に取り込んだ時に、ローニ帝国内で最も人気の有ったエジプト神話のイシスを取り込み、キリスト教を広めるために役立ちました。
3.褐色のマリアを問題にした修道会も有りましたが、キリスト教が新大陸で勢力を伸ばしたのは、褐色のマリアのおかげでした。
2020.06.26 記載
「愛ある怒りは、世を変革する」より
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