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第164章 いよいよ新しい世界に向けて
弱肉強食は、人間が勝手に作りあげた概念だった。
しおりを挟むネットは、私に、色々な知恵を授けてくれる。
今日も、こんなことを学んだ。
「弱肉強食とは、大自然の摂理だと人間が勝手に考えた概念である。」
概要
「弱者の犠牲の上に強者が栄えること」
の意の四字熟語。由来は中国の唐の時代の学者、韓愈(かん ゆ)の文「夫獸深居而簡出。懼物之為己害也。猶且不脫焉。弱之肉、強之食。」から。
近代以前の、生物学が発達していない時代の人々は、肉食獣こそが強者であり、それに食われる草食獣はただ捕食されるだけの弱者とみなしていた。
これを人間社会に当てはめ、強者は繁栄し、弱者はそれにすがるか、あるいは強者に利用されるかするだけの存在である、という論理がこの言葉を生み出した。
しかしながら、実際の自然界では肉食獣の捕食は決して容易ではなく、草食獣の増減によって肉食獣の生存は大きく影響されることなど、生態系に純然たるバランスが存在することが生物学研究で明らかになるにつれ、肉食獣が決して強者とは言えないことも明らかになってきた。
そのため、自然界に存在する不文律とは、弱肉強食ではなく「共存共栄」「適者生存」のほうがむしろ適切であり、弱肉強食が成立しやすいのは、強者が弱者を不必要に痛めつけてせっかく保たれているバランスを自ら破壊してしまう、おちゃめな生命体が満ち溢れる人間界であるといえる。
弱肉強食とは (ジャクニクキョウショクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
https://dic.nicovideo.jp/a/弱肉強食 からの転載
◆結論◆
自然界に、弱肉強食は、成立しない。
自然界は、弱肉強食ではなく「共存共栄」「適者生存」のほうがむしろ適切である。
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