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第161章 令和元年 大革命
2005年 原子力ルネサンス
しおりを挟むメッセージは、忘れては覚え、覚えては忘れてを繰り返す。
しかし、私は、忘れやしない。
『2005年、原子力ルネサンス』という言葉だけは、決して忘れやしない。
2017年の京都大学 京都大学院 経済学研究科のページのコラムより転載
『30基の建設計画が2基に ~米国・原子力ルネサンスの顛末、原発新設の難しさ~』
2017年10月12日 竹内敬二 エネルギー戦略研究所株式会社 シニアフェロー
約10年前、米国で「原子力ルネサンス」という言葉がうまれ、「原発復活」の機運が世界にひろがった。
米国での新設構想は一時約30基まで積みあがったが、その後、計画の凍結・撤退が相次ぎ、いま建設工事が続いているのは2基だけになった。
あっという間のルネサンスの消滅は、先進国における原発新設の難しさを示している。
今年8月末、米国の電力会社サザン・カンパニーは、ウエスチングハウス (WH) に発注していた原発2基について「建設を続行する」と発表した。ジョージア州で建設中のボーグル3, 4号機である。
この発表に多くの人が胸をなでおろした。7月には、同じWHに原発2基を発注していた電力会社スキャナが、追加工事費の高騰などを理由に、進行中のVCサマー原発2, 3号機の工事中止を決定したばかりだった。
ボーグルの2基が中止になれば、ここ10数年で生まれた計画のうち、実際に建設が進められているのが、「ゼロ」になるところだった。…
※ 後文略
私が大塚国際美術館に行きたいと思った西暦は、
米国で原子力ルネサンスという言葉が生まれ、「原発復活」の機運が世界にひろがった年である。
全ては、繋がっている。
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