🌟真理の扉

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
上 下
395 / 4,110
第51章 そして私は、人生の謎解きを、はじめる

ありのままに メール 51

しおりを挟む
 

7/6   8:47


     I先生へ

   おはようございます。お忙しい所、恐れ入ります。
    
   先日の先生から頂いたメールにて、私は解釈を取り違えてしまい、申し訳ありませんでした。先生に、「手元にある自動書記の文章は保存しておかれたほうが良いと思います。」とご助言して頂きました。自動書記とは、偉大な芸術家の魂が私に降りてきた時、自然に手が動いて書いた文章ですよね?私は、この文章は、急いで書いたので、物凄く汚い字になっていたので、先生にレポートのような形でまとめ、清書した後で、破棄するつもりでおりました。もう少しで大変な事をする所でした。いかに見苦しい字であっても、『大切な証拠』として保存させて頂きます。

   それから、先生は、「裏付けできるところがあれば、裏付けを提示できるようにしましょう。」と、ご助言下さりました。私は、この言葉を受けて、ある物を探し出さなければならないと思いました。

   私が探し出さなけばならないのは、『悪魔の花嫁』(ディモスの花嫁)というコミックです。あの本には、300年前のオランダ、フェルメールの時代の絵の具作りに酷似した、描写があるはずです。

   『悪魔の花嫁』を携帯のネットで調べてみました。
池田悦子原作、あしべゆうほ作画のホラー・ファンタジー漫画で、秋田書店の月刊誌「プリンセス」で1975年より連載とありました。なんと偶然、1975年は、フェルメールの没後300年の記念すべき年でもありました。私がこのコミックに出会ったのは、中学生くらいだと思います。まず、ホラーっぽい内容に似つかわしくない、絵の描写が綺麗な事に心惹かれました。そして、主人公の女性の名前は、美奈子です。英語読みしたら、ビーナスになります。ビーナスといえば、愛と美の女神様です。私は、『ミロのビーナス』(紀元前2世紀後半、ルーブル美術館蔵)に、とても憧れていました。そして、私が中間世にて声を掛けて頂いたのは、芸術の女神様です。 やはり、『悪魔の花嫁』に魂が引き寄せられたのは、何か意味があったのだと思いました。

   『悪魔の花嫁』のコミックは1巻から12巻あります。その12冊の本のどこかに、私が、「懐かしい。毎日、毎日していたような。」と感じた絵の具作りにそっくりな描写があるはずです。

   割と人気のあったコミックだったので、古本屋さんか、レンタルコミック店にあるかもしれません。頑張って探してみます。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

処理中です...