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第58章 行き場のない、遥かなる想い
美術家の梅原氏に送ったFAX ④
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顎の下に影
2010.3.29 14:58 GREE日記に記載
モナ・リザは、人間の視覚的な錯覚を利用し、不可思議な構図(ポーズ)にも関わらず、あたかも目の前に人物が存在するような…違和感のない構図とし、成り立っています。
なぜなら、自然なポーズに見せかけるトリックを首に仕掛けているからです。
つまり、顎の下に影を入れることで、首の形は、曖昧になり、不自然なポーズが、正常に見えるのです。
モナ・リザをコピーした白黒画像に、白のクレヨンを使って、影を消してみました。
※ GREEの日記には、クレヨンで影を消した画像をアップしました。
比較画像として、ラファエロの『一角獣を抱く貴婦人』の絵を張り付けさせて頂きます。
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