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第50章 私は、様々な葛藤を抱え、前に進む
ありのままに メール 46
しおりを挟む7/3 15:31
I先生へ
メールありがとうございました。今日、私は、◯◯クリニックのホームページを見ておりました。先生は、『医療費の窓口負担ゼロの会』という素晴らしい会を立ち上げていらっしゃるのですね。私も、先生達が望まれているような世の中になれば良いなと思っております。
先生の講演会のスケジュールも、びっしり詰まっていて、どれほど池川先生が、ご多忙であるかという事に恐れ入りながら、私は、先生にものすごく、ご迷惑をかけてしまったのではないかと、申し訳ない気持ちで一杯になっておりました。そんな時、先生からメールを頂き、私は先生の慈悲深いお心に、ただただ感謝致しております。
お盆は、特に予定はございません。(個人情報を書いている為、一部分カットします。)・・・・、先生のご都合がつけば、是非お越し頂ける事を希望しております。
私は、本音を申し上げれば、時々自分で自分が分からなくなります。過去世に捕らわれ過ぎて、今世の自分の記憶が曖昧であったり、現実を生きる力が、弱かったりしているのです。そんな自分自身の弱点を補う為にも、現実主義の主人のような人と結婚をしなければならなかったのかもしれません。変な話ですが、私は、小学生の時から結婚相手を決められていました。教室の天井の片隅から、「Kちゃんを探しなさい。」とメッセージを受け取っています。「Tちゃんがいるから大丈夫よ。」と言われた日と同じ日です。主人の名前はKです。
私は、主人とメトロポリタン美術館へ行き、フェルメールの『眠る女』の絵画に出会いました。そして同じ年、T子さんという友人と小樽運河を見て、デジャブー体験をしました。小学生の頃に受け取ったメッセージ、二人の名前は、私にとって重要な人物の名前でした。
昨年11月より、我が家は、主人の教育方針によりTVのない生活をしております。突然TVが壊れ、映らなくなり、子供達が、読書、工作、お絵描きなどなど、熱心にするようになり、家族の会話も増えました。主人は、「TVは、我が家には必要ない。」と言いだし、私と子供達は、この文明社会の中で、孤立したような、しかし充実した生活を強いられました。同時に、私は自分に必要のない情報は入らなくなり、自分自身の内面にあった映像や音声に、真剣に向き合う事ができるようになりました。
一期一会の出会いにも意味があるのだと思いました。そして、人生の宿命とされている事は、生まれながらに決まっているのではないか?とも感じるようにもなっています。
私自身は、I先生に出会えた事は、奇跡のように感じています。しかし、見えない世界では、出会う事ができるように、何か大きな力で導かれていたようにも思えます。
先生とお会いできる日を、心よりお待ちしております。
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