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第47章 過去世の記憶の蘇り
ありのままに メール ⑤
しおりを挟む5/18 19:00
I先生こんばんは。昨日は、和歌山の講演会、お疲れ様でした。お忙しい中で、メールにて、私にお優しい言葉を頂戴し、ただただありがたい気持ちで一杯です。
先生に、どうしてもお話せねばならない事があります。私が、幼少期に体験した夢で、歴史的に、重要な内容かもしれないのです。
私は、幼少期に、長い歴史の中で変えられたある事を元に戻して欲しいと、襞襟をつけたオランダ人に訴えられ、懇願されていました。今の時代を生きる私なら、できるかもしれないて思ったのでしょう。それは、メトロポリタン美術館博にある絵画の事です。昨日、霊眼が開け、突然、思いだしてしまいました。明日またメール致します。お時間のある時に、読んで頂けたら幸いです。
まず、主人の事でご心配をかけ申し訳ありませんでした。先日は、主人が機嫌が悪かったのも重なっていたのでしょう。何故か、次の日から、子供に「ママは 昔オランダ人やから、やっぱり面白い事をするなぁ~。」とか言っていました。現世の主人は、前世の主人とは違い、いつかは、私の記憶の事を理解してくれるような気がしています。
主人の事を、少し書かせて下さい。主人は、私より絵画には関心はないものの、新聞や雑誌を見て「この絵、良いと思わんか?」と話しかけられる事があります。ある日主人が、私に良い絵が出ていたので、買って来たと、「芸術新潮」を買ってきました。『ラ・トゥール』という画家の絵が、とても気に入ったようでした。ラ・トゥール(1593~1652)ロレーヌ公国に生まれ17世紀前半に活躍した画家だそうです。私の前々世フェルメール時代(1632~1675)と、国は違っていますが、ほとんど重なる時代でした。芸術新潮の中を開けて読んでみたら、真作は、41点で、フランスのフェルメールと呼ばれているとの内容に驚きました。主人も、300年くらい前に、私と同じ時代を生き、どこかで私と接点があったのでは…と思った事があります。
次に、先生のご質問にお答えします。私の記憶は、霊視とトランス状態、その両方を兼ね備えた記憶です。幼少期に、睡眠時に、一種のトランス状態になっていたようです。夢を見て、起きて、夢の続きを行っている感覚になります。それは、ただの夢ではありません。夢で前世と全く同じ体験をします。起きた後でも数分間はそれを引きずります。夢か現実か判断できない異次元の時間を体験します。夢といっても普通の夢ではありません。前世で確かに経験した事です。その異次元の空白の時間を、例え数分間であっても繰り返し自分自身に体験させられる為、ある程度成長した時に、現実に体験した事か、前世の事なのかの区別がつかなくなるような感覚で記憶となります。前世の事が、あたかも自分が経験した事のように蘇ってくるのです。それゆえ現実としては、見たり聞いたり、触れたりしていない事でも、私の中で『記憶』との認識を得る事になります。もう一つは、やはり『霊視』という言葉が当てはまるのでしょうか?何げない日常生活の中で、私の前世の人と似たような経験をしたり、似たような景色に出会ったり、(前世の)私が使った道具に出会ったりした時などに、ほんの一瞬です。パッと映像になって現れます。
それに加えて、さらに、その両方にも当てはまらない記憶があります。『魂』の記憶です。これは、ちょっとや、そっとでは、揺らぐことはりません。魂に、染みついた『記憶』となります。続きの文章は、明日書かせて頂きます。よろしくお願いします。
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