🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

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第51章 そして私は、人生の謎解きを、はじめる

ありのままに メール 58

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7/14     11:34


     I先生おはようございます。今朝は、メールありがとうございました。
   お産は、生命の神秘ですね。加えて、先生が、いらっしゃる病院でお産ができる、妊婦さんは、幸せだと思います。私の友人のT子さんは、先生の本を読まれた後で、「◯◯クリニックでお産がしたかったな~。」と言っていました。

   中原淳一さんの事は、正直なところ(メールを送った後から)、先生に受け入れて頂けるか不安でした。しかし現実として、私は、小学生の頃、母親に「ひまわりの本が見たい。」と言っていました。私の魂は、木靴の少女の魂が、蘇った魂です。とすれば…木靴の少女は、父親の生まれ変わりの人物を必死で、探していたはずです。そう考えると…中原淳一さんしか、思い当たる人はいません。

   私の胎内記憶で、最も重要だったのは、『鳩時計』『ひまわり』『アンネの日記』です。私は、この3点は、自分が小さい頃に、現実として生きていて(聞いて見て)経験したような、リアルな映像で捉えています。

   生まれ変わりの問題に対して、私の考え方は、間違っているかもしれませんが、聞いて下さい。通常、生まれ変わりが許される場合は、前世の罪、穢れが払拭され綺麗に魂が浄化され、記憶は消され、白紙になった状態で、生命の誕生を迎えると思います。しかし、脳の記憶は、白紙でも、魂に染み込んだ記憶が著しく強い場合は、それが、何かの機会で目覚め、人は自分の宿命を知る事となるのではないでしょうか?

  それとは、また別にある人が、ある時代を現実に生きて、亡くなってしまった時に、置き去りにされてしまった、強い霊魂も、そこらあたりに浮游していると思います。例えば、生きている人間が、その場所に存在しているにも関わらず、強い霊魂は、生き霊となって現れるのと、同じ理屈だと思います。

   偉大な芸術家の魂は、人間としては、偉大な父親となるという、魂の課題が達成できたのだと思います。しかし、置き去りにされた、霊魂がまだ救われていません。はっきりと見えるのは、三人の霊魂です。(木靴の少女も含みます。)

    ダ・ヴィンチの、『モナ・リザ』にかけられた500年の呪いをといてほしいという思いの霊魂。【この霊魂は、フランス王室とルーブル美術館が犯した過ちが世に認められ、同時に、ヴァザーリの伝記は、悪意の文章の、間違った誤記である事を証明でれば、救われると思います。】

   そしてフェルメールの、偉大な父親になりたかったのになれなかった無念の霊魂。【フェルメールは、生きている間に、偉大な父親になれなかった事を悔い、娘の生まれ変わりに『モナ・リザ』の解明を託しました。偉大な父親になろうという望みから、自分自身が生まれ変わり解明しようとは思わず、『眠る女』の奥の鏡を塗りつぶし、その後、娘の生まれ変わりにだけ、紐解ける暗号が描かれてある謎の絵画を世に残しました。】

   そして何百年という長い間、間違えてつけられたタイトルを元に戻してほしいと願い続けた、木靴の少女の魂。

   それら置き去りにされている霊魂を私は、救わなければならないのだと思います。

    話は変わって『アンネの日記』は、私の魂の故郷オランダでおきてしまった悲劇が書かれてあります。アンネは、キティと名付けた日記に、自分に襲いかかった悲劇の事実を、記しました。私は、ある事が、思い浮かびました。私のI先生に宛てたメールは、私の魂の日記みたいなものだと…感じております。

   これは、私の欲深い発想なのですが…『クローディアの秘密』と『アンネの日記』をMIXさせたような小説を、島田雅彦さんに書いて頂けたら良いのにな~と、思いました。島田さんは、1999年にオランダの地を訪れ、オランダに行かれた経験がおありです。…すみません。…これはあくまでも、私の愚かな身勝手な発想なので、聞き流して下さい。しかし私は、フェルメールが愛した娘(木靴の少女)を永遠に生き続けさせる為には、小説の形をとるのが一番良いのではないかと考えました。
加えて300年前の記憶など、現実として通用しないと思います。それに無名の私が、世にインパクトを与える本など送り出せるはずもありません。

    本を出す事は、I先生のご協力を頂ければ可能であると思いますが、私の文章は、輪廻転生の事、魂の事、歴史の事、美術の事、あっち飛びこっち飛びで、まとまりのない文章になってしまいそうです。専門家の方が一気に引き受けて下さらないかな~と、身勝手な思いを抱いてしまいました。

   しかし、その後で私が、自分自身の力でしなければならない事もあります。私は、12日間の偉大な芸術家の魂との交信記録を世に公表しなければならないと思います。その事だけは、人任せにしてはいけないと思います。例え、私や私の周りの人が傷つく結果となっても、それは、しないといけないと思います。

   なんだか、まとまりのない文章になってしまい、申し訳ありませんでした。

   いつも、先生のご厚情に感謝いたしております。





2016.10.11   追記


島田雅彦さんに、小説を書いて貰いたいなどと、戯けた身勝手な願望を綴ってしまいました。

今は、そういう思いは、毛頭ありませんので、ご理解下さい。
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