🌟真理の扉

第164章 いよいよ新しい世界に向けて

ちょっとした勘違いが、いつの間にか概念になっている。

私は、自分の人生のなかで、勘違いばかりしていた。

ムンクの「叫び」というタイトルの絵は、あまりにも有名だ。

叫んでいる人の絵を、ムンクが描いたとばかり、思っていた。

ある日、何かのテレビ番組を観ていた時、実はそうではなかった事を知る。


「自然の叫びに畏れおののき、耳をふさいいでいる人の様子をムンクは、描いているのだ。」

と、解説者は語った。


叫んでいるのは、描かれている人物ではなく、叫んでいるのは、自然だった。


「目には目を」は、やったらやり返せ的な、仕返しの意味で捉えていたし、モナ・リザは、モナ・リザだと思っていた。


数々の気付きや、目覚めのなかで、
私たちは、ちょっとした勘違いが、いつの間にか概念になっているのだと理解した。



真実に目を向ければ、そこは、逆さまの世界…


コウモリが、逆さまになり、世の中を見ている姿にも重なる。